「フリードって評判いいはずなのに、なんで“買ってはいけない”って検索されるの?」そう疑問に思った方、実はその裏には購入者のリアルな後悔や不満が隠れています。
SNSでは「燃費がイマイチ」「3列目が狭すぎる」「タワーパーキングに入らない」など、期待とのギャップに驚いた声が続出。
この記事では、フリードを買って後悔した人の口コミや実例をもとに、見落としがちなデメリット10選を徹底解説。購入前に確認すべきポイントをしっかり整理しながら、逆に「こんな人にはおすすめ」という視点も紹介します。
読み終わるころには、フリードがあなたに合う車かどうかがハッキリするはずです。
フリードはなぜ「買ってはいけない」と言われるのか?
出典:ホンダ
ホンダの人気コンパクトミニバン「フリード」は、子育て世代を中心に多くの支持を集めている一方で、「買って後悔した」「買ってはいけない」といった声もインターネット上で目立ちます。その理由は、単にスペックや価格だけで判断すると見落としがちな“実際の使い勝手”にあるようです。
実用性をウリにしているフリードですが、実際に使い始めると「思ったよりも狭い」「燃費が期待外れ」「加速が鈍い」といった声が噴出しており、購入者の中には「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースも少なくありません。とくに、6人乗りや7人乗りのファミリーユースで検討していた人にとっては、室内空間やラゲッジ容量、走行性能の物足りなさがネックになっているようです。
また、価格帯がリーズナブルなことも相まって、「フリード=庶民的で安っぽい」といったイメージを持たれることもあり、人によってはそれが「恥ずかしい」「貧乏くさい」と感じる理由になっています。
そのため、購入を検討している方は、実際に乗ってみた人の口コミや失敗談を知った上で、自分に本当に合った車なのかを見極めることが大切です。
SNSや口コミで噴出する「後悔の声」とは?
「フリード 後悔」「フリード 失敗」などのキーワードでSNSや掲示板を検索すると、驚くほど多くの投稿がヒットします。具体的には、X(旧Twitter)やYahoo!知恵袋などで目立つのは、「思っていたほど燃費が良くない」「3列目の座席が狭すぎて大人が座れない」「加速が悪くて高速道路の合流が怖い」といった声です。
特に、3列シートをフル活用したい家庭では、3列目の快適性の低さや荷物がほとんど積めないことへの不満が多く見受けられます。実際に、「大人2人・子供3人の5人家族だけど、3列目に子供を座らせてもすぐ文句を言われる」「3列目使用時はラゲッジがベビーカー1台でパンパンになる」といったリアルな体験談が投稿されており、購入前の理想と現実のギャップが大きいことがわかります。
また、「価格の割に内装の質感がチープで、友人に“安っぽい車”と言われた」など、外部からの評価によって自信をなくすような体験をしている人もいます。つまり、単なるスペック比較では見えてこない“日常でのリアルな使い心地”が、後悔の原因になっているのです。
実際にあった購入失敗例【実体験ベース】
たとえば、ある30代の男性は、初めてのミニバンとして2020年式のフリードハイブリッドを購入。家族4人で使うにはちょうど良いと思っていたそうですが、実際には想定外の「狭さ」と「非力さ」に悩まされることになります。
「3列目に子供を座らせるとシートが低すぎて酔いやすいと言われるし、荷物も全然乗らない。しかも、高速道路の合流でアクセルを踏み込んでも全然加速しない。今では、せめてステップワゴンにしておけばよかったと後悔しています」と話しています。
また、別の女性は「車高が高すぎてタワーパーキングに入らず、都内で使いにくい」と感じているそうです。さらに、「ハイブリッドなのに燃費が16km/Lしか出ず、期待していた20km/Lには程遠い。通勤や保育園送迎で使うには燃料代がかさむ」と、燃費に対する不満も。
このように、フリードは“カタログスペックでは魅力的”でも、“生活にフィットしない”ことが後悔につながっています。
フリードの主要なデメリット10選
フリードが「買ってはいけない」と言われる背景には、ユーザーが実際に感じた“細かな不満”が積み重なっているという現実があります。以下では、購入者の口コミやレビューで特に多く挙げられたデメリットを10項目に分けて紹介します。
- 想定より燃費が悪い(とくにガソリン車)
- 車体が重く加速が鈍い
- タワーパーキング非対応な車高
- 荷室が狭く、家族旅行に不向き
- 3列目シートが大人には窮屈
- 内装の質感がチープに感じる
- 高速走行時のエンジン音がうるさい
- ハイブリッドシステムが旧型で非効率
- バッテリー寿命が短く、交換費用が高額
- 安全装備がグレードごとに大きく異なる
これらのポイントは、単独では「まあ仕方ない」と思えるかもしれませんが、実際に日々の生活の中で複数重なると、大きなストレスになる可能性があります。
ハイブリッドでも燃費が良くない?
