レクサスRCは、その美しいデザインと高級感で多くの人を惹きつけますが、購入を検討する際に気になるのが「維持費」です。見た目や性能に魅力を感じても、実際のランニングコストが想像以上に高額だった…という後悔は避けたいですよね。
本記事では、レクサスRCにかかる年間維持費の目安から、モデルごとの燃費やガソリン代、消耗品交換費用まで徹底解説します。さらに、維持費以外にかかるコストや、RCを賢く安く維持するための具体的なコツ、そして実際のオーナー体験談までご紹介。
この記事を読むことで、レクサスRCのリアルな維持費事情と、購入前に知っておくべきポイントがすべてわかります。
レクサスRCの維持費は高い？購入前に知っておくべき基本情報
出典：LEXUS
レクサスRCは、その洗練されたデザインと高級感、そしてスポーティな走行性能が魅力のクーペモデルです。しかし、購入を検討されている方にとって、気になるのが「維持費」ではないでしょうか。
高級車というイメージから「維持費が高そう」と思われがちですが、実際にはどのくらいかかるのか、ここで詳しくご紹介していきます。RC300h、RC350、RC Fといったバリエーションによってもコストは大きく変わるため、自分の使い方や予算に合ったモデル選びが重要です。今回は、年間維持費の目安からガソリン代、消耗品まで、リアルな情報をお伝えしていきます。
年間維持費の目安【税金・保険料・車検費用まとめ】
まず、レクサスRCの年間維持費で大きな割合を占めるのが、自動車税・保険料・車検費用です。
レクサスRCはモデルによってエンジン排気量が異なり、それに応じて自動車税も変わります。
例えば、
- RC300h（2.5Lハイブリッド）は自動車税が45,000円前後
- RC350（3.5L V6エンジン）は58,000円前後
- RC F（5.0L V8エンジン）は88,000円前後
となっています。（※税制改正や地域による差異あり）
次に、任意保険料についてですが、スポーツカー扱いになるため若干割高な傾向があります。30代前後で、車両保険込みの場合、
- RC300hで年間10〜12万円
- RC350で12〜14万円
- RC Fで15万円以上
となるケースが多いです。特にRC FはV8エンジンのハイパワーモデルということもあり、リスク判定上、保険料が高くなりやすい点に注意が必要です。
さらに、車検費用ですが、通常の点検整備と重量税、保険料込みで、
- RC300hやRC350で10万〜15万円
- RC Fだと15万円以上
かかることが一般的です。高性能なブレーキシステムやタイヤサイズが影響し、整備費用もやや高めになります。
これらを合計すると、RC300hであれば年間維持費は約25万〜30万円前後、RC350では30万〜35万円前後、RC Fでは40万円以上を見積もっておくと安心です。
ガソリン代の実態【ハイブリッドとガソリン車で大きく異なる】
レクサスRCは、モデルによってガソリン代も大きく異なります。
まず、RC300h（ハイブリッドモデル）は、2.5Lエンジンにモーターアシストが加わり、燃費は実燃費で12〜15km/L程度。街乗りメインでも比較的ガソリン代を抑えることができ、年間1万km走行した場合のガソリン代は8万円前後が目安です。（※ハイオク仕様）
一方、RC350（ガソリンモデル）は3.5L V6エンジンを搭載し、燃費は8〜10km/L程度とされています。ハイオクガソリンを使用するため、年間1万km走行すると、13万円前後のガソリン代がかかる計算です。
さらに、最上級モデルのRC F（5.0L V8エンジン）は、実燃費が6〜7km/L前後とかなり燃費が悪化します。1万kmあたりのガソリン代は17万円以上と見込まれ、高額な維持費要素のひとつとなっています。
このように、燃費性能を重視する方にはRC300hが向いていますが、パワフルな走行を楽しみたい方はガソリンモデルの維持費増を覚悟する必要があります。
