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エクストレイルT31欠点|購入前に知るべき8つの注意点

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エクストレイルT31に興味があるけれど、「欠点が気になる」「本当に大丈夫なの?」と不安を感じていませんか?人気SUVとして高く評価される一方で、実は見過ごせない弱点も存在します。

本記事では、エクストレイルT31の基本スペックから、堅牢性と引き換えに生じる燃費の問題、グレードごとの違い、そして中古購入時に注意すべきポイントまで、わかりやすく丁寧に解説します。

また、実際のオーナーから寄せられたリアルな評価も紹介し、購入前に押さえるべきポイントをしっかりお届けします。この記事を読むことで、エクストレイルT31があなたにとって最適な一台かどうかを見極めることができるでしょう。

  1. エクストレイルT31とは?基本スペックと概要
    1. 市場投入時期とモデルの特徴(2007年~2014年)
    2. 1-2. 人気の理由:堅牢性と実用性
  2. エクストレイルT31の頑丈さとその裏に潜む欠点
    1. 高強度鋼フレームと安全性
    2. 頑丈な分、車重増加で燃費に悪影響(平均燃費:10km/L前後)
  3. エクストレイルT31の乗り心地と快適性
    1. ソフトサスペンションが生む快適性
    2. 柔らかすぎるサスによる高速走行時の不安定さ
  4. エクストレイルT31の前期型と後期型の違い
    1. 後期型で改善されたLEDヘッドライト
    2. 内装質感とインフォテイメントシステムの進化
  5. グレード別の装備と価格差に注意
    1. ベースグレードと上位グレードの差(例:革シート・ナビ有無)
    2. グレード選びで失敗しないために
  6. エクストレイルT31の主な欠点まとめ
    1. CVT故障リスク(負荷とメンテ不足が原因)
    2. オルタネーター・エアコンコンプレッサーの故障頻度
    3. ディーゼルモデル特有のトラブル(燃料噴射系やターボの故障)
  7. エクストレイルディーゼルの大量リコール問題
    1. 排ガス基準違反とNOx問題の背景
    2. リコール対象になったモデル例
  8. 中古市場におけるT31エクストレイルの位置付け
    1. 人気継続の理由と値落ちの緩さ
    2. 中古購入時に注意すべきポイント
  9. 実際のユーザーレビューから見るリアルな満足度
    1. 高評価ポイント:耐久性・積載力
    2. 低評価ポイント:燃費とCVTの不安
  10. 【まとめ】エクストレイルT31はどんな人に向いているか?

エクストレイルT31とは?基本スペックと概要

エクストレイルT31欠点|購入前に知るべき8つの注意点

出典:NISSAN

市場投入時期とモデルの特徴(2007年~2014年)

エクストレイルT31は、2007年から2014年まで販売されていた日産の人気SUVモデルです。初代T30型の後継として登場し、アウトドアを楽しむユーザー層を中心に大きな支持を集めました。T31型は、初代に比べてさらにボディ剛性が高められ、より本格的なオフロード走行にも耐えられる設計がなされていたのが特徴です。

外観はスクエアで力強いデザインを持ち、サイズ感も日本の道路事情に適したバランスに仕上がっています。特に後期モデルでは、ヘッドライトがHIDからLEDに変更されるなど、デザインと機能性の両面で進化を遂げました。内装面では、シートアレンジの自由度が高く、荷室スペースの広さも相まって、アウトドアやファミリー用途に非常に重宝されるモデルとなっています。

駆動方式は2WDと4WDが選べ、エンジンは2.0Lガソリン(MR20DE)や2.5Lガソリン(QR25DE)、さらにはディーゼルエンジン(M9R型)もラインナップされました。トランスミッションはCVTが主流ですが、グレードによっては6速マニュアル仕様も存在していたため、ユーザーの幅広いニーズに対応していました。

1-2. 人気の理由:堅牢性と実用性

エクストレイルT31がここまで高い人気を集めた最大の理由は、その「堅牢性」と「実用性」の高さにあります。特にフレーム部分には高強度鋼が多用されており、オフロードや悪路走行にも耐えうる強固な車体構造が魅力です。日常使いだけでなく、キャンプや釣り、スキーといったアウトドアシーンでも大活躍することができる頼もしさを持っています。

