PR

CX80はなぜ売れない?実は売れている真の理由とは

etc

「CX80って、実はあまり売れてないんじゃないの?」
そんな不安や疑問を抱えている方、実は少なくありません。SNSや一部のレビューでは“売れない”という声も目立ちますが、本当にそうなのでしょうか?

この記事では、CX-80の販売実績や評価、よく聞かれる「売れない理由」の真相を、具体的なデータや実際のユーザー目線で徹底的に解説。さらに、人気グレードや選ばれる理由も合わせてご紹介します。

購入を検討している方が「買って失敗しないため」に、ぜひ知っておきたい情報をまとめました。

はじめに:なぜ「CX-80 売れない」と検索されるのか?

CX80はなぜ売れない?実は売れている真の理由とは

出典:MAZDA

マツダのフラッグシップSUVとして2024年に登場したCX-80は、発売当初から注目度の高いモデルです。しかしながら、SNSや口コミ、掲示板などの一部では「CX-80は売れないのでは?」といった声も見られます。実際に「CX-80 売れない」と検索されているのは、このような評判や噂に対して真相を確かめたいというニーズがあるからでしょう。

特に、先代にあたるCX-8との比較であまり新しさを感じないという声や、価格が高めで購入に踏み切れないといった意見が見られ、「売れているはずなのに不安になる」という心理が働いているようです。本記事では、そういった疑問に対して、実際の販売データや市場評価を交えて丁寧にお応えしていきます。

ネット上に見られる否定的な声

「CX-80 売れない」という検索ワードの背景には、SNSや自動車系掲示板などに寄せられた否定的な意見が少なからず影響していると考えられます。特に目立つのは以下のようなコメントです。

  • 「CX-8と見た目が似すぎていて新鮮味がない」
  • 「価格が高すぎて手が出しづらい」
  • 「グレードが複雑で選びにくい」

このような声は一部のユーザーの感想にすぎませんが、車の購入を検討する多くの方にとって、こうした情報は意外と大きな影響を与えます。実際のところ、デザインに関してはマツダの「魂動デザイン」をベースにしつつも、大型SUVらしい存在感やプレミアム感を持たせており、決して旧型の焼き直しではありません。また、価格面についても後述しますが、400万円を切るエントリーグレード「XD」など、コストパフォーマンスに優れたモデルも揃っています。

「売れない」と言われる背景にある誤解とは?

「CX-80が売れていない」と思われてしまう最大の理由は、事実とイメージのギャップです。たとえば、CX-80は高級志向で設計されているため、一般的な国産SUVと比べて価格がやや高くなっています。そのため「高すぎて売れないのでは?」という印象が先行してしまっているのです。

しかし実際には、CX-80はマツダのラージ商品群に属する上級モデルであり、競合としてはトヨタのクラウンクロスオーバーやアウディQ5といったプレミアムSUVが想定されています。そう考えれば、400万円台から選べるという価格設定は、むしろ戦略的とも言えるでしょう。

また、先代CX-8のデザインを引き継いでいる点に対する「代わり映えしない」という評価もありますが、これはマツダが一貫して「美しさと機能性を融合させるデザイン」を追求している結果とも言えます。見た目の革新性だけでなく、走行性能や乗り心地、安全装備など、ユーザー体験としての完成度が極めて高いことを考えると、単なる「売れない」というレッテルは見直されるべきでしょう。

販売データから見るCX-80の実力

CX80はなぜ売れない?実は売れている真の理由とは

※この画像はAIによって生成されたものです

SNSや口コミなどの印象論だけでは「本当に売れているのか?」という疑問は解消されません。そこで、ここでは実際の販売データをもとに、CX-80の販売状況や売れ筋グレードについて具体的に確認していきます。

販売目標 vs 実際の販売台数(2024年10月〜11月)

CX-80のマツダ社内における販売目標は月間1,400台とされていました。しかし、2024年10月の初月販売台数はなんと1,856台、翌11月には2,232台と、目標を大きく上回る数字を記録しています。これだけを見るだけでも、「CX-80は売れていない」という説がいかに事実と異なるかがわかります。

販売初月において目標超えを果たすというのは、特に高価格帯のモデルとしては非常に好調な滑り出しです。この要因として、事前のプロモーションによる認知度の向上や、3列シートSUVとしてのファミリーニーズの高さが挙げられます。また、実車の完成度が高く、試乗後に購入を決めるユーザーが多かったという販売現場からの声もあります。

