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マークXジオの欠点7選|買って後悔する前に確認

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ミニバンの実用性、セダンの高級感、ワゴンの積載力——そんな“全部入り”をうたって登場したトヨタ・マークXジオ。しかし現実には「中途半端」「使いにくい」との声も少なくありません。特に3列目の狭さやCVTの耐久性、維持費の高さなど、購入後に気づく欠点があるのも事実です。

本記事では、マークXジオのよくある不満点や故障リスク、グレード別の乗り心地の違い、さらには失敗しない中古車選びのコツまで徹底的に解説。他車との比較や、あえてこの車を選ぶ人の本音もご紹介します。購入前に知っておくべき“本当の評価”がわかります。

  1. マークXジオの欠点とは?ユーザーが感じるリアルな不満点まとめ
    1. 「中途半端」と言われる理由とその背景
    2. ミニバンともセダンとも言い切れない設計上の問題点
    3. 3列目シートの狭さと実用性の限界
  2. 【重要】マークXジオのCVT寿命と修理費用のリアル
    1. 10万km超えで起きやすいCVT不具合とは
    2. フルード無交換のリスクと費用目安
    3. 「加速しない」「変速ショック」症状が出たら要注意
  3. マークXジオの維持費と燃費の実際:高くつく理由はここにある
    1. 2.4Lと3.5Lの実燃費比較|街乗りと高速で違いは?
    2. 自動車税・燃料代・消耗品コストの目安
    3. 中古で買って得する?損する?維持費の分岐点
  4. 乗り心地の欠点と評価が分かれる理由|タイヤとグレードの影響とは?
    1. 「エアリアル」と「240G」で異なる乗り味
    2. 足回りが硬すぎる?実際のオーナー評価から読み解く
    3. 静粛性は本当に高い?車内音のレビュー比較
  5. 中古のマークXジオで失敗しないために|よくある落とし穴と選び方
    1. 事故歴・修復歴あり車の見抜き方
    2. 前期・後期の違いと「当たり年式」は?
    3. 10万km超え車両を買うなら最低限これを確認
  6. マークXジオと他車種比較|どっちが後悔しない?
    1. ホンダオデッセイ・エスティマとの性能&快適性の差
    2. トヨタ内での立ち位置は?クラウン・ノア・ヴェルファイアと比較
    3. 「唯一無二」なのか「選ばれない理由」なのか?徹底検証
  7. それでもマークXジオを選ぶ人の理由とは?
    1. 走行性能と加速の良さに魅了された人の声
    2. 高級感とコスパのバランスで選ばれる理由
    3. 中古市場で再評価される意外な背景

マークXジオの欠点とは?ユーザーが感じるリアルな不満点まとめ

マークXジオの欠点7選|買って後悔する前に確認

※この画像はAIによって生成されたものです(無断転用不可)

マークXジオは、トヨタが2007年に送り出した「セダン×ミニバン×ワゴン」を融合させた新ジャンルの車として登場しました。ところが、販売は約6年と短命に終わり、「失敗作ではないか」とさえ言われています。その背景には、独自性ゆえの不明瞭なコンセプトや、ユーザーの実際の使用感とのズレがあるようです。

見た目はスタイリッシュで高級感もあり、スペックも申し分ないように思えますが、実際に所有したユーザーからは、「中途半端」「用途が限定される」「3列目が狭すぎる」など、具体的な不満も多数挙がっています。以下では、そんなマークXジオの代表的な欠点を詳しく解説していきます。

「中途半端」と言われる理由とその背景

マークXジオが「中途半端」と評価される最大の理由は、「セダンの高級感」と「ミニバンの利便性」「ワゴンの荷室」を一台にまとめようとした結果、どのジャンルにも完全には適合しなかった点にあります。

見た目はセダン風で、全高が低く立体駐車場にも対応するのは魅力的ですが、その分ミニバンのような頭上空間や乗降性は犠牲に。また、マークXという高級セダンの名を冠しているにもかかわらず、FR(後輪駆動)ではなくFF(前輪駆動)である点も、一部のファンからは「マークXとは別物」と受け取られてしまいました。

また、販売当時はホンダ・オデッセイやトヨタ・エスティマなど、明確にミニバンとして完成されたモデルが人気を博していたことも、マークXジオの立ち位置を曖昧にし、結果的に市場で埋もれる原因となったと言えるでしょう。