消耗品交換費用【タイヤ・ブレーキパッド・オイル交換など】
レクサスRCでは、消耗品のコストも見逃せません。高級スポーツクーペという特性上、一般的な車両よりもパーツ単価が高く設定されています。
まず、タイヤですが、RC300hやRC350は18〜19インチタイヤを装着しており、交換費用は4本で10万〜15万円程度。RC Fの場合はより太いタイヤを履いているため、4本20万円以上になることも珍しくありません。
ブレーキパッドも重要なコスト要素です。RC300hやRC350では、前後セットで5万〜8万円程度ですが、RC Fはブレーキ性能が特に高く、前後で10万円以上かかることもあります。
さらに、エンジンオイル交換についても、RC300hではハイブリッドシステムのため通常より軽負担ですが、RC350やRC Fでは5,000km〜10,000kmごとの交換推奨で、1回あたり1万5,000円〜2万円前後と高めです。
これらの定期交換部品のコストは、年1回の車検時にまとめてかかるケースも多く、予算に余裕をもって備えておくことが大切です。
レクサスRCのモデル別維持費比較【RC300h／RC350／RC F】
出典：LEXUS
レクサスRCには、主にRC300h（ハイブリッド）、RC350（V6ガソリン）、**RC F（V8スポーツモデル）**の3種類が存在し、それぞれ維持費に大きな違いがあります。
購入後の満足度を左右する重要ポイントなので、ここでしっかり整理していきましょう。
まず、RC300hは、燃費の良さと維持費の安さが魅力です。税金・保険・燃費のすべてでコストを抑えられるため、街乗りメインの方やランニングコスト重視の方に向いています。
次に、RC350は、V6エンジンによるスムーズな加速と高級感ある走行フィールを楽しめるモデルです。ただし、ガソリン代や消耗品コストはやや高くなり、RC300hに比べるとランニングコストは重くなります。
最後に、RC Fは、5.0L V8自然吸気エンジンによる圧倒的なパワーとサウンドが魅力ですが、その分、税金・保険・ガソリン代・消耗品すべてが高額になります。趣味性が強く、維持費も含めて楽しめる方に適しています。
RC300h（ハイブリッドモデル）は本当に維持費が安い？
結論から言うと、RC300hはレクサスRCの中で最も維持費が安いモデルです。
2.5Lハイブリッドエンジンにより、燃費性能は実燃費12〜15km/Lと優秀で、日常使用でもガソリン代を大幅に節約できます。さらに、ハイブリッド車両特有の「エコカー減税」により、自動車税が軽減されるケースもあり、税金負担も比較的軽く済みます。
また、ハイブリッドシステムはエンジンへの負荷が少ないため、オイル交換頻度も少なめで済み、メンテナンス費用を抑えやすいのもメリットです。
ただし、RC300hもハイオク指定である点は注意が必要です。レギュラーガソリンではないため、燃料コストが想像より高くなる可能性があります。
また、バッテリー劣化やハイブリッドシステム故障時には高額修理が必要となるリスクもゼロではありません。特に10万km以上走行した中古車を検討する場合は、バッテリー保証やメンテナンス履歴をしっかり確認することが大切です。
とはいえ、トータルで見るとRC300hは「高級クーペをコストパフォーマンス良く所有したい」方に非常におすすめできるモデルだと言えるでしょう。
RC350（V6モデル）はバランス型？燃費とコストの実態
RC350は、レクサスRCシリーズの中でも「パワーと快適性のバランスが取れたモデル」として高い評価を受けています。搭載されるエンジンは、3.5L V6自然吸気エンジンで、最高出力は318馬力。街乗りから高速道路まで、幅広いシーンでストレスなく走れる走行性能が魅力です。
しかし、維持費に関してはRC300h（ハイブリッドモデル）に比べると確実に高くなります。まず、燃費ですが、実燃費は8〜10km/L程度となっており、日常的に使う場合でもガソリン代はしっかりかかります。1万km走行した場合、ハイオクガソリン仕様で約13万円前後のガソリン代が見込まれるでしょう。