つまり、「売れない」と言われているどころか、CX-80はむしろ初動でしっかりと市場に受け入れられ、堅調な販売実績を積み上げているのです。

売れているグレードはどれ?売れ筋モデルを分析

※この画像はAIによって生成されたものです

CX-80は複数のグレードが用意されていますが、特に売れ筋となっているのが「XD L Package」です。このグレードは500万円台前半で購入可能ながら、安全装備や快適装備が充実しており、価格と装備のバランスに優れている点が人気の理由です。

また、エントリーモデルである「XD」は394万円〜と、3列シートSUVとしては非常にリーズナブル。これにより「ちょっと贅沢なSUVが欲しいけど予算は抑えたい」という層からも支持を得ています。さらに、環境性能や先進性を求めるユーザーには、712万円の「PHEV Premium Sports」も選ばれており、高価格帯ながら一定の支持があります。

つまり、CX-80は低価格帯からプレミアム志向まで幅広いニーズに応える構成となっており、価格や装備の選択肢が多いことが販売好調の一因とも言えるでしょう。数字やグレード別の実態を見ても、決して「売れていない」わけではありません。むしろ、戦略的なグレード設計によって多様な購買層を取り込んでいる、極めて現実的な商品展開をしているのです。

今後の販売動向とCX-60の改良による影響

CX-80の今後の販売動向を考えるうえで、兄弟車であるCX-60の存在と、その改良内容がどのように影響を与えるのかは非常に重要なポイントです。まず、CX-60は2025年2月21日に改良モデルが販売開始予定となっており、足回りのセッティング変更やハンドリング性能の向上が施されると発表されています。このアップデートによって、走行時の乗り心地や安定感がさらに改善されることが期待されています。

CX-80とCX-60は同じプラットフォームをベースに開発された車種ですが、CX-80は3列シートを備えた大型SUVであるのに対して、CX-60は2列シートでよりスポーティな設計が特徴です。そのため、ユーザーのニーズが快適性・多人数乗車重視であればCX-80が有力候補になりますし、走りの楽しさを優先したい場合はCX-60が選ばれる構図となります。

しかし、もしCX-60の改良によって乗り心地がCX-80と同等、あるいはそれ以上に向上することになれば、価格面やサイズのコンパクトさも含めてCX-60に流れる層が出てくる可能性もあります。特に「2列で十分」という単身層や夫婦ユーザーにはCX-60の方が取り回しが良く、燃費性能や価格の面でも魅力に映るかもしれません。

一方で、CX-80はすでに発売初月である2024年10月に1,856台、翌11月には2,232台を売り上げ、月間目標の1,400台を大きく上回っています。この販売好調ぶりは、改良CX-60が登場してもすぐに陰るような弱い需要ではないことを示しています。特に、ファミリー層やアウトドア志向のユーザーには、3列シートと広い荷室というCX-80ならではの強みがしっかり刺さっている状況です。

今後は、CX-60とCX-80の両方が改良・強化されることで、マツダ全体のSUVラインアップに対する注目度がさらに高まり、相乗効果的にCX-80の魅力も再評価されていく可能性があります。

「売れない」と感じさせる5つの理由と実態

CX80はなぜ売れない?実は売れている真の理由とは

※この画像はAIによって生成されたものです

SNSやレビューサイトなどで「CX-80は売れないのでは?」とささやかれる背景には、実際の販売台数とは別の“印象”が関係しています。ここでは、そういった印象がなぜ生まれたのか、代表的な5つの理由とその実態について掘り下げていきます。

価格帯の広さと選択肢の多さによる混乱

CX-80はグレード構成が非常に豊富で、エントリーモデルの「XD」は394万円から、上級グレードの「PHEV Premium Sports」では712万円という価格帯になっています。これは裏を返せば、多くのニーズに対応した戦略的なラインアップとも言えるのですが、初めて購入を検討している方にとっては「どれを選べば良いのか分からない」という混乱を招く要因にもなってしまいます。

特に「XD」「XD L Package」「PHEV Exclusive Modern」など、似たようなグレード名が並ぶことで、装備差や価格差が一目でわかりにくく、結果的に購入判断を遅らせるケースもあるようです。実際には、中間グレードの「XD L Package」が装備と価格のバランスに優れていて人気なのですが、そうした“お買い得感”が伝わりにくいのは課題といえるでしょう。

デザインがCX-8と似ていて新鮮味に欠ける?