ミニバンともセダンとも言い切れない設計上の問題点

マークXジオの特徴は「3列シート6〜7人乗り」ながらも、全高が1,550mmと非常に低い設計にあります。これは都市部の立体駐車場に対応するための仕様ですが、実際にはこの低さがユーザーの使い勝手に制限をもたらしています。

具体的には、ミニバンに期待されるような「スライドドア」が非搭載なため、小さな子どもを乗せ降ろしするファミリーユーザーには不便。また、2列目や3列目への乗り込みも高齢者や小柄な人にとってはやや不便な印象を与えることがあります。

さらに、セダンと比べると室内空間は広いのですが、天井の低さにより「圧迫感がある」と感じる方も多く、快適性という点ではやや妥協が求められる部分があるのは否めません。

3列目シートの狭さと実用性の限界

マークXジオの3列目シートは「補助的な座席」として設計されており、大人が長時間座るには厳しいスペースしか確保されていません。特に身長170cm以上の男性が座ると膝が前のシートにあたり、天井にも頭がつかえるような状況になりやすいです。

加えて、3列目を使用した場合、ラゲッジスペース(荷室)が大幅に減少します。結果として、6〜7人乗車時に荷物をたくさん積むような用途には不向きで、「大人数+荷物」のシーンでは使い勝手が大きく制限されるという欠点があります。

また、3列目の乗り降りには2列目シートを前方にスライドさせる必要があり、この操作も決してスムーズとは言えません。これにより、頻繁に3列目を使いたいファミリー層には「結局、使わない座席」として認識されてしまうことが多く、評価が分かれる要因の一つとなっています。


【重要】マークXジオのCVT寿命と修理費用のリアル

マークXジオの欠点7選|買って後悔する前に確認

※この画像はAIによって生成されたものです(無断転用不可)

CVT(無段変速機)は、マークXジオのスムーズな加速や静かな走行性能に大きく貢献していますが、その一方で「耐久性」や「メンテナンスコスト」に課題を抱えていることは、オーナーの間でも広く知られています。

特に10万kmを超えたあたりから、CVTの劣化による症状が出始めるケースも多く、「買ったはいいけど修理費が高かった」と後悔する方も少なくありません。以下では、そんなCVTの寿命と費用に関する実態を詳しくご紹介します。

10万km超えで起きやすいCVT不具合とは

マークXジオに搭載されるCVTは、静粛性と滑らかな変速を特徴としますが、一般的な寿命は10万〜15万kmとされており、それを超えると不具合が目立ち始める傾向にあります。

実際には、「発進時のもたつき」「坂道での変速ショック」「高速走行時のノイズ増加」といった症状が現れることがあり、これらはCVT内部の摩耗や制御機構の劣化によるものです。

特に注意が必要なのは、走行距離10万kmを超えたあたりから、「変速ショックが頻発する」「Dレンジに入れても加速が鈍い」などのトラブルが顕著になること。これらを放置すると、CVTユニットそのものの交換(30万〜50万円程度)という高額な出費に直結するリスクがあります。

フルード無交換のリスクと費用目安

トヨタは一部の車種において「CVTフルード(CVTF)は基本的に無交換でもOK」とアナウンスしていますが、これはあくまでも「理想的な使用条件下」の話。実際の市街地走行や高温多湿の日本の気候下では、フルードの劣化は避けられません。

劣化したフルードは金属粉やスラッジを含み、CVT内部の摩耗を加速させてしまいます。そのため、専門家の間では「2〜3年、もしくは2〜3万kmごとにフルード交換すべき」との意見が主流です。

交換費用の目安はディーラーでおよそ15,000円〜25,000円程度。これを定期的に行うことで、CVT本体の寿命を大幅に延ばすことが可能です。「無交換で問題ない」という過信が、将来的に数十万円の出費を招くリスクがあることは知っておいた方がいいでしょう。

「加速しない」「変速ショック」症状が出たら要注意

CVTの劣化兆候としてよく報告されているのが、「加速が鈍くなる」「走行中に回転数だけ上がってスピードが出ない」「シフトショックのような感覚がある」といった症状です。これらは、フルードの劣化やCVTバルブボディの不具合が原因とされており、初期症状を見逃すと故障は一気に深刻化します。

また、これらの症状は一時的に消えることもあるため、「様子見で乗り続けた結果、突然の走行不能に陥った」というケースも散見されます。診断には専用のスキャンツールが必要となり、早期の点検とメンテナンスが不可欠です。

特に20万km超えの車両を検討している方は、整備記録簿をチェックし、フルード交換歴があるかどうかを必ず確認することが重要です。整備履歴がしっかりしていれば、マークXジオのCVTも長く安心して使える可能性があります。

マークXジオの維持費と燃費の実際:高くつく理由はここにある

マークXジオの欠点7選|買って後悔する前に確認

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マークXジオは見た目に高級感があり、性能も決して悪くありませんが、維持費や燃費の面では注意が必要です。購入時の価格が安くても、ランニングコストが思いのほか高くついてしまうケースもあります。特に2.4Lと3.5Lという2つのエンジン仕様で燃費や税金が大きく異なるため、選び方によって維持コストに差が出る点は押さえておきたいところです。

中古市場で安価に購入できる反面、「後から維持費で後悔した」という声も少なくありません。ここでは実際の燃費や税金、消耗品のコストまで詳しく見ていきましょう。

2.4Lと3.5Lの実燃費比較|街乗りと高速で違いは?

マークXジオには、2.4L直列4気筒エンジンと、3.5L V6エンジンの2種類がラインナップされています。それぞれにメリットがありますが、燃費面では大きな差があるため、ライフスタイルに合った選択が重要です。

2.4Lモデルのカタログ燃費はJC08モードで約12.4km/L。実際のオーナーの口コミを参考にすると、街乗り中心の場合は7〜9km/L程度、高速道路メインで11〜12km/L前後といったところです。比較的燃費は安定しており、家計への負担も大きくありません。

一方、3.5Lモデルのカタログ燃費は10km/L未満で、実燃費は街乗りで6〜7km/L、高速でも8〜9km/L前後という評価が多く見られます。280馬力という強力な出力を誇るV6エンジンのパワフルさは魅力ですが、燃費の面では明らかに不利と言えるでしょう。

「通勤や買い物などで街乗りが多い」「走行距離が年間1万kmを超える」といった方には、燃費効率に優れた2.4Lの方が適しているかもしれません。

自動車税・燃料代・消耗品コストの目安

燃費以外にも、維持費に影響を与える大きな要素が自動車税やガソリン代、さらにはタイヤやブレーキパッドなどの消耗品費用です。

自動車税については、2.4Lエンジン搭載車が年額39,500円、3.5Lエンジン搭載車は58,000円と、約2万円近い差があります。これは長く乗るほど大きな違いになります。

燃料はどちらもレギュラーガソリン仕様のため、ハイオク指定の車と比べれば若干安心感があります。ただし、燃費が悪ければ給油頻度も増えるため、例えばリッター160円として計算すると、月1,000km走る場合の燃料代は2.4Lモデルで約13,000円前後、3.5Lモデルでは約20,000円近くかかることになります。

消耗品に関しても、3.5LのV6モデルはエンジンパーツが高価なことや、ブレーキディスク・タイヤサイズも大型のため、交換費用が2.4Lモデルよりも割高になります。たとえば18インチタイヤ(エアリアル)では1本あたり1万円以上することもあり、4本交換で4〜5万円というケースも少なくありません。

中古で買って得する?損する?維持費の分岐点

マークXジオは現在、中古市場で10万円台から購入可能ですが、安さだけで飛びつくと維持費で後悔するケースもあります。特に3.5Lの上位グレード(350Gなど)は安く出回っていても、維持費が高くつくため「走りを重視しない人」にとっては負担が大きくなる傾向があります。

一方で、2.4Lモデルであれば燃費や部品代、税金のバランスが取れており、整備記録がしっかりしている車両を選べば、非常にコスパの良い選択となります。特に後期型(2011年以降)の240Gやエアリアルは装備も充実しており、満足度も高いです。

中古購入で損をしないためのポイントは、価格だけでなく「整備履歴」「消耗品の状態」「車検の残り期間」をチェックすること。安く買っても、CVTや足回りに大きな修理が必要になれば、一気に出費がかさみます。

したがって、「維持費で得する」ためには、初期費用よりも長期的な視点で車選びをすることが重要です。

乗り心地の欠点と評価が分かれる理由|タイヤとグレードの影響とは?