税金面でも、3.5Lエンジン搭載車は自動車税が約58,000円と、2.5Lクラスよりも高額になります。また、スポーティな走行を意識したセッティングであるため、タイヤやブレーキパッドといった消耗品の交換費用も高めです。18〜19インチのタイヤ交換は4本で10万円以上、ブレーキパッド前後交換で5〜8万円程度が相場とされています。
車検費用についても、点検費用や重量税がかさみ、一般的な国産車に比べると負担は大きくなります。2年ごとの車検では15万円前後を見積もっておくと安心です。
総じて、RC350は「程よい走行性能と高級感」を楽しみたい方におすすめですが、日常維持費はコンパクトカーとは比較にならないレベルです。購入を検討する際は、ランニングコストもきちんと計算に入れておくことをおすすめします。
RC F（V8スポーツモデル）は超高額？覚悟すべきコスト感
RC Fは、レクサスRCシリーズの頂点に位置する、ハイパフォーマンススポーツクーペです。5.0L V8自然吸気エンジンを搭載し、最高出力は驚異の481馬力。サーキット走行も視野に入れた本格派のモデルとなっていますが、その分、維持費も別格となっています。
まず、燃費についてですが、実燃費は6〜7km/Lと非常に低めです。ハイオクガソリン指定であるため、年間1万km走行した場合、ガソリン代だけで17万円以上がかかる試算になります。燃料費の負担は、一般的な車両とは比較になりません。
自動車税は5.0Lエンジンということで、年間約88,000円と高額です。さらに任意保険料についても、V8エンジン搭載車・高額車両であることから、保険会社のリスク評価が高く、車両保険込みの場合は年間15万円以上となることも珍しくありません。
加えて、消耗品費用も驚くほど高くなります。RC F専用の大型タイヤは1本あたり5万円を超えることがあり、4本交換すると20万円以上かかるケースも。ブレーキパッドもハイパフォーマンス仕様のため、前後交換で10万円〜15万円を見込む必要があります。
さらに、車検費用についても高額で、消耗品交換込みで20万円以上の請求が来ることもあります。RC Fを所有するには、単に「車両価格を支払ったら終わり」ではなく、購入後も常に高額なランニングコストを覚悟しておくべきです。
とはいえ、圧倒的なパワーと存在感、そしてサーキットレベルの運動性能は、RC Fならではの魅力です。経済性よりも「走りへの情熱」や「所有する満足感」を重視する方には、唯一無二の選択肢と言えるでしょう。
維持費以外にかかるコストと注意点
出典：LEXUS
レクサスRCの維持費についてはこれまでご説明してきましたが、実は「維持費」以外にも見落としがちなコストが存在します。それらを事前に知っておくことで、購入後の後悔を防ぐことができます。
まず、スポーツカーであるがゆえの「タイヤやブレーキなどの消耗品劣化スピードの早さ」、そして「故障リスク」が挙げられます。また、保険料が思った以上に高くなってしまうことも注意が必要です。
それでは、具体的にどのようなコストやリスクがあるのか、詳しく見ていきましょう。
定期点検・故障リスクとその費用
レクサスRCは、非常に高品質な作りがされていますが、やはり長く乗るうえでは「定期点検」と「消耗品交換」が欠かせません。特に、RC FやRC350のような高性能モデルでは、サスペンション、ブレーキシステムなどの点検コストが高くなる傾向にあります。
例えば、レクサスディーラーで推奨される「法定12か月点検」では、点検料金だけで2万〜4万円かかることが一般的です。さらに、ブレーキパッドやバッテリーなどに交換が必要となると、追加で数万円〜十数万円の費用が発生することもあります。
また、スポーツ走行を頻繁に行う場合や、過酷な使用環境では、サスペンション部品やトランスミッション関連部品に早期摩耗が発生することもあります。RC Fの場合、特に走行性能を重視しているため、維持管理には細やかなケアが求められるでしょう。
ハイブリッドモデルのRC300hでは、ハイブリッドバッテリーの劣化にも注意が必要です。バッテリー交換費用は数十万円規模になる可能性もあり、保証期間内かどうかも重要な確認ポイントになります。
保険料が高くなる要因【スポーツカー扱いで割高？】
レクサスRCシリーズ、とくにRC350やRC Fは、保険料が高くなりやすい傾向にあります。その最大の理由は、「スポーツカー」として扱われるためです。
保険会社は、車両のエンジン出力、車両価格、修理費用の高さ、事故リスクなどを総合的に評価して保険料を設定しています。RC350は318馬力、RC Fに至っては481馬力というハイパワーエンジンを搭載しているため、「事故リスクが高い」と判断されやすいのです。
具体的には、30代・ゴールド免許保持者でも、RC350で年間保険料12〜14万円、RC Fでは15万円以上になることも普通です。特に、車両保険をフルカバーで付帯すると、さらに保険料は跳ね上がります。
また、万一事故に遭った場合、レクサス車特有の高額修理費用（ボディ修理、電子制御系統の修理など）が発生しやすいため、保険会社としてもリスクヘッジが必要となり、結果的に保険料が高く設定されるわけです。
このため、レクサスRCを購入する際は、「車両本体価格＋維持費＋保険料」という三重の負担をしっかり見積もっておくことが大切になります。保険選びの段階でも、複数社の見積もりを取って慎重に比較することをおすすめします。
雪道・悪路での追加コスト（タイヤ・4WDメンテ）
レクサスRCは、基本的にFR（後輪駆動）レイアウトを採用しているため、雪道や悪路での走行には注意が必要です。特にRC300hやRC350は標準でFRとなっており、雪の多い地域ではスタックやスリップのリスクが高まります。このため、冬季には必ずスタッドレスタイヤの装着が必要になります。
スタッドレスタイヤの費用ですが、RCシリーズの標準サイズである18〜19インチ用となると、4本で約12万〜18万円程度を見込んでおく必要があります。さらに、RC Fのようなハイパフォーマンスモデルでは、サイズも大きくなるためスタッドレスの選択肢が限られ、価格もより高額になりがちです。
また、雪道対応のためにAWD（四輪駆動）仕様のRCも一部ラインナップされていますが、AWDモデルは定期的なメンテナンスが必要になります。特に、デファレンシャルオイルやトランスファーオイルの交換が数年ごとに推奨されており、それぞれ1〜2万円程度のコストがかかります。これを怠ると、駆動系に大きなダメージを与えるリスクがあり、最悪の場合修理費が数十万円単位に膨れ上がることもあります。
さらに、雪道走行によるボディ下部への融雪剤（塩カル）によるサビ対策も重要です。防錆コーティングやアンダーコート施工を行う場合、2万〜5万円程度の追加費用がかかります。これらを定期的に行わないと、長期的に見て車両の価値が大きく下がる可能性があるため、特に雪国でRCを乗る方は注意が必要です。
このように、雪道・悪路に対応するためには、通常の維持費に加えて、タイヤ・4WD系統のメンテナンス費用、防錆対策など、年間でさらに数万円以上のコスト増を見込む必要があります。雪の多い地域にお住まいの方は、購入時にAWDモデルを選ぶか、複数台所有（冬専用車を持つ）も検討すると安心です。
レクサスRCを安く維持するためのコツ
※この画像はAIによって生成されたものです
レクサスRCは高級スポーツクーペのため、どうしても維持費が高額になりがちですが、いくつかの工夫をすることでトータルコストを抑えることが可能です。
ここでは、実際にRCオーナーの間でも効果的とされている節約方法をご紹介します。
まずポイントとなるのは、中古車選びのコツ、モデル選び（ハイブリッドorガソリン）、そしてメンテナンスコストの最適化です。これらを上手に組み合わせることで、憧れのレクサスRCを賢く、そして長く楽しむことができるでしょう。