もう一つの「売れない」と言われる理由は、デザインが先代モデルのCX-8と大きく変わっていないという指摘です。特にフロントマスクやサイドのキャラクターラインにおいて、「パッと見では違いが分からない」という声もあり、購入動機の一つである“新しい車に乗る喜び”が薄れてしまうと感じる方もいるようです。

ただし、実際のデザインはディテールにおいて大きく進化しており、シャープなLEDヘッドライトや光の当たり方で表情を変えるボディの造形など、CX-80ならではのプレミアム感がしっかりと表現されています。また、全長が5m近くあるボディサイズによって、CX-8よりも存在感は一段と増しており、実車を見ると印象が大きく変わるという意見も多いです。

つまり、新鮮味に欠けるという評価はあくまで写真やスペック表だけを見た第一印象に過ぎず、実際に試乗したり、実車を目にすればCX-80の完成度の高さを十分に実感できるはずです。

上級グレードの価格が高く感じられる?

「CX-80は高すぎる」と感じる方が多いのも、売れないとされる理由のひとつです。確かに、最上級グレードの「PHEV Premium Sports」は712万円という価格帯で、これは輸入車のアウディQ5やボルボXC60とも競合する水準です。

しかし、その価格には十分な理由があります。たとえば、12.3インチのセンターディスプレイや、ドライバーの体型に合わせて自動調整してくれる「ドライバー・パーソナライゼーション・システム」、さらに360度ビューカメラや先進運転支援システム(ADAS)などが標準装備されており、快適性と安全性において非常に優れた仕様となっています。

また、ディーゼルやマイルドハイブリッド、プラグインハイブリッドなど、パワートレインの選択肢が豊富である点も価格の幅に反映されている部分です。特に燃費性能に優れるディーゼルモデルでは、高速道路で20km/L近い燃費を記録できるケースもあり、維持費を含めたトータルコストで見ればコスパは高いといえます。

つまり、高価格帯のグレードは確かに“高く感じる”かもしれませんが、その分の価値をしっかり提供している点では、決して“割高”な車ではありません。価格と内容のバランスを正しく理解することが重要です。

3列目の居住性・収納力への不満点

CX-80はマツダ初の本格的な3列シートSUVとして、ファミリーユースや多人数乗車に対応できる設計が魅力の一つです。ただし、一部のユーザーからは3列目の居住性や収納スペースに関して不満の声も挙がっており、「売れない」と感じさせてしまう一因にもなっているようです。

まず、3列目のシートは170cm以下の乗員を想定して設計されているため、成人男性や大柄な方にとっては少し窮屈に感じられるかもしれません。特に長距離の移動では、膝周りや足元の余裕がやや不足しており、座り心地に不満を感じる方もいるようです。また、リアクォーターウィンドウが小さいため、外の景色が見えづらく、閉塞感を感じやすいという意見もあります。

ただし、3列目を使わないときの荷室容量は非常に広く、最大687リットルを確保しています。アウトドアや旅行時など、多くの荷物を積みたい場面ではこの広さは大きな武器となります。また、2列目をベンチシート仕様にすれば、シートをフラットにして車中泊も可能なため、使い方次第で実用性は高まります。

つまり、3列目の快適性に過度な期待をしてしまうと物足りなさを感じる可能性はありますが、設計意図を理解し、主に子どもや短距離利用を前提とすれば、十分に実用的です。そして、シートを倒した際の荷室の広さは、他の3列SUVと比べてもトップクラスの利便性を誇ります。

他社SUVとの比較で見劣りする点は?

CX-80が「売れない」と言われてしまう背景には、同価格帯の他社製SUVと比較されたときに“見劣りする”と感じるポイントがあることも否めません。とくに比較対象となるのは、トヨタ・クラウンクロスオーバーや、輸入車で言えばアウディQ5やボルボXC60など、プレミアム志向のSUVたちです。

その中でも、CX-80は走行性能・装備・質感など多方面にわたって高い評価を受けていますが、たとえばブランド力という面では、マツダというメーカーのイメージが「プレミアムSUV」に馴染みづらいと感じる方もいるかもしれません。アウディやボルボといったブランドは、それだけで「高級感」や「所有満足度」が保証されていると感じる方が多く、その点でCX-80は“通好み”に映る部分があるのです。

また、グレード名が複雑で装備差がわかりづらいことも、他社に比べてユーザーを迷わせる要因となっています。例えば、クラウンクロスオーバーではグレードごとの違いが明確で、選びやすさが感じられるのに対し、CX-80は「XD」「XD L Package」「PHEV Premium Sports」など多くの選択肢があり、価格差と装備差がわかりにくいという声が多いです。