マークXジオの欠点7選|買って後悔する前に確認

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マークXジオの乗り心地は一言で言うと「人によって評価が分かれる車」です。セダンとミニバンの中間的な位置づけにあるため、走行性能と快適性のバランスは取られているものの、グレードや装備、タイヤサイズによって体感が大きく変わります。

口コミなどを見ても「乗り心地が硬い」「スポーティで気持ちいい」といった意見が混在しており、その差を生み出しているのが、実はモデルごとの仕様差です。

「エアリアル」と「240G」で異なる乗り味

マークXジオにはいくつかのグレードがありますが、乗り心地に大きく影響しているのが「エアリアル」と「240G」の違いです。

エアリアルは18インチタイヤを装着し、足回りがやや硬めにセッティングされており、スポーティな走行感を好む人には高評価です。高速道路での安定性も高く、カーブでのふらつきも少ないというメリットがあります。

一方、240Gは16インチタイヤを装着しており、比較的柔らかめのサスペンションセッティングがされています。街乗りや家族利用が多い方にとってはこちらの方が快適性を感じやすく、段差や荒れた路面での衝撃も緩和される印象です。

自分がどちらの乗り味を求めているのかによって、選ぶべきグレードは大きく変わってきます。

足回りが硬すぎる?実際のオーナー評価から読み解く

マークXジオの乗り心地については、「思ったより硬い」という声が比較的多いです。特にエアリアルグレードはスポーツ走行寄りの足回りで、段差での突き上げ感やゴツゴツした感覚があるという意見も見受けられます。

これは18インチタイヤの影響も大きく、タイヤの扁平率が低いことで、路面の衝撃を拾いやすくなるためです。もちろん好みにもよりますが、「ミニバンのような柔らかい乗り心地」を求めている人にとっては、やや不向きに感じるかもしれません。

逆に240Gや標準グレードを選んだ方の中には「ふわっとしていて乗り心地が良い」と評価する人も多く、足回りのセッティング次第でかなり印象が変わる車と言えます。

静粛性は本当に高い?車内音のレビュー比較

マークXジオのもう一つの特徴が「静粛性の高さ」です。実際に多くのオーナーから、「走行中のエンジン音がほとんど気にならない」「車内での会話がしやすい」といった声が上がっています。

これは遮音材の配置や車体設計がしっかりしていることに加え、CVTによる滑らかな加速も影響しています。エンジンが高回転になりにくいため、車内に響くノイズが少なく、長距離移動でも疲れにくいというメリットがあります。

ただし、タイヤの状態や路面の質によってはロードノイズが気になるという意見も一部あり、特に18インチタイヤ装着モデルではこの傾向が強まるようです。タイヤ選びやメンテナンスの状況によって静粛性も変わってくるため、気になる方は試乗時にしっかりチェックするのがおすすめです。

中古のマークXジオで失敗しないために|よくある落とし穴と選び方

マークXジオの欠点7選|買って後悔する前に確認

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マークXジオは中古車市場で10万円台から購入できる手頃さが魅力ですが、状態によっては購入後に高額な修理費が発生することもあります。特にCVTの状態や整備履歴、過去の事故歴などは、購入前にしっかりチェックすべき重要なポイントです。

車両価格が安いからといって安易に飛びつくと、想定外の出費に悩まされる可能性があります。ここでは、マークXジオを中古で購入する際に失敗しないための選び方と、特に注意すべき「落とし穴」をわかりやすく解説します。

事故歴・修復歴あり車の見抜き方

中古車選びでまず確認すべきは「事故歴」と「修復歴」の有無です。事故歴とは、車が大きな衝突や損傷を受けた履歴のことで、修復歴はそれに対する修理・補修の記録を指します。特にフレーム(骨格)部分にダメージを受けていた車は、たとえ修理されていても強度や安全性に不安が残ります。

販売価格が相場より極端に安い車両には、何かしらの理由がある可能性が高く、事故歴車や修復歴ありのケースも珍しくありません。見抜くためには、販売店に「修復歴の有無」「事故の程度」「修理箇所」などを具体的に尋ねるとともに、第三者機関の鑑定書(AISなど)付きの車両を選ぶと安心です。

また、車体のゆがみやドアの開閉のズレ、ボンネットやバンパーの色ムラなども、修復歴のヒントになります。心配な場合は、購入前に信頼できる整備士に同伴してもらうのも一つの方法です。

前期・後期の違いと「当たり年式」は?