ハイブリッドモデルを選ぶ最大の理由は「燃費の良さ」ですが、フリードに関してはそれが期待外れだという声が目立ちます。カタログ値ではWLTCモードで20.9km/L(HYBRID G ホンダセンシング)とされていますが、実際の街乗りや短距離走行では15~17km/L程度に落ち込むケースが多く報告されています。
実際に、「通勤と子供の送り迎えで1日10km程度しか乗らないけど、燃費は16km/L。思っていたよりも全然良くない」と話すユーザーもいます。また、ガソリン車の場合はさらに燃費が悪く、13~14km/L程度にとどまることも。これでは「ハイブリッドにした意味がない」と感じてしまうのも無理はありません。
車体が重く加速力に不満の声
フリードの車両重量はハイブリッドモデルで約1,420kgと、同クラスのコンパクトミニバンの中ではやや重めです。その影響で、特に多人数乗車時や坂道、高速道路での加速性能に不満を持つユーザーが多く見られます。
「高速道路の合流でアクセルを踏んでも、スピードの乗りが悪くて怖い」「4人乗せた状態だと、踏み込んでも全然進まない」といった口コミも。エンジン自体は1.5Lですが、重量と乗車人数のバランスを考えると、どうしてもパワー不足を感じやすい仕様になっています。
また、CVT(無段変速機)によるラバーバンド感や、加速時のエンジン回転音が高くなる点も不満につながっています。走行性能を求める人にとっては、物足りなさを感じる仕様と言えるでしょう。
高さ制限に注意!タワーパーキング問題
フリードのようなコンパクトミニバンでも、意外と見落とされがちなのが「車高」に関する問題です。実は、フリードの全高はおおよそ1,710mm(グレードによって若干差あり)となっており、都市部に多いタワーパーキングや機械式立体駐車場の高さ制限(1,550mmや1,600mm)を軽くオーバーしてしまいます。
このことから、都心部に住んでいる方や、外出先でよく機械式駐車場を利用する方にとっては、フリードは“使いづらい車”になってしまう可能性があります。特に、マンションの駐車場がタワー型である場合、そもそも駐車できずに「せっかく買ったのに停められない…」というトラブルが発生してしまうケースも。
実際に、「家の駐車場が高さ制限1,580mmの機械式だったため、納車されたフリードが入らず、泣く泣く手放すことになった」という体験談もあります。これは車選びの段階で見逃しがちな落とし穴であり、特にマンション暮らしの方は要注意です。
3列目が狭すぎて実用性ゼロ?