とはいえ、走行性能や内装の質感、装備内容に目を向ければ、同クラスのSUVと比べても十分に競争力があります。特に価格に対する装備の充実度は高く、ブランド料に頼らず実質的な価値で勝負しているのがCX-80の魅力です。

CX-80が選ばれる理由と高評価ポイント

CX80はなぜ売れない?実は売れている真の理由とは

※この画像はAIによって生成されたものです

SNSや一部レビューでは「売れない」という印象もありますが、実際の販売データや購入者の声を見ると、CX-80には明確な“選ばれる理由”が存在します。ここでは、特にユーザーから高く評価されているポイントを2つに絞ってご紹介します。

ラグジュアリーSUV並みのインテリア質感

CX-80のインテリアは、国産車とは思えないほどの高級感を感じさせてくれます。ダッシュボードは水平基調のデザインで視界が広く、素材には上質なレザーやウッドトリムが用いられており、まさに“プレミアムSUV”という名にふさわしい雰囲気が漂っています。

特に「XD L Package」以上のグレードでは、シートやステアリング周りの仕上げがより上質で、欧州車のインテリアにも匹敵するとの評価も。PHEVモデルではさらに、静粛性や先進的なデジタル装備が加わることで、快適性がより一層引き立てられています。

また、収納スペースに関しても、ミニバン的な使い勝手を意識した作りとなっており、3列目を倒せば荷室が687リットルと大容量に。アウトドアやファミリーの長距離移動など、多用途に対応できる点も高く評価されています。

安定感と快適性を両立した走行性能

マツダの「人馬一体」思想を体現したCX-80は、走行性能においても非常に完成度が高い一台です。フロントエンジン・リアドライブ(FR)ベースのプラットフォームにより、大型SUVでありながらも俊敏で安定感のある走りを実現しています。

特にCX-60と比べて、CX-80ではリアサスペンションが柔らかめに調整されており、長距離移動やファミリードライブでも疲れにくい乗り心地が特徴です。リアスタビライザーを廃止し、スプリングの柔軟性を高めたことによって、後席の快適性が大幅に向上しています。

また、選べるパワートレインも魅力的で、3.3Lディーゼルエンジンでは高速燃費20km/L近い性能を発揮できるなど、経済性にも優れています。プラグインハイブリッド(PHEV)では、市街地をほぼEVで走行できることで、燃料代を大きく抑えることも可能です。

このように、CX-80はラグジュアリーな内装と確かな走行性能を両立した、まさに“走って良し、乗って良し”のバランス型SUVとして、多くのユーザーから高評価を受けているのです。

燃費性能と維持費のコストパフォーマンス

CX80はなぜ売れない?実は売れている真の理由とは

※この画像はAIによって生成されたものです

CX-80は「高級SUV=維持費が高い」というイメージを良い意味で裏切る、優れた燃費性能とコストパフォーマンスを備えています。特に注目したいのは、3.3L直列6気筒のディーゼルエンジンを搭載したモデルです。このエンジンはマイルドハイブリッド機構を組み合わせることで、高速道路走行では実燃費20km/Lに迫るケースもあり、大型SUVとしては非常に優れた数値です。

長距離移動が多い方にとっては、燃料代が抑えられるディーゼルエンジンの恩恵は非常に大きく、ガソリン車と比べて給油回数も減るため、日常的な負担軽減につながります。また、燃料価格が比較的安定している軽油を使える点も、ランニングコストの面で評価されるポイントです。

一方、環境性能を重視する方にはプラグインハイブリッド(PHEV)モデルも選択肢として用意されています。WLTCモードでは12.9km/Lとされていますが、実際の使用環境では電動走行をうまく活用することで15km/Lに近い燃費を実現できます。市街地ではほとんどEVモードで走行できるため、通勤や買い物など短距離移動がメインの方には特におすすめです。

価格面では、394万円から選べるエントリーグレード「XD」も用意されており、購入時の初期費用を抑えながら燃費性能に優れた車を手に入れることができます。このように、CX-80は購入後の維持費を含めた「トータルコスト」で見ると、非常に優秀なコストパフォーマンスを実現している一台といえるでしょう。

先進装備と安全性の高さは?