マークXジオは2007年に発売され、2013年に生産終了となるまでに「前期型」と「後期型」に分かれます。購入時に迷いやすいのがこの違いですが、見た目や装備、さらには中古市場での価格にも差が出てきます。

前期型は2007年〜2010年式までで、やや丸みを帯びたフロントデザインと、シンプルな内装が特徴です。一方、2011年以降の後期型は、フロントグリルやバンパーのデザインがよりシャープになり、インテリアの質感も向上。装備面では、ステアリングオーディオスイッチやサイドミラーのウインカー統合など、細かい改良が施されています。

とくに後期型では、エンジン制御の最適化により、2.4Lモデルで若干燃費が向上している点も見逃せません。そのため「当たり年式」としておすすめされるのは、装備も改善された2011年以降の後期型です。

もちろん前期型でもメンテナンスが行き届いていれば十分選ぶ価値はありますが、できれば走行距離が少なめで整備記録のしっかりした後期型を選ぶと、満足度が高くなる傾向にあります。

10万km超え車両を買うなら最低限これを確認

中古のマークXジオは10万km以上走行している車両も多く見られますが、トヨタ車ならではの高い耐久性により、きちんとメンテナンスされていれば20万km超の走行も可能です。ただし、長距離を走った車にはそれなりの「疲れ」も出てくるため、確認すべきポイントがあります。

まず注目したいのはCVTの状態。前述の通り、CVTは10〜15万kmあたりで不調が出ることが多く、フルードの交換歴があるかどうかが重要です。「無交換」とされているケースでも、実際は2〜3万kmごとの交換が推奨されており、交換されていない車両は故障リスクが高まります。

次に、エンジンのオイル漏れやサスペンション(特にショックアブソーバー)の劣化もチェック対象です。10万kmを超えるとブッシュやマウント系にも劣化が出やすく、乗り心地や安全性に影響します。

また、整備記録簿(メンテナンスノート)がしっかり残っている車両を選ぶことは、中古車選びにおいて非常に重要です。過去にどんな整備がされたかがわかれば、今後のトラブル予測にも役立ちますし、修理履歴が明確であれば安心感も段違いです。

マークXジオと他車種比較|どっちが後悔しない?

マークXジオの欠点7選|買って後悔する前に確認

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マークXジオはセダン・ミニバン・ワゴンの要素を一台に詰め込んだユニークな存在ですが、その分「比較対象が分かりにくい」「他の車と迷ってしまう」という声もよく聞かれます。では、同時期・同クラスの他車種と比べたとき、どんな違いがあるのでしょうか?

ここではホンダの人気モデルや、トヨタ内の競合モデルと比較しながら、マークXジオの立ち位置を明確にし、「本当に選ぶ価値があるのか」を見極めていきます。

ホンダオデッセイ・エスティマとの性能&快適性の差

マークXジオの発売時、強力なライバルとして存在していたのが、ホンダの「オデッセイ」とトヨタの「エスティマ」です。これらは明確なミニバンとして設計されており、乗車定員・室内高・荷室容量などの面でマークXジオを上回っています。

たとえばオデッセイは低床設計でありながらも、広々とした3列目空間を確保しており、大人でも快適に乗れるレベル。一方、マークXジオの3列目はあくまで補助的な位置づけで、長時間の乗車には不向きです。

また、エスティマにはスライドドアが標準装備されており、ファミリーユーザーにとっては乗降性の良さが魅力です。それに対し、マークXジオはヒンジドアのため、小さなお子さんのいる家庭では使い勝手の面で不満が出ることも。

ただし、走行性能や静粛性ではマークXジオも負けておらず、特に3.5Lモデルの加速性能や高速安定性は非常に高い評価を受けています。「運転の楽しさ」を重視するなら、オデッセイやエスティマよりも満足度が高いという声も多く見られます。

トヨタ内での立ち位置は?クラウン・ノア・ヴェルファイアと比較

トヨタのラインナップ内で見ると、マークXジオの立ち位置はやや独特です。クラウンのような高級セダンでもなく、ノアやヴェルファイアのような本格ミニバンでもない、いわば「中間層」に位置するモデルです。

クラウンと比較すると、静粛性や快適性では劣る部分もあるものの、価格の手頃さや多人数乗車対応という点ではジオに軍配が上がります。逆にノア・ヴェルファイアのようなミニバンと比べると、3列目や荷室の使い勝手、天井高などでジオが不利になりますが、その分デザイン性やスポーティさはジオの持ち味です。

また、ノアやヴェルファイアはファミリー層に人気が集中している一方、マークXジオは「子育ては落ち着いたが、ミニバンを卒業したい」と考える層にフィットする、落ち着いた大人向けの車でもあります。

「唯一無二」なのか「選ばれない理由」なのか?徹底検証

マークXジオはそのコンセプトのユニークさから、他に代替がきかない「唯一無二の存在」とも言えます。一方で、それが裏目に出て「どっちつかず」「中途半端」と評され、結果的に販売台数が伸びなかった背景もあります。

しかし、実際に購入したユーザーからは「こんな車は他にない」「ミニバンの実用性とセダンの走りの良さを両立できるのはジオだけ」という声も多く、評価は分かれているのが現状です。

つまり、マークXジオは万人向けではないものの、「自分の使い方にぴったりハマる人」には非常に満足度が高い車です。特に以下のような方にはおすすめできます:

  • 5〜6人乗りがメインで、3列目はたまに使う程度
  • スポーティな走行性能を重視したい
  • ミニバンには抵抗があるが、セダンでは物足りない
  • デザインや希少性を重視したい

このように、「選ばれない理由」ではなく「選ぶ人を選ぶ車」という見方が、マークXジオの本質なのかもしれません。

それでもマークXジオを選ぶ人の理由とは?