中古車購入時に見るべきポイント【メンテ履歴・走行距離】
RCを中古で購入する場合、特に重要なのがメンテナンス履歴と走行距離のチェックです。高級車であるRCは、適切なメンテナンスがされているかどうかで、後々の維持費に大きな差が出てきます。
理想的なのは、ディーラーでの定期点検記録がしっかり残っている個体です。12ヶ月点検や車検ごとの整備記録簿が揃っている車両は、トラブルリスクが格段に低くなります。また、エンジンオイルやブレーキパッドの交換履歴も要チェックポイントです。
走行距離に関しては、一般的には「年1万kmペース」が理想とされています。つまり、3年落ちなら3万km前後が目安です。逆に、5万km以上走行している場合は、消耗品の劣化やハイブリッドバッテリーの劣化リスクも高まるため、注意が必要です。
さらに、事故歴や修復歴の有無も必ず確認してください。特にフレーム修正歴のある車両は、見た目が綺麗でも走行性能や耐久性に影響が出る可能性があるため、避けたほうが無難です。
ハイブリッドモデルを選ぶべき人とは？
維持費をできるだけ抑えたい方には、やはりRC300h（ハイブリッドモデル）が強くおすすめです。RC300hは燃費が良く、実燃費で12〜15km/Lを実現しているため、年間走行距離が多い方にとって大きなコストメリットがあります。
特に、街乗り中心で1年間に1万km以上走行する場合、ガソリン代だけで年間5万円以上の差がつくことも珍しくありません。また、自動車税も2.5Lエンジン扱いとなり、3.5Lや5.0Lモデルに比べて軽減されるのも嬉しいポイントです。
ただし、ハイブリッド車特有のバッテリー交換リスクについては考慮が必要です。バッテリー保証期間内であれば安心ですが、走行距離が10万kmを超えている個体では、バッテリー交換費用（20万円前後）が将来的に必要になる可能性もあります。購入前には、バッテリー診断を受けると安心です。
「燃費重視」「コスト重視」「通勤や街乗りが中心」という方には、RC300hは非常にバランスの取れた選択肢と言えるでしょう。
定期メンテナンスをディーラー以外で行うメリットと注意点
レクサスRCを維持するうえで、定期メンテナンスをどこで行うかもコストに大きく関わってきます。もちろん、レクサス正規ディーラーでの点検整備は品質・信頼性が高いですが、費用もそれなりに高額になります。
たとえば、法定12ヶ月点検だけでも3万円以上かかるケースが一般的で、オイル交換やタイヤ交換もディーラー価格だと割高になります。
一方で、信頼できる認証工場や専門ショップを活用すれば、オイル交換費用を半額以下に抑えられたり、消耗品交換の工賃を安く済ませることが可能です。特に、オイル交換、タイヤ・ブレーキパッド交換といった軽整備であれば、ディーラー以外でも十分高品質なサービスを受けることができます。
ただし、注意点として「レクサス車に詳しい工場を選ぶ」ことが重要です。RCは電子制御系統が高度に管理されているため、知識や設備が不十分な工場で整備すると、かえってトラブルの原因になるリスクがあります。
また、ディーラーでの定期点検を一切受けない場合、万が一のリコール対応や保証対応が受けられない可能性もあるため、バランスよく使い分けるのがおすすめです。たとえば、年1回の法定点検だけディーラーで、それ以外のオイル交換やタイヤ交換は認証工場に依頼する、といったスタイルが現実的でしょう。
【実例紹介】レクサスRCオーナーが語る維持費エピソード
※この画像はAIによって生成されたものです
ここでは、実際にレクサスRCを所有しているオーナーの声をもとに、リアルな維持費エピソードをご紹介していきます。
RC300h、RC350、RC F、それぞれのモデルごとの維持費事情を知ることで、自分に合った車選びの参考になるはずです。
都市部在住30代男性／RC300hオーナー
東京都在住、通勤や週末のお出かけにRC300hを利用している30代男性のケースです。
購入時は新古車（走行距離5,000km）で、価格は約430万円でした。
このオーナー様によると、RC300hは燃費が非常に優秀で、平均13km/Lほど走るとのこと。年間1万kmほど走行してもガソリン代は約7〜8万円で済んでいるそうです。また、ハイブリッドモデルなので自動車税も抑えられ、年間45,000円程度とのことでした。
任意保険についても、ゴールド免許＋30代という条件で、車両保険込みでも年間10万円弱に収まっているそうです。車検はレクサスディーラーで行い、総額約13万円。ディーラー整備は安心感がある一方で割高に感じることもあるそうですが、初めての高級車ということで、安心を優先しているとのことでした。
トータルで見ると、年間維持費は約25万円前後。
「正直、もっとかかるかと思っていたので意外と優秀でした」との感想をお持ちでした。
地方在住40代男性／RC350オーナー
次は、愛知県在住、趣味も兼ねてRC350を所有している40代男性の事例です。
新車でRC350を購入し、現在5年目で走行距離は約6万km。
RC350はV6エンジンということもあり、燃費は街乗り中心で8km/L程度とのこと。高速道路中心であれば10km/Lに届くこともあるそうですが、ガソリン代は年間1万km走行で約13万円程度かかっているそうです。
自動車税は年間58,000円、任意保険は車両保険付きで約13万円。維持費を押し上げる要素としては、やはりタイヤ交換とのことで、19インチタイヤを4本交換すると約14万円かかったと話してくれました。
さらに、3回目の車検時には、ブレーキパッドとバッテリー交換も重なり、総額約22万円となり驚いたそうです。「走りの楽しさは素晴らしいですが、維持コストもそれなりに覚悟が必要」とリアルな声をいただきました。
年間トータル維持費は約35万円以上とのことでした。
趣味使い50代男性／RC Fオーナー
最後は、北海道在住、RC Fを趣味使いしている50代男性のケースです。
週末のドライブやサーキット走行にも利用しており、走行距離は年間5,000km程度と控えめです。
RC Fは燃費が悪く、街乗りでは6km/Lを下回ることも珍しくないそうです。そのため、ガソリン代は年間でも約9万円以上かかっているとのこと。さらに、自動車税は5.0Lエンジンのため約88,000円。任意保険は50代ゴールド免許でも、年間15万円以上と高額です。
また、サーキット走行に使用しているため、タイヤ交換頻度が高く、1年半に1度は交換。4本セットで約22万円、さらにブレーキパッドの交換も10万円オーバーだそうです。車検も基本プラン＋消耗品交換で25万円以上かかっています。
トータル維持費は、年間50万円〜60万円ほど。「維持費の高さは承知の上。だからこそ、V8エンジンを味わえる喜びがある」と満足げに語ってくれました。まさに、RC Fは“愛と覚悟”が必要な1台と言えるでしょう。
まとめ：レクサスRCは「維持費も愛せる人」におすすめ
※この画像はAIによって生成されたものです
レクサスRCは、その美しいデザインと高級感、そしてモデルごとの個性が光る魅力的なクーペです。しかし、その分、維持費は一般的なトヨタ車とは大きく異なり、年間数十万円単位での出費を見込む必要があります。
RC300hは燃費重視で比較的コストを抑えられますが、RC350やRC Fになると、ガソリン代・保険料・消耗品コストが一気に跳ね上がります。雪国で使用する場合や、サーキット走行を楽しみたい場合は、さらに追加費用も発生するため、しっかりとした予算管理が重要です。
とはいえ、維持費も含めて「レクサスRCという特別な存在」を愛せる方にとっては、これ以上ないほど満足感の高い一台となるでしょう。走る喜びと所有する誇り、そのすべてを受け入れられる方に、レクサスRCは強くおすすめできるクルマです。
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