CX-80は見た目や走行性能だけでなく、搭載されている先進装備や安全性の高さでも評価されています。まず装備面で特筆すべきは、「ドライバー・パーソナライゼーション・システム」です。これはドライバーの体格や好みに応じて、座席やミラーの位置、ステアリングの調整を自動で最適化してくれるもので、最大6人分の設定を記憶できます。乗るたびに調整する手間がなくなり、家族や複数人で車を共有する方には特に便利な機能です。

さらに、上位グレードでは「エントリーアシスト機能」も搭載されており、乗降時にはシートやステアリングが自動で動いて乗り降りをサポートしてくれます。このような細やかな配慮が、CX-80の快適性とプレミアム感をさらに高めています。

安全性能についても抜かりはありません。全グレードに先進運転支援システム(ADAS)が搭載されており、自動ブレーキ、車線維持支援、アダプティブクルーズコントロールなどが標準装備されています。また、「リアクロストラフィックアラート」や「360度ビューカメラ」など、視界の確保をサポートする装備も一部グレードで利用可能です。

ただし、エントリーグレードの「XD」では一部の先進機能が省かれているため、購入の際には自分の求める安全装備が付いているかを確認することが大切です。それでも、全体的な安全性のレベルは非常に高く、家族や大切な人を乗せる車として信頼できる仕上がりとなっています。

CX-60との違いから見えるCX-80の魅力

CX-80とよく比較されるのが、同じマツダのCX-60です。両者は共通のプラットフォームを採用している兄弟車のような関係にありますが、用途や設計思想に明確な違いがあり、それがCX-80の魅力を際立たせています。

最大の違いは、CX-80が3列シートを備えた7人乗り仕様であるのに対し、CX-60は2列5人乗り仕様で、よりスポーティな走りに特化している点です。CX-80では2列目にキャプテンシートやベンチシートの選択が可能で、3列目を活用することでファミリーユースや多人数での旅行にも柔軟に対応できます。

また、CX-80は足回りにもファミリー向けの工夫が施されており、リアサスペンションのスプリングが柔らかめに設定されていることで、CX-60よりも乗り心地がソフトで長距離移動でも疲れにくい設計となっています。リアスタビライザーを廃止したことも、後席の快適性を向上させるポイントです。

パワートレインは両モデルとも同じくディーゼルやPHEVが選べますが、CX-80では3列目の搭載を考慮した上でのセッティングがされており、実用性の高い仕上がりになっています。

このように、CX-60は運転の楽しさや軽快なハンドリングを求める方に向いている一方で、CX-80は家族の快適な移動を重視した設計となっており、用途やライフスタイルに応じた最適な選択ができるようになっています。単なるサイズの違いではなく、「何を大切にしたいか」で選ぶべき2台と言えるでしょう。

購入前に知っておきたいグレードと価格の選び方

CX80はなぜ売れない?実は売れている真の理由とは

※この画像はAIによって生成されたものです

CX-80には複数のグレードが用意されており、394万円から700万円超までと価格帯が非常に幅広く設定されています。そのため、購入を検討している方にとって「どのグレードを選べばいいのか?」というのは重要な悩みどころです。ここでは、特に初めてCX-80を検討する方におすすめの選び方をご紹介します。

エントリーモデル「XD」が狙い目な理由

初めてCX-80に乗る方や、コストパフォーマンスを重視したい方に特におすすめなのが、エントリーモデルの「XD」です。価格は394万円からと、3列シートSUVとしては非常にお求めやすい水準に設定されています。

「エントリーグレードだから装備が貧弱なのでは?」と思われがちですが、実際には十分すぎるほどの基本装備が備わっており、快適性・安全性ともに国産SUVとして高い水準を維持しています。加えて、燃費性能に優れた3.3Lディーゼルエンジンを搭載しており、高速走行では20km/L近い実燃費を記録できることもあるため、維持費の面でも安心です。

もちろん、先進安全装備や快適装備がフル搭載された上位グレードも魅力的ですが、予算や使い方を考慮したときに、「XD」はCX-80の魅力をしっかりと味わえる“コスパ抜群の入口”として非常に優秀です。家族での普段使いや週末のレジャーなど、幅広いシーンで活躍する実力を持っている一台といえるでしょう。

人気の「XD L Package」とは?