さらに、室内の使い勝手にも優れていました。撥水加工シートやラゲッジスペースの防水仕様など、アウトドア派にはたまらない装備が標準で備わっていたため、多少汚れても気にせず使える「実用車」としての価値が非常に高かったのです。また、豊富な収納スペースとシンプルな操作系統も、多くのユーザーから高評価を受けていました。

このように、エクストレイルT31は「走破性」と「日常使いの便利さ」を高い次元で両立していたため、ファミリー層からアウトドア愛好家まで幅広い支持を得ることができたのです。

エクストレイルT31の頑丈さとその裏に潜む欠点

エクストレイルT31欠点|購入前に知るべき8つの注意点

出典:NISSAN

高強度鋼フレームと安全性

エクストレイルT31は、ボディ構造に高強度鋼を多用することで、抜群の耐久性と安全性を実現しています。フレーム剛性が高いため、万が一の衝突時にも衝撃エネルギーを効果的に分散し、乗員を守る設計が施されていました。実際、JNCAP(自動車アセスメント)でも高評価を獲得しており、安全性を重視するユーザーからの信頼も厚かったモデルです。

サスペンションにはマルチリンク式リアサスペンションが採用されており、オフロード走行時の安定性や、オンロードでの快適性にも配慮されています。例えば、キャンプ場までの悪路走行でも大きなストレスを感じさせず、乗員に安心感を与えてくれる設計となっていました。これにより、家族でのレジャー利用にもぴったりな一台だったといえます。

しかしながら、この堅牢さを追求したことによる副作用も存在しました。

頑丈な分、車重増加で燃費に悪影響(平均燃費:10km/L前後)

エクストレイルT31は頑丈さを優先した結果、車両重量が1,500kg〜1,700kgと、同クラスのSUVの中でも比較的重い部類に入ります。この車重の重さが、燃費性能にネガティブな影響を及ぼしているのです。

実際、競合モデルと比較すると燃費性能はやや劣る傾向があり、カタログ燃費ではおおむね10km/L前後という数値が目安とされていました。実走行においては、市街地走行で8〜9km/L程度にとどまるケースも多く、燃費重視のユーザーにとっては悩ましいポイントだったといえるでしょう。

特に、ディーゼルモデルでは燃費面で一定の改善が見られるものの、ガソリンモデルに関しては車重増加による燃費悪化が避けられず、経済性を重視するユーザーにとっては購入を躊躇させる要因となりました。また、重量の影響はブレーキ性能にも多少の影響を与えており、フル積載時や長距離走行時には慎重な運転が求められる場面もあります。

このように、エクストレイルT31はその頑丈さと引き換えに、燃費性能や走行コストの面では一定のデメリットを抱えていることを理解しておく必要があります。購入を検討する際には、「堅牢性と安心感を取るか、燃費性能を取るか」という視点で、自分の使い方に合った選択をすることが重要です。

エクストレイルT31の乗り心地と快適性

エクストレイルT31欠点|購入前に知るべき8つの注意点

出典:NISSAN

ソフトサスペンションが生む快適性

エクストレイルT31の乗り心地は、多くのオーナーから高く評価されています。その理由のひとつが、しなやかに設計されたサスペンションシステムにあります。特に、リアにマルチリンク式サスペンションを採用していることで、舗装路から未舗装路まで幅広い路面状況に対応し、路面の凹凸をしっかりと吸収してくれるのです。

例えば、都市部の段差や舗装の荒れた道を走行しても、ショックが直接車内に伝わることが少なく、乗員へのストレスを大幅に軽減してくれます。さらに、キャビン内の遮音性も高められており、ロードノイズやエンジン音の侵入が最小限に抑えられているため、長時間のドライブでも快適な空間を保つことができます。

座席に関しても、クッション性がよく、長距離運転時の疲労軽減に一役買っています。特に運転席・助手席ともにホールド感がしっかりしているため、体への負担が少なく、家族旅行やアウトドアレジャーにも安心して使用できる車として高い評価を受けているのです。

柔らかすぎるサスによる高速走行時の不安定さ

しかし、エクストレイルT31のソフトなサスペンションは、逆に弱点にもなり得ます。特に高速道路を利用する際には、サスペンションの柔らかさが仇となり、車体が上下左右に揺すられる感覚を受けやすくなるのです。

たとえば、時速100kmを超えるスピード域においては、車体のロール(横揺れ)やピッチング(前後揺れ)が大きくなり、直進安定性に不安を感じる場面も出てきます。また、急なレーンチェンジやコーナリング時には、ボディが大きく傾きやすく、スポーティな走行感を期待している方には少々物足りなさを感じさせるかもしれません。

このため、アウトドアや街乗りを重視するユーザーには最適ですが、高速域での安定感やスポーティな走りを求める方には、乗り心地に若干の不満が出る可能性もあります。エクストレイルT31を検討する際は、この快適性と安定性のバランスについてしっかりと理解しておくことが重要です。

エクストレイルT31の前期型と後期型の違い

エクストレイルT31欠点|購入前に知るべき8つの注意点

出典:NISSAN

後期型で改善されたLEDヘッドライト

エクストレイルT31は、2007年の登場以来、細かな改良を重ねながら販売が続けられましたが、特に2009年以降に登場した後期型では、いくつか目に見える大きな変化が施されています。そのひとつが、ヘッドライトのデザインと性能です。

前期型では、標準でハロゲンライト、上位グレードでHIDライトが採用されていましたが、後期型ではデザインを一新し、LEDポジションランプが取り入れられるようになりました。これにより、見た目がぐっと現代的でシャープになっただけでなく、夜間走行時の被視認性も向上しました。特に悪天候時や長時間運転において、視界の確保は安全運転に直結するため、この改良は非常に大きなメリットといえるでしょう。

また、フロントグリルやリアコンビランプのデザインも刷新され、全体的により洗練された印象となっているため、見た目重視で選びたい方には後期型がおすすめです。

内装質感とインフォテイメントシステムの進化

内装面でも、エクストレイルT31後期型では大幅な改良が施されました。前期型のインテリアは、実用性重視でやや無骨な印象がありましたが、後期型ではダッシュボードのデザインや素材感が見直され、質感が格段に向上しています。たとえば、ピアノブラック調のパネルが一部に採用され、見た目の高級感が増した点が大きな特徴です。

さらに、後期型では新型インフォテイメントシステムが導入され、タッチパネル操作に対応したナビゲーションシステムが選べるようになりました。Bluetooth接続やUSBポートなども標準装備されるグレードが増えたため、スマホとの連携が格段にしやすくなり、現代のドライブシーンにマッチする機能性を備えています。

このように、外観・内装ともに進化を遂げた後期型は、より快適で満足度の高いカーライフを求めるユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となっています。購入を検討する際には、前期型との違いをしっかり押さえて、自分に最適な仕様を選ぶことが大切です。

グレード別の装備と価格差に注意

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出典:NISSAN

ベースグレードと上位グレードの差(例:革シート・ナビ有無)

エクストレイルT31は、非常に多彩なグレード展開がされていたモデルであり、それぞれ装備内容に大きな差がある点に注意が必要です。たとえば、ベースグレードにあたる「20S」や「25S」は、実用性重視の仕様となっており、シートはファブリック素材、ナビゲーションシステムもオプション扱いが基本でした。さらに、アルミホイールが装備されていないモデルもあり、外観上の高級感はあまり期待できません。

一方、上位グレードの「20X」「25X」や特別仕様車である「エクストリーマーX」などでは、レザーシート(革シート)が選べたり、高性能な純正ナビゲーションやプレミアムオーディオシステムが標準装備されていたりと、装備面で大きな違いが見られます。また、インテリジェントキーやオートエアコン、ルーフレールといった快適装備も、上位モデルでは標準になっているケースが多いです。

価格差に関しては、同じ年式でも装備内容に応じて数十万円単位の違いが出ることが一般的です。そのため、単純に「エクストレイルT31だからどれでも同じ」という認識で中古車を探してしまうと、後から「思っていたより装備が少ない」と後悔するリスクがあるため、グレードごとの装備内容をしっかりチェックすることが非常に重要です。

グレード選びで失敗しないために

エクストレイルT31を選ぶ際に失敗しないためには、まず自分の使用目的を明確にすることが第一です。たとえば、「アウトドア中心でラフに使いたい」「ファミリーカーとして快適性を重視したい」といったニーズによって、適したグレードは大きく異なります。

ラフに使いたいなら、価格が抑えられ、必要最低限の装備が揃ったベースグレードでも十分ですが、家族で長距離ドライブを快適に楽しみたいのであれば、革シートや高性能ナビを装備した上位グレードを選んだ方が満足度は高くなります。特にエクストリーマーXは、専用エクステリアや高機能パーツが追加されており、他グレードと比較しても満足感が高いモデルとなっています。

また、後からナビやシートなどを後付けしようとすると、結果的にコストが高くつくケースも多いので、最初から自分に必要な装備が揃った車両を選んでおくのが賢明です。中古車市場ではグレードの違いが価格に如実に反映されているため、少し予算を上乗せしてでも装備が充実したモデルを選ぶほうが、長い目で見てコスパが良い選択になるでしょう。

エクストレイルT31の主な欠点まとめ

エクストレイルT31欠点|購入前に知るべき8つの注意点

出典:NISSAN

CVT故障リスク(負荷とメンテ不足が原因)

エクストレイルT31の最大の懸念点として、CVT(無段変速機)の故障リスクが挙げられます。特に、重い車重やアウトドア用途での過酷な使い方が多いT31型では、CVTにかかる負担が大きくなりやすい傾向にあります。

CVTは燃費向上に大きく貢献する一方で、内部の金属ベルトやプーリーに常にテンションがかかるため、適切なメンテナンスを怠るとトラブルが発生しやすくなります。実際、エクストレイルT31オーナーの間でも「CVTのジャダー(振動)」「加速時の違和感」といった不具合が報告されており、中にはCVT本体の交換に至るケースも存在します。

故障を防ぐためには、CVTフルード(オイル)の定期交換が不可欠です。日産では4万km〜5万kmごとの交換を推奨しており、これを守ることで寿命を延ばすことができます。また、急加速や過積載といったCVTに大きな負荷をかける運転を避けることも、トラブル防止には効果的です。

オルタネーター・エアコンコンプレッサーの故障頻度

エクストレイルT31では、CVT以外にも特定の部品に故障が起きやすい傾向が指摘されています。その代表格がオルタネーター(発電機)とエアコンコンプレッサーです。

オルタネーターはエンジン稼働中にバッテリーを充電する重要な役割を担っていますが、T31型では10万km前後の走行距離で劣化症状が現れることが珍しくありません。これが故障するとバッテリー上がりやエンジン停止などの重大なトラブルに直結するため、早期の点検・交換が求められます。

また、エアコンコンプレッサーについても、特に高温多湿な日本の夏場に酷使されることが多く、5年〜7年目あたりでガス漏れや異音といった症状が発生するケースが目立ちます。エアコン不調は快適性に直結するため、異常を感じた場合は速やかに専門業者で診断してもらうことをおすすめします。

このように、エクストレイルT31には優れた耐久性がある一方で、年式や走行距離に応じた経年劣化によるトラブルリスクも無視できません。購入前にしっかりと点検記録や修理履歴を確認し、メンテナンス体制が整った個体を選ぶことが、長く安心して乗り続けるためのポイントです。

ディーゼルモデル特有のトラブル(燃料噴射系やターボの故障)

エクストレイルT31には、2.0Lのディーゼルエンジン(M9R型)を搭載したモデルもラインナップされていますが、このディーゼルモデルにはガソリン車とは異なる特有のトラブルが存在します。特に多く報告されているのが、燃料噴射系とターボチャージャー関連の故障です。

ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンに比べて燃焼時の圧縮比が高く、そのぶんエンジン内部にかかる負荷も大きくなります。その影響を受けやすいのが、燃料噴射系統で、インジェクターの詰まりや燃料ポンプの故障が一定数発生しているのです。これらの不具合は、エンジンの振動増加やアイドリング不調、さらには走行中の失速といった深刻な症状を引き起こす可能性があります。

また、ターボチャージャーについても、長期間の使用による劣化が目立ちます。ターボの内部ベアリングの摩耗や、オイル管理が適切でない場合に発生するオイル漏れが主なトラブル原因です。ターボ故障が進行すると、パワーダウンや異音の発生だけでなく、最悪の場合は走行不能に陥るリスクもあります。

これらディーゼル特有のトラブルは、定期的な点検やオイル管理、適切な燃料選び(低硫黄軽油の使用)によってある程度予防できますが、メンテナンス費用がかさむ可能性もあるため、ディーゼルモデルを選ぶ際は注意が必要です。

エクストレイルディーゼルの大量リコール問題

エクストレイルT31欠点|購入前に知るべき8つの注意点

出典:NISSAN

排ガス基準違反とNOx問題の背景

エクストレイルT31のディーゼルモデルは、一時期大規模なリコール対象となったことでも知られています。リコールの主な原因は、排出ガス規制違反、特にNOx(窒素酸化物)排出量が国の基準値を超過していたことです。

この問題は、エンジンの排ガス浄化システム、特にDPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)やEGR(排気ガス再循環装置)の不具合に起因していました。正常に作動すればNOxの排出を大幅に抑えられるはずのシステムが、想定通りに機能せず、結果的に環境基準を満たせない状態になっていたのです。

このような排ガス問題は、単に環境負荷の問題にとどまらず、リセールバリュー低下や消費者の信頼低下にも直結しました。メーカー側は対策部品の交換やECU(エンジンコントロールユニット)のプログラム修正などを行い、リコール対応に乗り出しましたが、この一連の問題はT31ディーゼルモデルのイメージに少なからず影響を与える結果となりました。

リコール対象になったモデル例

リコール対象となったのは、主に2008年〜2013年に製造されたT31ディーゼルモデルで、具体的にはM9R型ディーゼルエンジンを搭載する「20GT」などが含まれます。国土交通省のリコール情報によれば、対象台数は1万台以上に及び、かなり大規模な対応となりました。

このリコールでは、排ガス制御システムの部品交換や制御プログラムのアップデートが実施されましたが、それでも完全に問題が解消されたとは言い切れず、リコール後も個体によっては再度修理が必要になるケースも見受けられました。

中古でT31ディーゼルモデルを検討される方は、リコール修理が完了しているかどうかを必ず確認し、できれば整備記録簿やリコール対策証明書をチェックすることをおすすめします。これを怠ると、後々高額な修理費用が発生するリスクもありますので、注意が必要です。

中古市場におけるT31エクストレイルの位置付け

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出典:NISSAN

人気継続の理由と値落ちの緩さ

エクストレイルT31は、新車販売終了から時間が経った現在でも、中古市場で根強い人気を誇っています。その最大の理由は、やはり「頑丈さ」と「実用性」にあります。高強度鋼を使用したタフなボディ構造や、アウトドアシーンに強い4WD性能は、多少年式が古くなっても色あせることがありません。

また、撥水シートや防水ラゲッジといったアウトドア向け装備が標準で備わっている点も、今なお多くのユーザーに選ばれている要因です。こうした実用重視の設計思想は、現行モデルにも引き継がれていますが、T31のシンプルで無骨なデザインや機械的な安心感を好む層には、依然として高い評価を受けています。

さらに、T31型は耐久性が高いため、適切なメンテナンスが施された個体であれば、20万km以上の長距離走行も十分可能といわれています。このため、中古価格の値落ちも比較的緩やかで、特に状態の良い4WDモデルや上位グレード車は高値安定している傾向にあります。

中古でエクストレイルT31を選ぶ際は、年式や走行距離だけでなく、整備履歴やメンテナンス状況をしっかり確認し、長く付き合える一台を見つけることが重要です。特にアウトドア用途やファミリーユースを考えている方には、今なお非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

中古購入時に注意すべきポイント

エクストレイルT31を中古で購入する際には、いくつか押さえておきたい重要なポイントがあります。まず、最も注意すべきはCVT(無段変速機)の状態です。T31型は頑丈な構造で人気を集めた一方で、CVTのトラブルが報告されることがあり、特にメンテナンスが不十分な車両では、走行中の異音や変速ショック、加速時の違和感が発生するケースもあります。必ず試乗して、スムーズに加速できるか、違和感がないかを確認するようにしましょう。

また、ディーゼルモデル(20GT)を検討する場合は、リコール対応の有無をチェックすることも大切です。特に排ガス浄化装置関連でリコールが出されており、未対応の車両は後から大きな出費が発生するリスクもあります。

さらに、オルタネーターやエアコンコンプレッサーなど、劣化しやすい部品の交換歴も確認しておくと安心です。走行距離が10万kmを超える車両では、これらの部品交換が済んでいるかどうかで、今後の維持費に大きな差が出る可能性があります。細かい点までチェックし、信頼できる販売店から購入することが、長く安心して乗り続けるためのポイントです。

実際のユーザーレビューから見るリアルな満足度

エクストレイルT31欠点|購入前に知るべき8つの注意点

※この画像はAIによって生成されたものです

高評価ポイント:耐久性・積載力

エクストレイルT31のユーザーレビューを見ていると、耐久性と積載力に関して非常に高い評価を受けていることがわかります。高強度鋼を採用した頑丈なボディは、オフロード走行や長距離運転にも耐えうるタフさを持ち、20万km以上走行しても大きなトラブルが出ないという声も少なくありません。

また、ラゲッジスペースの広さも好評です。リアシートを倒せばほぼフラットな荷室が広がり、アウトドア用品や大型の荷物も楽々積み込めます。防水加工されたラゲッジボードも、汚れを気にせず使える実用性の高さから、特にファミリー層やアクティブなライフスタイルを送る方々に支持されています。

こうした耐久性と使い勝手の良さは、エクストレイルT31が今なお中古市場で人気を保っている大きな理由のひとつとなっています。

低評価ポイント:燃費とCVTの不安

一方で、低評価のポイントとしては燃費性能とCVTへの不安が挙げられています。エクストレイルT31のガソリンモデルでは、カタログ値でも燃費は約10km/L前後ですが、実燃費では8〜9km/L程度にとどまるケースも多く、燃料費の負担を気にするユーザーにはやや厳しい印象を与えています。

さらに、CVTに関しても「加速時に違和感がある」「ジャダー(振動)が発生する」といった報告が見受けられます。特に、CVTフルード交換を怠っていた車両では、早期に故障が発生するリスクが高まるため、中古購入時には十分な注意が必要です。

燃費やCVTのリスクは、エクストレイルT31を選ぶ際にしっかり理解しておきたいポイントです。使用目的や予算に応じて、これらのデメリットも踏まえたうえで検討することをおすすめします。

【まとめ】エクストレイルT31はどんな人に向いているか?

エクストレイルT31欠点|購入前に知るべき8つの注意点

※この画像はAIによって生成されたものです

エクストレイルT31は、その頑丈さと高い実用性から、アウトドアを楽しみたい方や、荷物をたくさん積んで移動する機会が多いファミリー層に特におすすめの一台です。悪路走破性に優れているため、キャンプやスキーなどレジャー用途にもぴったりでしょう。

一方で、燃費の悪さやCVTの耐久性に不安を感じる方、維持費をできるだけ抑えたい方にとっては、少し慎重な検討が求められる車種でもあります。ただし、きちんとメンテナンスされた車両を選び、適切なケアを行えば、長期間にわたり信頼できる相棒となることは間違いありません。

エクストレイルT31は、タフで頼れるSUVを求める方にとって、今でも十分に魅力的な選択肢となるでしょう。

 

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