マークXジオの欠点7選|買って後悔する前に確認

※この画像はAIによって生成されたものです(無断転用不可)

販売台数が伸び悩み、「失敗作では?」とさえ言われたマークXジオですが、それでも今なお中古市場で一定の人気を保ち続けています。その理由は、他の車では得られない独特の魅力にあります。「中途半端」とされがちなその設計こそが、一部のユーザーにとってはむしろ“ちょうどいい”という絶妙なバランスを提供しているのです。

ここでは、実際にマークXジオを選ぶ人たちの声や評価をもとに、なぜ今も支持され続けているのかを掘り下げていきます。

走行性能と加速の良さに魅了された人の声

マークXジオの魅力のひとつが、2種類のエンジンラインナップから選べる「走りの自由度」です。特に3.5L V6エンジン(350G)は最大出力280馬力を誇り、0-100km/hの加速も軽快。オーナーからは「まるでスポーツセダンのような加速感」「高速での合流や追い越しがストレスフリー」といった声が多数あがっています。

トヨタの高出力V6エンジンは信頼性も高く、実際に10万km以上走行しても大きな不具合がないという報告も多いです。走りを重視する人にとって、マークXジオの3.5Lモデルは中古で非常にコスパの良い選択肢になっています。

また、2.4Lモデルであっても、街乗りや日常使いにおいては十分なトルクと加速性能があり、「静かで滑らか」「CVTとの相性がよく、運転が楽」といった評価が目立ちます。とくにCVT特有の“変速ショックのなさ”を評価するユーザーも多く、走行性能における満足度は意外と高いのが実情です。

高級感とコスパのバランスで選ばれる理由

外装デザインはセダンのように落ち着いた雰囲気を持ちつつ、ワゴンらしい実用性も兼ね備えており、「見た目に高級感がある」との意見が多いです。後期型(2011年以降)では、フロントグリルやヘッドライトのデザインがシャープになり、より洗練された印象に進化。内装面でも木目調パネルや本革ステアリング、静粛性の高い設計などが施されており、当時の価格帯としてはワンランク上の仕上がりでした。

しかし新車販売時は300万円前後だったこの車も、現在では状態の良い車両でも100万円以下で手に入ることがほとんど。中には10万〜30万円台で流通している個体もあり、「高級感がある車を安く手に入れたい」という方にはぴったりの一台です。

また、3列シート仕様ながら立体駐車場に対応可能な全高1,550mmという設計も、「都会で使いやすいファミリーカー」としての価値を高めています。ヴェルファイアやアルファードのような大型ミニバンでは大きすぎる、でもセダンでは物足りない——そんなニーズを満たす存在が、マークXジオです。

中古市場で再評価される意外な背景

かつて「売れなかった車」として話題に上がることの多かったマークXジオですが、現在はその独自性がむしろ評価されています。理由は単純で、「似た車がほとんど存在しない」からです。

現在の市場では、3列シートでありながらも高さを抑え、セダンライクなデザインを持つ車はほとんどありません。オデッセイやエスティマも生産終了となり、マークXジオのようなコンセプトの車は今や希少な存在。だからこそ、「人と被らない」「他にはないデザインと機能性がいい」と感じる方に選ばれるようになってきているのです。

さらに、トヨタ車らしい信頼性の高さも再評価ポイントの一つです。しっかり整備された車両であれば20万km超えの走行も可能とされ、長く乗れる実用性は中古車としての価値を大きく高めています。加えて、レギュラーガソリン仕様である点や、CVTの丁寧な扱い次第で修理リスクを抑えられる点も、所有者にとって安心材料になっています。

こうした背景から、マークXジオは「知る人ぞ知る良車」として、静かに注目を集める存在となっているのです。選ぶ人は少数派かもしれませんが、選んだ人の満足度は意外なほど高い——それがマークXジオの魅力なのです。

 

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