CX-80の中でも特に人気を集めているグレードが「XD L Package」です。このグレードは価格と装備のバランスが非常に良く、実際の販売データでも最も多くのユーザーに選ばれている中心的な存在といえるでしょう。

まず価格面では、「XD L Package」は500万円台前半で購入可能となっており、上級グレードと比べてコストを抑えながらも、快適性や先進装備をしっかりと備えているのが魅力です。具体的には、12.3インチの大型センターディスプレイ、シートヒーター、ステアリングヒーター、運転席電動調整機能など、普段使いで「あると嬉しい」装備が標準で搭載されています。

安全装備も充実しており、アダプティブクルーズコントロール(ACC)や車線維持支援、衝突被害軽減ブレーキなど、先進運転支援システムが標準で付いているため、日々の運転も安心して行えます。

また、「XD L Package」ではディーゼルハイブリッドエンジンが採用されており、燃費性能と走行性能のバランスも秀逸です。高速道路では20km/L近い実燃費を記録することもあり、燃料コストを抑えつつ長距離移動にも強い点が、家族での遠出や通勤にも適していると評価されています。

このように、「XD L Package」はCX-80の魅力を凝縮したようなグレードで、価格・装備・燃費の3点バランスに優れていることから、多くのユーザーから高い支持を集めているのです。

PHEVモデルは誰向け?価格とのバランス考察

CX-80のラインアップの中で、最上位に位置するのが「PHEV Premium Sports」などのプラグインハイブリッド(PHEV)モデルです。価格は712万円と、CX-80の中でも突出して高額な設定ですが、それに見合った先進性と環境性能を備えた一台でもあります。

PHEVモデルの最大の特長は、EV(電気)モードでの走行が可能である点です。市街地での短距離移動であれば、ほとんどガソリンを使わずに電動走行のみで用を足すことができ、燃料コストを大幅に削減することができます。WLTCモードでの燃費は12.9km/Lとされていますが、電動走行を積極的に活用すれば、実質的な燃費は15km/L近くに達するケースもあるようです。

また、PHEVモデルには上位グレード専用の豪華な装備が搭載されており、例えば「ドライバー・パーソナライゼーション・システム」や「エントリーアシスト機能」、360度ビューカメラなどが標準装備されています。内装の質感も非常に高く、レザーシートやウッドトリム、先進的なインフォテインメント環境が整っており、所有満足度という点では群を抜いています。

ただし、700万円超という価格帯を考えると、このモデルが向いているのは、充電設備が整っている家庭環境を持ち、都市部中心に日常的な短距離移動をする方、あるいは環境意識が高く、EVへの関心が強い方などに限られるかもしれません。

つまり、PHEVモデルは「走るコストを抑えながら、高い快適性と先進装備を求める方」や「EV的な使い方をしたい方」には非常に魅力的な選択肢ですが、全ユーザー向けというよりは、ライフスタイルや価値観に合った人にこそ“刺さる”グレードと言えるでしょう。

まとめ:「CX-80 売れない」は本当か?正しい判断のために

CX80はなぜ売れない?実は売れている真の理由とは

出典:MAZDA

「CX-80 売れない」と検索する方が気にしているのは、実際の販売状況や評価というより、「購入して後悔しないか?」という不安なのかもしれません。しかしながら、販売初月から目標を大きく上回る台数(2024年10月:1,856台、11月:2,232台)を記録し、安定した人気を維持している事実からもわかるように、CX-80は決して“売れていない”車ではありません。

むしろ、グレード構成の豊富さ、高級SUV並みのインテリア、燃費性能と走行性能のバランス、安全装備の充実度など、商品力は非常に高く、ユーザーのニーズにしっかり応えた一台に仕上がっています。一部には「価格が高い」「デザインが地味」「3列目が狭い」といった意見もありますが、それぞれに設計意図があり、使い方や価値観によって評価は大きく変わります。

中でも「XD L Package」は価格と装備のバランスが良く最も選ばれており、初めてCX-80を検討する方にはうってつけの選択肢です。一方、PHEVモデルは高額ではあるものの、電動走行やプレミアム装備を活かせるライフスタイルであれば、長期的に見て十分に価値のあるグレードだと言えます。

つまり、「CX-80は売れない」と断言するのは、あまりにも一面的な見方です。価格だけでなく、自分の使い方や価値観に合ったグレードを選ぶことができれば、CX-80は日々の移動をより快適に、より満足度の高いものにしてくれるはずです。正しい情報と判断で、自分にぴったりの1台を見つけてください。

おすすめ記事

CX5ディーゼルで後悔した5つのリアル体験談

ワゴンRスマイルが気持ち悪いと感じる理由と実際の評判

ウェイクが危ないと言われる理由とその対策方法

日産キックスはなぜ売れない?理由5選を解説

中古ワゴンRはなぜ安い?後悔しない選び方ガイド

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました