「新古車はお得って聞くけど、本当に買って大丈夫?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。確かに新古車は走行距離が短く、見た目も新車同然。それでいて価格が抑えられているため、魅力的に感じるかもしれません。しかしその裏には、補助金が使えなかったり、保証の継承に手間がかかったりと、見落としがちなデメリットが存在します。
この記事では、新古車の基本からメリット・デメリット、そして賢い選び方までを丁寧に解説。さらに、新古車以外の選択肢についてもご紹介します。「買って後悔しないために」知っておくべきポイントを、ぜひ最後までご覧ください。
1. はじめに:「新古車 買ってはいけない」は本当か?
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1-1. 検索意図と読者が抱える疑問
「新古車 買ってはいけない」というキーワードで検索される方は、おそらくこれから車の購入を検討している中で、「お得そうに見えるけど、実は落とし穴があるのでは?」と不安になっているのではないでしょうか。見た目はほぼ新車、走行距離も数十キロ以内と少なく、価格も新車より安い──そう聞けば「これはお得かも」と感じるのは当然です。
しかし、あえて「買ってはいけない」と言われるからには、そこには何かしらの理由があるはず。たとえば、保証はつくの? 補助金は出る? カスタマイズはできる? といった疑問が生まれるのも自然です。本記事では、そうした読者の「なんとなくモヤモヤする」不安や疑問をひとつひとつ紐解いていき、新古車の実態や注意点をしっかりと解説していきます。
1-2. 新古車=“お得”とは限らない理由とは?
一見すると「新車と同じような品質で、値段は安い」──新古車にはそんなイメージがあります。確かに、走行距離が数十km程度で、外観や内装もピカピカ。しかも納車も早いとなれば魅力的に見えますよね。
ですが、現実には「補助金対象外」「エコカー減税の適用不可」「保証が継承されていないことがある」「自分好みの装備やカラーが選べない」「売却時に査定が不利になる」など、実は見えにくい落とし穴が多数存在しています。
また、「登録された時点で中古車扱いになる」というルールにより、新車のように各種優遇制度を受けられないケースが多く、その分、想定よりも総コストが高くなることも。価格の安さだけを見て購入を決めると、後悔する可能性があるのです。だからこそ、「本当にお得か?」を冷静に見極める必要があります。
2. 新古車とは?意外と知らないその正体
2-1. 正式名称は「登録(届出)済未使用車」
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一般的に「新古車」と呼ばれているこの車種、実は正式名称が存在します。それが「登録(届出)済未使用車」です。これは、ナンバープレートの登録手続きは完了しているものの、ユーザーによって実際に使用されていない車のことを指します。
かつては「新古車」という名称が広く使われていましたが、「新」と「中古」が混在しているこの名称は誤解を招きやすいという理由で、自動車公正取引協議会により、現在では「登録(届出)済未使用車」という表記が推奨されています。販売店でもこの正式名称で販売されることが一般的になっています。
つまり、新古車とは「走っていない中古車」。使用実績はほぼゼロでも、法律上は中古車扱いになるため、新車とは明確に区別されている存在なのです。
2-2. 新車・中古車との違いと曖昧な定義
新車は当然ながら「まっさらな状態で、未登録の車」。中古車は「一度登録され、誰かが使用した車」です。そして、新古車──つまり「登録(届出)済未使用車」は、その中間のような存在に思えますが、分類上は明確に「中古車」とされます。
重要なのは、「使用されていない=新車扱いされる」わけではない、という点です。走行距離がたとえ0kmでも、登録された時点で中古車に分類されるため、エコカー減税や環境性能割などの優遇措置の対象外になることもあります。
また、「新古車」に明確な法的定義がないことも、消費者の混乱を招きやすい原因となっています。例えば、試乗車や展示車なども、新古車として扱われることがありますが、これらは「未使用」とは言えません。つまり、新古車=未使用車とは限らないという点に注意が必要です。
2-3. 新古車と試乗車の違いも要注意
ここで特に気をつけたいのが、「試乗車」や「展示車」との違いです。見た目がキレイでも、実際には多くの人が乗り降りしていた車や、長期間屋外にさらされていた車も、新古車として販売されている場合があります。
「登録(届出)済未使用車」は、あくまで“未使用”であることが前提ですが、実際の販売現場では「未使用」に見えるだけの試乗車が新古車のように見せかけられて販売されていることもゼロではありません。
特に注意したいのは、見た目や走行距離だけではその違いを見抜きにくいという点です。本当に登録済未使用車なのか、それとも軽く走行された試乗車なのかを、販売店にしっかり確認する必要があります。信頼できる店舗を選ぶとともに、車両の履歴や使用状況を明示してもらうことが、失敗しないためのポイントです。
3. なぜ「新古車は買ってはいけない」と言われるのか
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3-1. 自分好みの仕様にカスタマイズできない
新古車はすでにナンバー登録が完了しており、在庫として市場に出回っている車両です。そのため、購入者が車を注文する際に一般的に可能な「ボディカラーの指定」や「メーカーオプションの選択」といったカスタマイズは一切できません。例えば「白のコンパクトカーで、ナビ・バックモニター付き、安全装備も充実したグレードがいい」と思っていても、在庫に存在しなければそれを選ぶことはできません。
さらに、多くの新古車は販売店側の都合でまとめて仕入れられた車両であり、装備内容は販売店の判断に基づいて設定されています。そのため、希望の仕様と一致する可能性は低く、「装備が中途半端」「欲しい色がない」など妥協を強いられるケースも少なくありません。車にこだわりのある方ほど、新古車はストレスを感じる選択肢になりやすいと言えるでしょう。
3-2. メーカー保証が切れている/継承に手間と費用がかかる
新古車はナンバー登録済みというだけで、中古車扱いになります。そのため、本来新車購入時に付いているメーカー保証がすでに「開始された扱い」になってしまっており、購入者がその保証を継続して受けるためには、別途手続きと点検(12か月点検相当)を受けなければなりません。しかもこの点検や手続きには費用が発生するため、思わぬ出費となります。
また、販売店によってはこの保証継承を行っていない場合や、保証書がすでに欠品していて継承不可とされるケースもあります。仮に保証継承ができなければ、購入後にトラブルが発生した際に全額自己負担となり、高額な修理費用が発生する可能性もあります。
特にエンジンやトランスミッションといった「特別保証」の対象部品にトラブルが発生すると、数十万円規模の出費になることも。価格だけで決めてしまうと、このような「見えないリスク」に後から気づくことになりかねません。
3-3. エコカー減税などの補助金対象外
新古車は登録された瞬間から「中古車扱い」となるため、たとえ走行距離が0kmであっても、新車向けに用意されている国の補助金やエコカー減税の対象にはなりません。これは特にハイブリッド車やEV(電気自動車)を検討している方にとっては、大きなデメリットとなります。
たとえば、2024年度のエコカー減税制度では、対象車種であれば自動車取得税や重量税などが数万円〜十数万円免除されることがありますが、新古車にはこれが適用されません。結果として、同じ車種・同じグレードでも、新車と新古車で受けられる優遇制度の有無によって、実質的な総コストに大きな差が生まれるのです。
価格だけを見ると新古車の方が「安く見える」かもしれませんが、補助金が受けられない分、長期的に見ると新車より損をする可能性もあるのです。
3-4. 売却時に「2番目のオーナー」として査定が不利になる
将来的に車を手放すことを見越している場合、新古車を選ぶと「ワンオーナー」車としての価値が失われてしまうというデメリットがあります。中古車市場では、「ワンオーナー=大切に乗られていた」「管理が明確」といった印象を持たれることが多く、査定でもプラス評価につながる傾向があります。
一方、新古車を購入すると、実際にはほとんど使用されていなくても、「2番目のオーナー」としてカウントされてしまいます。つまり、自分が使用した距離や年数以上に「複数オーナー車」というだけでマイナス査定を受けるリスクがあるということです。
このように、新古車は初期購入時の価格が安く見えても、売却時に差額で損をするケースもあり、トータルコストで見れば新車やリースのほうが得だった、というケースも珍しくありません。
4. 新古車の価格の真実:本当に安いのか?
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4-1. 一見安く見えて実は割高な場合も
新古車の最大の魅力は「価格が安い」という点にあると思われがちですが、実際にはそうとは限りません。確かに新車に比べて数万円〜十数万円ほど安くなっているように見える車両もありますが、その分、先述したように保証の継承費用や点検費用、補助金の非適用など“目に見えないコスト”が加わることを見落としがちです。
たとえば、車体価格が新車より10万円安くても、保証継承に約3万円、法定点検に1万5,000円、補助金の不適用で5万円分の損が出れば、実質的な価格差はほぼ帳消しになってしまいます。そればかりか、条件次第では新古車のほうが高くついてしまうことすらあるのです。
購入前には車両価格だけでなく、「総支払額」「維持費」「再販価格」まで見通して判断することが、賢い車選びには欠かせません。
4-2. 高額なオプション付きで新車より高いケースも
意外に思われるかもしれませんが、在庫車として用意された新古車には、販売店側であらかじめナビ、ETC、ドラレコ、アルミホイール、エアロパーツなどの高額オプションがすでに装着されているケースが少なくありません。こうしたフル装備の車両は、その分だけ価格が上乗せされており、結果として「同じ車種・グレードの新車より高くなっている」という逆転現象が起きることもあります。
しかも、自分が欲しい装備だけを選んでつけられるわけではなく、「いらないオプションまで全部コミコミで買わされる」状態になるため、費用対効果の面で満足できないという声も多く聞かれます。
価格だけ見て「新古車のほうが安い」と判断してしまうと、こうした罠に気づかず購入してしまい、後から「だったら新車にすればよかった」と後悔することにもなりかねません。特に高年式・高グレードの車種では、このような逆転現象が起こりやすいため、価格比較は慎重に行う必要があります。
5. 新古車のメリットと注意点
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5-1. 故障リスクは低めだがゼロではない
新古車の大きな魅力のひとつに、「故障リスクが低い」という点があります。一般的な中古車は数万km以上走っていたり、複数のオーナーを経ていたりと、車両の状態にバラつきがあることが少なくありません。それに対して、新古車は走行距離がほとんどゼロで、しかも実際には使用されていない車両ですから、見た目も中身も新車に近い状態であることが多いのです。
とはいえ、「未使用だから絶対にトラブルが起きない」というわけではありません。例えば、展示車や移送中にダメージを受けた車両が含まれることもあり、表面的にはキレイでも内部に微細な不具合を抱えているケースも否定できません。また、長期間ディーラーの在庫として保管されていた車両の場合、バッテリーやゴム部品が劣化している可能性もあるため、見えない部分での点検はしっかりと行う必要があります。
つまり、故障リスクは確かに一般的な中古車よりも低いですが、完全にゼロとは言い切れないという認識を持っておくことが大切です。
5-2. 納車が早いという利点
新古車のもう一つのメリットは、納車までのスピードです。新車の場合、人気車種やグレードによっては注文から納車までに数か月、時には半年以上かかることもあります。特に近年は半導体不足や生産遅延の影響で、納車待ちが長期化しているモデルも少なくありません。
それに対して、新古車はすでに在庫として確保されている車両なので、書類手続きや名義変更が済めばすぐに納車できます。目安としては、最短で1週間から2週間程度で手元に届くこともあります。「急ぎで車が必要」「今すぐ乗りたい」というニーズがある方にとっては、非常に心強い選択肢です。
ただし、「早く手に入る」ことに気を取られて車両の状態や内容をよく確認しないまま契約してしまうと、後から「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性もあります。スピード重視でも、チェックは怠らないようにしましょう。
5-3. 税金面で得するケースとその条件
新古車は、税金面で一部お得になることがあります。具体的には、自動車重量税や自賠責保険料などが、初回の登録時にすでに支払われているため、購入後に改めて支払う必要がない場合があるのです。例えば、購入する車の初回車検がまだ先であれば、最初の3年間は追加の税金負担なしで乗れる可能性もあります。
また、自賠責保険や自動車税が残っている場合、その残期間分は価格に含まれているため、支払いのタイミングが後ろ倒しになるという意味でも資金計画が立てやすくなります。
ただし、すべての新古車がこの恩恵を受けられるわけではありません。たとえば登録から時間が経過している車両では、次回車検や税金支払いが間近に迫っているケースもありますので、購入前に「登録年月日」「次回車検日」「残りの自賠責期間」などをしっかり確認することが大切です。
6. 新古車を賢く買うためのチェックポイント
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6-1. 走行距離と登録日を必ず確認する
新古車といっても、その内容は車両によって大きく異なります。なかには「登録されてから1年以上経過している」「実は試乗車として短期間使われていた」といったケースもあり、見た目だけでは判断できません。
そこで重要になるのが、「走行距離」と「登録年月日」の確認です。走行距離は100km未満であれば未使用車の可能性が高く、一般的には“新古車”として扱われやすい水準です。一方、登録日が古い車はバッテリーやタイヤの劣化が進んでいる場合があるため、注意が必要です。
特に、購入から数か月で車検が来る車両は、購入後に追加費用が発生するリスクがあります。必ず「車検満了日」と「初度登録年月」をチェックし、予想外の出費にならないか確認しておきましょう。
6-2. メーカー保証の継承条件を確認する
新古車はすでに登録済みであるため、原則としてメーカー保証は“開始済み”扱いとなっています。つまり、購入者が新たにその保証を受けるためには「保証継承手続き」を行う必要があります。
この手続きにはいくつかの条件があります。たとえば、「保証書があること」「12か月点検相当の点検を受けること」「改造が行われていないこと」などです。さらに、点検費用や手続き費用が数千円〜1万円以上かかることもあります。
販売店が継承手続きを代行してくれることもありますが、事前にその有無を確認し、自分で行う必要があるかどうかを明確にしておくことが大切です。また、「販売店独自の保証」だけで済ませるのではなく、可能であればメーカー保証を継承しておくほうが、より安心して車を使えるでしょう。
6-3. 価格が新車と比べてどれほどお得か見極める
新古車を選ぶ際、「価格が安いから」という理由で決めてしまうのは危険です。実際には、新車と比較してどれくらいの差額があるのか、そしてその差額がどれほどの価値があるのかを冷静に見極めることが必要です。
たとえば、新古車が新車より10万円安くても、メーカーオプションが自分の好みと合っていなかったり、保証継承に別途費用がかかったりすると、その差額のメリットは簡単に帳消しになります。また、補助金の不適用や下取り価格の差など、トータルで見た時のコスト差も考慮しなければなりません。
カタログ価格だけではなく、「諸費用込みの総額」「維持費の差」「将来のリセールバリュー」まで含めた比較を行うことが、新古車選びのカギとなります。
6-4. 狙い目は「決算期後(4月・10月)」「ボーナス前」
新古車はいつでも同じように市場に出てくるわけではありません。実は流通量が増えるタイミングがいくつかあります。代表的なのが、自動車メーカーやディーラーの「決算期後(4月と10月)」です。
この時期は、販売ノルマを達成するためにディーラーが自社で車を購入・登録し、それを後から新古車として放出するケースが増えます。また、7月や12月のボーナス前後、モデルチェンジ前のタイミングにも新古車の在庫が増える傾向があります。
このような時期を狙うことで、選べる車種が増え、価格も競争的になる可能性が高くなります。狙っている車種がある場合は、これらの時期に合わせて情報収集を始めると、よりお得に購入できるチャンスが広がるでしょう。
7. 新古車以外におすすめの選択肢とは?