フリードは6人乗り・7人乗りの3列シートを売りにしているモデルですが、実際に3列目を使ってみると、その“狭さ”にガッカリする人が非常に多いです。特に大人が乗ることを想定すると、足元のスペースや座面の低さがネックになり、長時間の移動には正直不向きと感じる声が多数あります。
競合記事でも言及されているように、「子供でさえ長時間座ると不満を言う」「大人が座ると足が全然伸ばせず、姿勢も不自然」という声は非常に多く、実用性という観点ではかなり疑問が残ります。
例えば、あるユーザーは「3列目に座ったまま1時間のドライブをしたら腰が痛くなった」と話しており、さらに「3列目を使うたびに、2列目のシートを前に詰めなければならず、前列の乗員にもストレスがかかる」とのこと。つまり、3列目を使用することで全体の快適性が落ちてしまうという問題があるのです。
これらの点から、3列目を“普段使い”する予定の方には、フリードはあまりおすすめできない車種と言えるでしょう。
荷室容量が少なすぎる問題
3列目シートの狭さに加えて、フリードの「荷室の狭さ」も後悔ポイントとしてよく挙げられています。とくに6人乗り・7人乗りのモデルでは、3列目を使用した状態でラゲッジスペースが極端に少なくなり、家族旅行や週末の買い出しでも「荷物が積めない」という事態に直面しやすいです。
競合記事でも、「旅行時には2列目シートを倒してスペースを確保しなければならず、6人乗りの意味がない」との声が紹介されていました。たとえば、3列目を立てた状態での荷室は奥行きわずか30cm程度で、ベビーカー1台でほぼいっぱいになってしまうこともあります。
加えて、荷室の床も高めに設定されているため、重い荷物を持ち上げて積み込むのが意外と大変です。特に高齢者や小柄な方にとっては、これが使い勝手の悪さにつながっています。
つまり、「たくさん人が乗れて、荷物もたくさん積める」というイメージとは裏腹に、実際には“どちらも中途半端”という印象を持ってしまう方が多いのです。
内装がチープ?質感が気になるユーザー続出
フリードは、価格帯が200万円台からと比較的手頃であるため、コストパフォーマンスに優れていると評価される一方で、「内装のチープさ」に不満を感じているユーザーも少なくありません。
実際、競合記事では「内装の素材や仕上げが安っぽく見える」「ウッドパネルの廃止によって質感が下がった」といった具体的な指摘がされていました。とくに最新モデルでは、インテリアがシンプルになったことで“価格相応”どころか「価格以下」に感じてしまうという声も出ています。
また、液晶メーターのサイズが小さい、アッパーボックスがないなどの装備面での不満もあり、「装備が削られた印象」「グレードによって快適さに差がありすぎる」と感じる方も多いです。
例えば、「展示車を見に行ってがっかりした」という声もあり、カタログやウェブ上の画像ではわかりにくい部分が、実際に触ってみると“プラスチック感”が気になるとのこと。つまり、内装の質感にこだわる方や、見た目の高級感を求める方には、少し物足りなさを感じさせるインテリアであると言えるでしょう。
高速走行時のエンジン音がうるさい
フリードに関する口コミで特に多いのが、「高速道路を走っているとエンジン音が気になる」という声です。これは、特にガソリン車や初期型ハイブリッドモデルに多く見られる問題で、アクセルを強く踏み込んだ際にエンジン回転数が一気に上がることで「唸るような音」が車内に響いてくるのが特徴です。
これはCVT(無段変速機)による「ラバーバンドフィール」と呼ばれる特性が原因のひとつでもあり、加速時にエンジン音だけが先行して大きくなり、実際の加速が追いついてこないような感覚を覚える方もいます。特に5人以上乗車して荷物を積んでいる状態では、エンジンへの負荷が増すため、音がより顕著になります。
また、防音材や車内の遮音性も高級車並とは言えず、速度が上がるほどロードノイズや風切り音と相まって騒がしくなるという声もあります。長距離の移動や高速道路を頻繁に利用するご家庭では、こうした“音のストレス”がじわじわと不満につながってしまう可能性があります。
装備が時代遅れ?新型でも残念な点
「新型フリードなら、装備は最新でしょ?」と思いがちですが、実はそうとは言い切れません。2024年時点での最新モデルでも、装備に関して“残念ポイント”が複数存在します。たとえば、ブラインドスポットインフォメーション(死角検知)やリアクロストラフィックアラート(後方車両接近警告)といった先進安全装備は、全グレードに標準では装備されていないのです。
さらに、「リアクーラー(後部座席用の空調)」に関しても、6人乗り以上の上位グレードにしか搭載されておらず、5人乗りを選ぶと装備されないという仕様になっています。暑い時期に後部座席に子どもや高齢者を乗せる家庭では、この違いは非常に大きなストレスになります。
また、インテリア面でも「液晶メーターが小さい」「運転席側にアッパーボックスがない」といった“装備の物足りなさ”を感じる人も多く、新型とはいえ「装備のバランスが古い」と言わざるを得ない面もあります。価格が上がっている割に、装備が追いついていない点は、購入後に後悔する理由のひとつになりやすいでしょう。
ハイブリッドバッテリー寿命と交換費用の落とし穴
フリードハイブリッドを選ぶ大きな理由の一つは“燃費の良さ”ですが、忘れてはならないのが「バッテリーの寿命」と「交換コスト」です。競合記事でも触れられているように、フリードに搭載されているハイブリッドバッテリーはおおよそ15万km〜20万kmで劣化が進み、交換が必要になる場合があります。
問題はその“交換費用”で、正規ディーラーで新品のバッテリーを交換する場合、費用はおおよそ20万円〜30万円にのぼるケースもあります。中古車で購入する場合は、すでにバッテリーの寿命が近いことも多く、「購入直後に高額な修理費用が発生した」という例もあります。
さらに、短距離運転が多いとバッテリーが十分に充電されず、「すぐにバッテリー上がりを起こす」といったトラブルも報告されています。特に冬場は性能が落ちやすく、寒冷地での使用は注意が必要です。
ハイブリッド車は維持費が安いと考えがちですが、こうした“寿命のあるパーツ”の存在を踏まえた上で、総合的なコストを見積もる必要があります。
安全装備に大きなグレード差
フリードには「Honda SENSING(ホンダ センシング)」という安全運転支援システムが搭載されていますが、すべてのモデル・グレードにおいて“完全装備”されているわけではない点には注意が必要です。たとえば、前述のようにブラインドスポットインフォメーション(BSI)やリアクロストラフィックモニター(RCTA)は、グレードによっては非搭載です。
とくにベースグレードの「G」や「AIR」では、安全装備が最小限にとどまる場合があり、運転支援に慣れている方にとっては物足りなさを感じるかもしれません。また、全車速対応のクルーズコントロールがついていないモデルもあり、長距離運転での快適性や安全性に差が出てしまいます。
結果として、「上位グレードを選ばないと安全性能が中途半端になる」という状況が生まれてしまっており、これは“全体としての安心感”に欠ける要因になっています。価格が手頃だからとベースグレードを選ぶと、後から「こんなに違うなら、最初から上のグレードにすればよかった」と後悔するケースも少なくありません。購入時には、装備内容の差を細かくチェックすることが重要です。
フリード6人乗りの「後悔あるある」
フリードの6人乗り仕様は、2列目がキャプテンシートになっていることで乗り降りしやすく、真ん中をウォークスルーできる点が一つの魅力とされています。ただ、その一方で「買ってみたら後悔した」という声がネット上では数多く見受けられます。
特に問題視されているのが、3列目の使い勝手の悪さと、それに付随する荷室スペースの少なさです。さらに、ファミリーカーとしての利便性や高齢者への配慮という面でも、「本当に6人乗りにする必要があったのか」と疑問を感じてしまうユーザーが続出しているのが現状です。
3列目と荷物スペース、どっちも中途半端
フリードの3列目は「あるだけ」と言われるほど実用性が低いという声が目立ちます。まず、3列目の座面が非常に低く、足元スペースも狭いため、大人が長時間座るのには向いていません。競合記事でも「大人が座るには窮屈」「長時間移動は厳しい」というユーザーの声が紹介されています。
それに加えて、3列目を展開して使用すると、ラゲッジスペースがほとんど使えなくなります。具体的には、ベビーカー1台を積んだだけで荷室が埋まってしまうような奥行きしかなく、「これで本当に6人で旅行に行けるのか?」と感じてしまう状況です。
実際のユーザーからも「荷物を乗せたいなら3列目を畳むしかないが、そうすると5人しか乗れない。じゃあ何のための6人乗りなんだ…」という後悔の声が上がっており、結果的に“どっちつかず”の印象を持たれることが多いです。
子育て世代に不向きな理由とは?
フリードは一見すると子育て世代にぴったりのミニバンのように思えますが、実際には使いにくさを感じている家庭も少なくありません。まず、チャイルドシートを2列目に設置した場合、その前後の余裕が少なく、乗せ降ろしの際に窮屈になるという声が多いです。
特に乳幼児用の後ろ向きチャイルドシートはサイズが大きく、装着すると2列目の足元が狭くなり、さらに3列目へのアクセスがしにくくなるため、「2列目が壁みたいになる」と表現されることもあります。
また、3列目を使いたくても、子供が乗り降りするにはステップが高く、ドアの開閉スペースも狭めなため、親が抱えて乗せる必要があり、その手間が大きなストレスになることも。さらに、フリードは全高が高いため、子供が自分で乗り降りするには体格的に難しい場面もあるようです。
「小さい子どもを2人連れていると、もう毎日が苦行みたい」「育児向きと思って買ったのに真逆だった」といった声もあり、子育てファミリーにとっては慎重な判断が求められる車種だと言えるでしょう。
高齢者の乗り降りに優しくない?