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7-1. カーリースという選択肢
「購入」や「中古車」にこだわらず、もう少し柔軟にクルマを所有・利用したいと考えている方に近年注目されているのが、「カーリース」という方法です。カーリースは、リース会社が用意した車を一定期間・定額料金で借りるというスタイルで、リース期間中は自分の車のように自由に使用できます。
最大の特徴は、初期費用がほとんどかからないこと。頭金や登録費用などが不要なプランも多く、契約時の負担が大幅に軽減されます。また、月々の料金に税金・保険・車検・メンテナンス費用などが含まれていることが多く、支出が安定するのも家計管理においては大きな利点です。
さらに最近のカーリースは、契約満了時に車をそのまま譲り受けられるプランや、途中で乗り換え可能なプランも充実しており、ライフスタイルや家族構成の変化にも対応しやすくなっています。「高品質な車に手間なく、そして無理なく乗りたい」というニーズには非常にマッチする選択肢と言えるでしょう。
7-2. カーリース vs 新古車 比較表
新古車とカーリースのどちらが自分に合っているかを判断するには、具体的なポイントを比較してみることが大切です。以下は、両者の特徴をまとめた一覧です。
比較項目 | 新古車 | カーリース |
---|---|---|
初期費用 | 登録諸費用・頭金などで数十万円かかる | 原則ゼロ円または非常に低額 |
月額費用 | ローン返済・保険・税金など個別に支払い | 多くの場合、すべてコミコミの定額制 |
オプションの自由度 | すでに決まった仕様から選ぶのみ | 契約前に装備を選べるプランもあり |
所有権 | 自分にある(名義人) | リース会社にあるが、契約満了時に譲渡可能な場合も |
維持費 | 自己管理・突発的な出費が発生しやすい | メンテナンス込みで予算計画が立てやすい |
売却時の対応 | 自分で売却、査定リスクあり | 売却不要、返却または譲渡で完了 |
こうして見ると、予算の平準化・手間の軽減・契約の柔軟性という観点で、カーリースはとても合理的な選択肢と言えます。
7-3. 初期費用ゼロ・メンテ込みで家計にやさしい
新古車を購入する場合、たとえ「新車より安い」とはいっても、現金一括やローンによる頭金で数十万円の出費が必要になることが一般的です。それに対してカーリースでは、初期費用がかからないため、手元資金に余裕がなくてもすぐにクルマを持つことができます。
また、多くのカーリース契約には、税金・車検・オイル交換などのメンテナンス費用が含まれているため、急な出費に悩まされることが少なくなります。とくに子育て世帯や固定費管理を重視する方にとっては、「月額固定で車に乗れる」という安心感は非常に大きなメリットです。
さらに、最近ではネット上で車種選択から契約まで完結できるサービスも増えており、店舗へ出向かずとも希望の車に乗れる便利さも魅力のひとつです。
8. 【結論】新古車は“条件次第”でアリ!でも…
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8-1. 向いている人・向いていない人
新古車は確かに「新車に近い状態」で「多少安く」車を手に入れられる選択肢ですが、向き不向きがはっきりと分かれるジャンルでもあります。
新古車が向いている人
- 今すぐ車が必要で納期を急ぐ人
- ボディカラーやオプションに強いこだわりがない人
- 一括購入またはローンで所有したい人
- 保証や制度にあまりこだわらない人
新古車が向いていない人
- 自分好みのカラー・仕様にしたい人
- エコカー減税や補助金など制度を活用したい人
- 維持費や修理費をできるだけ定額にしたい人
- 将来の売却時にリセールバリューを重視する人
「とりあえず乗れる車が欲しい」「価格重視で探している」という方にはフィットしやすい一方、ライフスタイルや家計への影響を細かく考えたい方には、他の選択肢の方が理にかなっていることもあります。
8-2. 新古車に手を出す前に、冷静に比較を
「新車より安い」「状態がいい」などのイメージから、新古車は一見お得に見えます。しかし実際には、補助金の対象外であったり、保証の継承に手間や費用がかかったりと、後から見えにくいコストやデメリットが浮かび上がってくることも珍しくありません。
また、在庫車である以上、仕様やカラーの自由度は非常に低く、自分にとって本当に満足のいく一台かどうかは慎重に見極める必要があります。
そのため、新古車だけにとらわれず、リースや認定中古車、サブスク型カーサービスなど他の手段とも比較しながら、自分に合った形でクルマを持つ方法を選ぶことが大切です。購入する前に一歩立ち止まり、「何を優先したいか」「どこにリスクがあるのか」を丁寧に整理しておくことで、後悔のないカーライフを実現できます。
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