高齢の両親や祖父母をよく乗せる家庭にとっては、乗り降りのしやすさが重要なポイントになりますが、フリードの6人乗り仕様に関しては、この点にも弱点があります。
特に指摘されているのは、2列目シートの座面の低さとドアステップの高さです。一見すると低床に見えるフリードですが、実際にはステップが高めに感じられるようで、「年配の母が乗るたびに足を引っかけそうになる」「乗り込むときに手すりがないと不安そうにしている」というユーザーの声が多数寄せられています。
また、3列目へアクセスするには2列目のシートを前にスライドさせなければならず、その操作もスムーズとは言いづらいため、動作が緩慢な高齢者にとってはハードルが高く感じられるでしょう。
実際に「介護目的でフリードを買ったけど、思っていたより使いにくい」との後悔の口コミもあり、乗降性に優れた車を求める方には、他のミニバンの方が適しているかもしれません。
フリードハイブリッドは本当に壊れやすいのか?
ハイブリッド車と聞くと、「燃費が良くて維持費が安い」といったイメージを持つ方が多いと思います。確かにフリードハイブリッドもそうしたメリットを持ち合わせていますが、その一方で「壊れやすい」「修理代が高い」といったマイナス面の指摘も目立ちます。
特に競合記事では、「バッテリー上がり」「エンジン不調」「CVTの異音」「冬場の性能低下」など、具体的なトラブル事例が数多く紹介されていました。とくに短距離走行が多いユーザーからは、バッテリーが十分に充電されず、頻繁に電圧不足を起こすという報告もあり、日常的な使い方次第では、意外とトラブルのリスクが高い車でもあります。
また、登り坂でのエンジンの不調や、渋滞時の挙動の不自然さなど、「走行時にストレスを感じる場面が多い」という声もあるため、快適性を重視する方にとっては購入前に慎重な判断が必要です。
故障報告が多い部位ランキング
実際のユーザー口コミや整備士の現場から寄せられた情報を元に、フリードハイブリッドで故障や不調が報告されやすい部位をまとめると、以下のようになります。
- ハイブリッドバッテリー
寿命が約15万km前後とされており、劣化が進むと走行性能に影響。交換費用は約20〜30万円と高額で、特に中古車では要注意です。 - CVT(無段変速機)
登り坂や渋滞時に異音がする、加速時に滑るような感覚があるなど、トラブル報告が多く、修理も高額になりがちです。 - エンジン始動系統(スターターやプラグ)
「エンジンがかかりにくい」「突然停止した」という報告もあり、長距離走行や寒冷地での使用には注意が必要です。 - 電装系(エアバッグ、ライト、ナビ)
とくに初期型フリードでは、エアバッグ関連のリコールや、ナビのフリーズなど細かな不具合が発生しやすいという指摘があります。
これらの故障は、必ずしも“すぐ壊れる”というわけではないものの、車検や点検のたびにコストやストレスがかかる要因となります。購入を検討する際は、これらのリスクを事前に理解し、保証やメンテナンス体制をしっかり確認することが大切です。
バッテリー上がりや冬場の弱点も?
フリードハイブリッドに関するユーザーの不満の中で、意外と多く聞かれるのが「バッテリー上がり」と「冬場でのトラブル」です。とくに短距離走行が多い方や、寒冷地に住んでいる方には注意が必要なポイントです。
まず、ハイブリッド車の特性として、エンジンとモーターを効率的に切り替えて走行する仕組みがありますが、短距離移動ばかりだと十分な充電が行われず、バッテリーが弱ってしまうという現象が起こりやすくなります。競合記事にも「短距離運転が多い人は充電不足でバッテリーが上がる」との具体的な指摘がありました。実際、買い物や保育園の送り迎え程度の走行を繰り返す使い方をしていると、ある朝突然「エンジンがかからない」といったトラブルに見舞われる可能性もあるのです。
さらに、冬場になると電池の性能自体が低下しやすくなります。特に北海道や東北地方などの寒冷地では、バッテリーの充電効率が大幅に下がり、日常的に電圧不足を感じるという声も多く上がっています。「エンジンはかかってもアイドリングストップしない」「燃費が急激に落ちる」など、冬場ならではの弱点が露呈する場面も多く、オーナーの中には「冬に不安定になるクルマは怖い」と感じる方もいるようです。
このように、バッテリー関連の問題は走行環境や使用スタイルによって影響が出やすく、特にフリードハイブリッドでは実際の使用状況をしっかり想定してから選ぶことが大切だと言えるでしょう。
「貧乏くさい」「恥ずかしい」と言われる背景とは?
フリードに関して、「貧乏くさい」「乗っていて恥ずかしい」といったネガティブなイメージを持たれることがあるのは事実です。もちろん、これは全ユーザーに当てはまるわけではありませんが、ネット上ではそのような印象を受けて購入をためらう方も多く見られます。
その背景には、価格・見た目・ポジショニングの3点が大きく関わっており、単に性能や使い勝手の問題ではなく、“イメージ”の面でも評価が分かれる車種であることがわかります。以下では、その理由をもう少し具体的に掘り下げていきます。
手頃すぎる価格帯が招くイメージ
フリードの価格帯は、新車で約230万円台からという比較的手の届きやすい設定になっています。これは家計にやさしい大きなメリットではあるものの、一部では「安い=格下の車」という印象を持たれることもあるのが現実です。
競合記事でも、「価格が安い=貧乏くさいと感じる人がいる」という視点が紹介されており、特に周囲に高級ミニバンやSUVを所有している人が多い環境では、その差が際立ってしまうこともあります。例えば、ヴォクシーやステップワゴンと並べて駐車した際、「やっぱりサイズもデザインも一段劣るよね」といった印象を持たれるケースもあるようです。
つまり、フリードは実用性に優れた“合理的な選択”である反面、価格から来る“安物感”がイメージに影響を与えてしまうことがあるのです。
ステップワゴンの廉価版扱いの現実
ホンダのミニバンラインナップにおいて、フリードは「小さいステップワゴン」というポジションに置かれがちです。これが一部ユーザーには「ステップワゴンを買えない人が選ぶクルマ」といった、いわば“廉価版扱い”というネガティブな印象を与える原因となっています。
実際、競合記事でも「ステップワゴンは高くて手が出ないから、仕方なくフリードにした」といった購入理由が語られており、そうした背景から「妥協して選んだ車」というレッテルを貼られてしまうこともあるようです。
特に車好きの間では、「ミニバンならせめてステップワゴン以上」という固定観念が強く、それに満たないモデルには無意識にネガティブな評価が向けられてしまう傾向があります。もちろん実用面ではフリードにも優れた点は多いのですが、“見られ方”を気にする方には少し気になるポイントかもしれません。
デザイン面の賛否両論
フリードのエクステリアデザインは、発売当初から「優等生っぽい」「地味すぎる」「個性がない」といった評価が多く、一方で「シンプルで飽きが来ない」「無難で街に溶け込む」といった肯定的な意見もあります。つまり、“良くも悪くも普通”というのが多くの人の正直な感想なのです。
競合記事では、「無理やり3列に詰め込んだような寸詰まりの印象」「小さなボディで頑張っている感が出てしまう」といったやや厳しめの見方も紹介されており、特に車に強いこだわりを持つ人からは、「フリードはちょっと…」と思われてしまうこともあるようです。
また、近年のトレンドである「押し出し感のあるフロントマスク」「力強いボディライン」といったデザインに比べると、どうしてもインパクトに欠けるのは否めません。そのため、外観重視でクルマを選ぶ方には、やや物足りなさを感じるデザインかもしれません。
このように、フリードは合理的で堅実なクルマである一方で、デザインやイメージという面では「地味」「格下」「妥協感」といった否定的な評価を受けやすい傾向があるのです。購入を検討する際は、性能面だけでなく、こうした“人からどう見られるか”という視点も意識する必要があります。
フリードに向いていない人の特徴
ホンダ・フリードは「ちょうどいい」サイズ感と実用性で人気のあるミニバンですが、すべての人にフィットするわけではありません。実際に購入した人の声や競合記事の内容をもとにすると、「思っていたのと違った」と後悔しているユーザーには、ある共通点が見えてきます。
この章では、フリードを検討している方が「自分に合っているかどうか」を判断するためのヒントとして、向いていない人の特徴をわかりやすく解説していきます。
走りや快適性を求めるならNG
走行性能にこだわる方には、フリードはやや物足りない選択肢かもしれません。まず、車体重量がハイブリッドモデルで約1,420kgとやや重く、1.5Lエンジンとの組み合わせでは加速力に乏しいとの指摘が多くあります。特に高速道路や坂道では「踏んでも加速しない」「エンジンが唸るだけ」といった不満の声が目立ちます。
加えて、CVT特有のラバーバンドフィールがあり、スムーズな加速感を重視する方には違和感を覚える場合もあるでしょう。さらにロードノイズやエンジン音の遮音性についても、「長距離運転すると耳に残る感じがする」といった声が競合記事でも紹介されており、快適なドライブを求める方には正直向いていません。
デザインや見た目にこだわる人は要注意
フリードは、デザイン性よりも実用性を重視した車であるため、「見た目が好みじゃない」という理由で候補から外す方も少なくありません。実際に競合記事でも、「地味」「無難すぎる」「小さなボディに無理やり3列詰め込んだように見える」といった声が紹介されていました。
とくに、最近のSUVやハイブリッドセダンに多い“押し出し感のあるデザイン”を好む方には、フリードの外観は少し物足りなく映るかもしれません。また、内装に関しても「質感が安っぽい」「ウッドパネルが廃止されてガッカリ」といった口コミもあり、デザイン性に対する満足度は人によって大きく差が出る車種です。
見た目のスタイリッシュさや高級感を求める方には、他の選択肢を検討したほうが満足度が高くなる可能性があります。
家族構成やライフスタイルに合っているか?
フリードはファミリーカーとして人気が高いですが、すべての家族構成にマッチするわけではありません。たとえば、3列目のシートは大人が長時間座るにはかなり窮屈で、さらに3列目を展開すると荷室スペースがほぼゼロになってしまいます。
競合記事でも、「6人乗れるが、荷物は積めない」「子供が2人以上いると、3列目も荷室も足りない」といった声があり、家族旅行やアウトドアを頻繁に行う家庭には不向きとされています。
また、祖父母を乗せる機会が多い家庭では、乗り降りのしにくさがネックになる場合も。「ステップが高く、足が引っかかりやすい」「座面が低くて高齢者には辛い」といった評価もあり、ライフスタイルに応じた検討が必要です。
フリードを買ってもいい人・場面とは?
一方で、フリードがぴったりフィットする方も多く存在します。競合記事にも「買ってよかった」と感じているユーザーの声が多数紹介されており、一定の条件さえ合えば非常に満足度の高いクルマとなることがわかります。
特に、街中での取り回しの良さを重視する方や、日常使いで短距離移動がメインの方には好評です。スライドドアやコンパクトボディ、適度な車高は、狭い道やスーパーの駐車場でも扱いやすく、子育て世帯や高齢の同居家族がいない家庭ではメリットが際立ちます。
さらに、燃費に関しても、極端な期待をしなければハイブリッドモデルで15〜17km/Lと十分合格ライン。とくに通勤や買い物など、日常の足としての役割を期待するなら、価格と機能のバランスに優れた選択肢といえるでしょう。
実は「満足している人」の声も多数
フリードに対する不満の声が目立つ一方で、「買ってよかった」「便利で助かっている」といったポジティブな声も多数あります。競合記事でも、「後部座席のアイポイントが高く、視界が良好」「シートの硬さがちょうどよくて長距離でも疲れにくい」といった満足ポイントが紹介されています。
また、子ども用自転車が積めたり、オートステップを装着すれば乗降がぐっと楽になったりと、日常の“ちょっとした使い勝手”の良さに助けられている方も多いです。
結論として、フリードは“全方位に完璧”な車ではありませんが、“自分に必要な機能が明確な人”には非常に頼れる相棒になる一台です。デザインや走行性能ではなく、「使いやすさ」「手頃さ」「安心感」に重きを置く人には、十分に“買い”の選択肢となるでしょう。
中古ならコスパ最強な理由とは?
新車で購入すると装備やグレードの選び方次第で価格が300万円近くに達するフリードですが、中古市場では非常にコストパフォーマンスの高い一台として評価されています。競合記事でも「中古なら価格も抑えられてバランスがいい」と紹介されており、予算に制限がある方にとっては大きなメリットです。
たとえば、5年落ち・走行距離5〜7万km程度のフリードハイブリッドなら、150万円前後で手に入るケースが多く、家計にやさしい価格帯となっています。特にホンダ車は耐久性に定評があり、エンジンや基本構造がしっかりしているため、しっかりメンテナンスされていれば10年・20万km以上の使用も現実的です。
また、デビューから年月が経っているため、新型に比べて装備にやや古さはあるものの、実用性重視の方であれば問題になりません。むしろ、最新モデルで削られた装備(ウッドパネルや収納スペースなど)が残っている年式もあり、「装備面ではむしろ中古の方がいい」と感じる方もいるほどです。
さらに、中古であれば「ハイブリッドではなくガソリン車を選んで、後々のバッテリー交換リスクを避ける」といった選択肢も取りやすくなります。新車価格では選べなかった上級グレードも手の届く範囲になってくるため、「フリード=高くて中途半端」という印象を持っていた方でも、再検討の価値は十分にあります。
結論|フリードは本当に買ってはいけないのか?
ここまで紹介してきたように、ホンダ・フリードには数多くの弱点や後悔の声があるのは事実です。特に「燃費が思ったより良くない」「3列目が狭くて荷室も足りない」「安全装備にグレード差が大きい」「エンジン音がうるさい」など、ファミリーカーとしての基本性能に期待していた方ほど失望してしまうケースが多くあります。
一方で、「運転しやすいサイズ」「日常使いに最適」「スライドドアが便利」など、都市部での取り回しや買い物・通勤といったシーンでは、非常に高く評価されているのも事実です。つまり、使う人と目的次第で、評価がガラリと変わる“選ぶ人を選ぶ車”だと言えるでしょう。
「何でもできそうなミニバン」として期待しすぎると、フリードの実力にギャップを感じてしまうかもしれません。しかし、自分の生活スタイルに合っていれば、これほど実用的なミニバンもそう多くはありません。新車で買うなら細かいグレード差や装備内容を徹底的にチェックし、中古なら割り切って“実用重視”で選ぶと、非常に満足度の高い買い物になります。
購入前に絶対確認したいポイントまとめ
フリード購入を検討する前に、必ずチェックしておきたいポイントをまとめました。これらを押さえておけば、「思っていたのと違う…」という後悔を避けられます。
- 3列目の狭さと荷室の関係:3列目を使うと荷室が激減するので、6人以上での旅行には不向きです。
- タワーパーキングの高さ制限:全高が約1,710mmあるため、1,550〜1,600mm制限の駐車場には入れません。
- 安全装備はグレード次第:ブラインドスポットやリアクーラーなどは上位グレードのみ。必要装備の有無を確認しましょう。
- ハイブリッドバッテリーの寿命と費用:15万km前後で寿命が来ることが多く、交換費用は20〜30万円と高額。
- 高速走行時のエンジン音:CVT特有の“うなり音”が気になる方には不向き。
- 中古車の選択肢が豊富:中古なら予算内で上位グレードも視野に入るため、装備も充実させやすいです。
他のおすすめミニバン3選も紹介
「フリードが合わないかも…」と感じた方のために、代替候補としておすすめのミニバンを3車種ご紹介します。それぞれ特徴が異なるので、ライフスタイルに合わせて検討してみてください。
トヨタ シエンタ(新型)
フリードとよく比較されるライバル車。3列目のシートや荷室容量に関してはフリードと同様にコンパクトながらも、デザイン性や安全装備の充実度ではフリードを上回る点も多く、都市部ファミリーに人気。
トヨタ ノア/ヴォクシー
価格帯は少し上がりますが、3列目でも大人がしっかり座れるスペースがあり、荷室容量も十分。子育て中のファミリーや、祖父母と一緒に出かける機会が多い家庭には理想的。
ホンダ ステップワゴン
ホンダ車でまとめたい方におすすめ。フリードの上位互換的な存在で、広さ・走り・快適性すべてにおいてワンランク上。価格は上がりますが、満足感も比例して高くなる傾向です。
フリードが合うかどうかを判断する際には、これらの車種も同時に試乗・比較してみることで、自分に本当に合った一台を見つけやすくなります。価格やスペックだけでなく、“生活にどう馴染むか”という視点で選ぶのが、ミニバン選びの成功ポイントです。
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