新型ヴォクシーを検討中の方の中には、「デザインがダサいって本当？」「後悔しないかな？」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
ネット上では賛否両論あり、特にフロントグリルの派手さやカラー選びに対する評価が分かれています。
この記事では、新型ヴォクシーが「ダサい」と言われる理由を徹底検証し、ノアとの比較や内装のリアルな魅力と課題についても詳しく解説。さらに、購入時に注意すべきポイントや、カスタムで自分好みに仕上げる方法もご紹介します。
この記事を読むことで、新型ヴォクシーの本当の姿と、後悔しない選び方がわかります。
新型ヴォクシーは本当にダサいのか？徹底検証
出典：TOYOTA
ヴォクシーが「ダサい」と言われる主な理由
新型ヴォクシーが「ダサい」と言われる理由には、いくつか明確なポイントがあります。
まず挙げられるのが、外装デザインの派手さです。特に、縦型の大きなフロントグリルが目立ち、見た目のインパクトが強すぎると感じる方が多いようです。オラオラ系のデザインと揶揄されることもあり、落ち着きやシンプルさを求めるユーザーからは敬遠されがちです。
さらに、カラーによる影響も大きいです。ホワイトパールクリスタルシャインやブラック系などの人気色であっても、デザインと相まって「大きく見える」「圧迫感がある」と感じる方もいらっしゃいます。このような要素が組み合わさることで、新型ヴォクシーは「ダサい」と評価されてしまうケースがあるのです。
一方で、若い世代や個性を重視する層からは、この派手さが「カッコいい」と高く評価されることもあり、意見は大きく分かれています。結局のところ、「ダサいかどうか」は個々の好みと価値観によるところが大きいと言えるでしょう。
フロントグリルのデザインに対する評価
新型ヴォクシーのデザインで特に賛否が分かれるのが、フロントグリルです。
縦に伸びる大型グリルは、トヨタらしい先進的なデザインを追求した結果ですが、その迫力ゆえに「ゴツすぎる」「威圧感がある」と感じる人も多いのが実情です。
実際、ノアと比較しても、ヴォクシーはかなりアグレッシブな印象を与えます。ノアが水平基調で安定感を重視したデザインであるのに対し、ヴォクシーは若年層やスポーティなスタイルを好む層をターゲットにしているため、好みが分かれるのも当然かもしれません。
とはいえ、このフロントグリルのデザインも、カスタム次第で印象を大きく変えることができます。例えば、モデリスタ製エアロパーツやGRパーツを装着することで、より洗練されたスタイルに仕上げることも可能です。デザインに違和感を覚えた場合は、こうしたカスタムを検討してみるのもひとつの方法でしょう。
カラー選びによる印象の違い【白・黒・マッシブグレー】
新型ヴォクシーの印象は、カラー選びによっても大きく左右されます。
人気カラーランキングを見ると、最も選ばれているのは「ホワイトパールクリスタルシャイン」、次いで「アティチュードブラックマイカ」「スパークリングブラックパールクリスタルシャイン」が続きます。
ホワイトパールは上品さや清潔感があり、家族向けのイメージを演出できる一方で、車体が大きく見えてしまうため「野暮ったい」と感じる声もあります。また、汚れや水垢が目立ちやすいというデメリットもあります。
ブラック系のカラーは、高級感と威圧感を演出できるため人気ですが、こちらも傷や汚れが目立ちやすく、さらに夏場は車内温度が上がりやすい点には注意が必要です。
最近では、「マッシブグレー」も人気が高まっています。このカラーは汚れが目立ちにくく、大人っぽい落ち着いた雰囲気を持ちつつ、他車と差別化しやすいという特徴があります。他人と被りたくない方や、少し個性を出したい方には特におすすめです。
カラー選びは、単なる好みだけでなく、**リセールバリュー（再販価格）**にも影響するため、慎重に選びたいポイントです。ホワイトやブラック系は中古車市場でも人気が高く、売却時に高値がつきやすい傾向がありますので、将来のことも見据えて選択することをおすすめします。
購入前に知っておきたい！ヴォクシーの欠点と対策
出典：TOYOTA
維持費が高すぎる？年間コストのリアル
新型ヴォクシーを購入するにあたって、維持費が高いという声は無視できません。
例えば、ヴォクシーの排気量は1,500cc超～2,000cc以下に分類されるため、自動車税は年間36,000円かかります。さらに、自動車重量税も約1,610～1,710kgの車重に応じて、初回登録時には49,200円、その後の車検ごとに32,800円が必要です。
また、燃料費も負担要素のひとつです。ガソリンモデルの場合、カタログ燃費は約15.0km/Lとされていますが、実走行では10〜12km/L前後になるケースも少なくありません。例えば年間10,000km走行した場合、ガソリン代だけで約10万円程度がかかる計算です（ガソリン価格150円/L想定）。
さらに、自賠責保険（約17,540円/2年ごと）や任意保険（年間約5～10万円）、定期メンテナンス費用（年間約2～5万円）などを合計すると、年間の維持費は約28万円前後にのぼると試算されます。
このように、ヴォクシーは購入価格だけでなく、維持費についてもあらかじめしっかりとシミュレーションしておくことが重要です。
なお、燃費性能に優れるハイブリッドモデルを選んだり、保険の見直しを行ったりすることで、ある程度のコスト削減も可能ですので、検討してみると良いでしょう。
ガソリン車の燃費性能に注意
新型ヴォクシーにはハイブリッドモデルとガソリンモデルが用意されていますが、特にガソリン車を検討している方は、燃費性能について注意が必要です。
ヴォクシーのガソリン車（2WDモデル）のカタログ燃費は約15.0km/Lとされています。ただ、これはあくまで理想的な試験環境下での数字であり、実際の街乗りや高速道路では、実燃費が10〜12km/L前後になるケースが多く報告されています。
例えば、年間10,000kmを走行すると仮定した場合、燃料費だけで約10万円〜15万円程度はかかる計算になります（ガソリン単価150円/L想定）。最近では燃料費の高騰も続いているため、想定以上に家計に負担を感じることもあり得ます。
また、ガソリンモデルは価格面でハイブリッドより手頃なメリットはあるものの、長期的なランニングコストまで考えると、燃費効率に優れるハイブリッドモデルのほうが結果的にお得になる可能性も十分あります。
特に、通勤や送迎などで日常的に走行距離が伸びる方には、燃費性能をしっかり重視した選択をおすすめします。逆に、走行距離が少ない方や初期コストを抑えたい方にとっては、ガソリン車でも十分満足できるでしょう。
新型ヴォクシーを選ぶ際には、単に本体価格だけで比較するのではなく、年間の燃料費や維持コストもトータルで考えることが、後悔しないポイントになります。
後方視界の悪さと駐車支援オプション
新型ヴォクシーのもうひとつの注意点は、後方視界の悪さです。
ヴォクシーは室内空間を最大限に確保するため、ボディ形状がスクエアに近く、リアウィンドウも小さめになっています。そのため、バック駐車や狭い場所での運転時に、後方の死角が多いと感じる方が少なくありません。
この後方視界の課題を補うために、トヨタはオプションでいくつかの支援機能を用意しています。特におすすめしたいのが、**パノラミックビューモニター（床下透過表示機能付）＋パーキングサポートブレーキ（後方歩行者検知）**のセット（オプション価格93,500円〜）です。
このシステムを装着することで、車両を上から俯瞰したような映像を表示できるため、狭い場所での駐車や出庫が格段にラクになります。また、後方に歩行者がいた場合でも自動的にブレーキをかけてくれるので、安全性も大きく向上します。
さらに、死角となりやすい後方左右をカバーするブラインドスポットモニターや、ミラー内に映像を表示できる**電子インナーミラー型ドライブレコーダー（TZ-D203MW・約59,400円）**も非常に有効です。
運転に自信がない方や、家族を乗せる機会が多い方には、これらのオプションを積極的に導入することを強くおすすめします。安心感がまったく違ってきます。
ノアと比較！ヴォクシーのデザインは本当に不利？
出典：TOYOTA
新型ヴォクシーとノアは、どちらもトヨタが誇るミドルサイズミニバンですが、デザインの方向性には大きな違いがあります。
「ヴォクシーはデザインが派手でダサい」と言われる一方で、「ノアは無難すぎる」と感じる方もいます。では、ファミリーカーとしてどちらが適しているのでしょうか？ここから詳しく見ていきます。
ノアの落ち着きデザイン vs ヴォクシーの個性派デザイン
ヴォクシーとノアの最大の違いは、フロントマスクの印象にあります。
ヴォクシーは、大胆で縦に大きく広がるフロントグリルを採用しており、LEDヘッドライトと組み合わせることで、未来感と力強さを前面に押し出しています。一方、ノアは水平基調のデザインで、フロントフェイスに安定感や落ち着きを持たせたスタイルです。
ヴォクシーのデザインは、特に若い世代や、個性をアピールしたい方には高く評価されています。逆に、落ち着いた雰囲気を求めるファミリー層や年配の方には、ノアのシンプルなデザインが好まれる傾向があります。
どちらが良いかは完全に好みによりますが、「みんなと同じは嫌だ」「自分らしい一台がほしい」という方には、個性的なヴォクシーが非常におすすめです。
ただし、リセールバリューや無難さを重視する場合は、ノアのデザインが有利になるケースもあるので注意が必要です。
ファミリー向けに選ぶならどちら？
ファミリーカーとして選ぶ際に重視すべきなのは、デザインだけではありません。室内空間、利便性、安全性能なども重要なポイントです。
実は、室内の広さや使い勝手、基本的な安全装備に関しては、ヴォクシーもノアもほぼ互角と言われています。特に、2列目シートのスライド量や、3列目シートの格納方法などは、どちらも非常に優れています。
安全装備も、どちらも最新の「トヨタセーフティセンス」が搭載されており、衝突回避支援ブレーキや車線逸脱警報、渋滞支援機能などが充実しています。
ですので、ファミリー向けに選ぶ場合でも、決め手はやはりデザインの好みになります。落ち着きと安心感を求めるならノア、個性と存在感を重視するならヴォクシー。
なお、中古車市場における人気やリセールバリューを考慮すると、ノアのほうがわずかに有利というデータもありますが、最近ではヴォクシーも人気が高まりつつありますので、最終的には「自分と家族が好きになれるかどうか」が一番大切です。
新型ヴォクシーの内装事情：広さと質感のリアル
出典：TOYOTA
圧倒的な室内空間と収納力
新型ヴォクシーの内装でまず特筆すべきは、圧倒的な室内空間の広さです。
7人乗りまたは8人乗りのバリエーションが用意されており、特に2列目シートにはスライド機構が標準装備されているため、乗員数や荷物量に応じた柔軟なレイアウト変更が可能です。2列目シートのスライド量は非常に大きく、大人でも足を伸ばして快適に過ごせる空間が確保されています。
さらに、3列目シートは跳ね上げ式で簡単に収納できるため、大きな荷物を積むときにも困りません。アウトドア用品やベビーカーなど、かさばる荷物もスムーズに積み込める設計になっているのは、ファミリー層にとって大きな魅力です。
収納スペースも豊富で、グローブボックスやドアポケット、センターコンソール、さらには天井部にも収納スペースが配置されています。日常使いで必要な小物や飲み物、おもちゃなどをすっきり整理できる工夫が随所に施されており、使い勝手の良さは抜群です。
こうした設計が、新型ヴォクシーをファミリーカーとしてだけでなく、レジャー用にも選ばれる理由のひとつになっています。
操作性と快適性はどうなのか？
新型ヴォクシーの運転席まわりは、直感的な操作性を重視したデザインになっています。
大型ディスプレイを中心に、インフォテインメントシステムやエアコン操作パネルが配置されており、初めて乗った方でもすぐに使いこなせるレイアウトが魅力です。エアコン操作などもタッチパネル式で視認性が高く、運転中でも視線移動を最小限に抑えられるため、安全性にも配慮されています。
ただし、操作ボタンの数が多いことから、「機能が多すぎて戸惑う」という声も一部では聞かれます。特にデジタル機器に慣れていない方にとっては、最初は若干の慣れが必要かもしれません。それでも、慣れてしまえば、必要な機能にすぐアクセスできる点は非常に便利です。
快適性の面でも高評価が目立ちます。2列目・3列目シートともにクッション性が高く、長時間のドライブでも疲れにくい設計になっています。また、静粛性も向上しており、ロードノイズやエンジン音がしっかり抑えられているため、車内での会話がしやすい環境が整っています。
このように、操作性と快適性のバランスがしっかり取られている点は、日常使いはもちろん、長距離移動時にも大きな安心材料になるでしょう。
高級感不足を補う内装オプションとは
新型ヴォクシーの内装で少し残念な点として指摘されるのが、質感の問題です。
標準仕様では、プラスチック素材が目立つ部分が多く、「高級感に欠ける」という声も少なくありません。他の高級ミニバンと比較すると、どうしても素材面での見劣りは否めないでしょう。
しかし、この点もオプション装備を選ぶことで、しっかりカバーすることができます。
例えば、上級ファブリックシートや合成皮革シートを選択することで、座り心地と見た目の両方を大幅にグレードアップすることが可能です。また、ウッド調パネルやソフトパッド仕様のドアトリムなどを追加することで、インテリア全体に高級感をプラスすることができます。
さらに、リヤオートエアコン（前後独立式）を装備すれば、後席の快適性も飛躍的に向上します。前席と後席で個別に温度設定ができるため、乗員全員が快適な温度で過ごすことができ、特に家族連れにはおすすめのオプションです。
こうした内装オプションをうまく組み合わせることで、新型ヴォクシーの質感不足をしっかり補い、より満足度の高い車内空間を作り上げることができるでしょう。
「ダサい」を克服！カスタムで変わるヴォクシー
出典：TOYOTA
モデリスタ＆GRパーツでイメージチェンジ
「ヴォクシーのデザインがちょっと派手すぎるかも…」「ダサいと言われたくない」という方におすすめなのが、モデリスタやGRパーツによるカスタムです。
トヨタ純正のカスタムブランドであるモデリスタやGRパーツは、クオリティが非常に高く、車体に完璧にフィットするデザインが魅力です。
モデリスタでは、エアロパーツを装着することで、ヴォクシー本来の直線的なデザインを活かしながら、スポーティかつスタイリッシュな印象を与えることができます。具体的には、「エアロパーツセット（モデリスタエアロキット）」が人気で、フロントスポイラーやサイドスカート、リアバンパースポイラーがセットになっています。これにより、車全体のシルエットが引き締まり、都会的な洗練されたイメージへと一変します。
一方、GRパーツは、よりスポーツテイストを強調したアイテムがラインナップされています。たとえば、GR専用のフロントグリルやローダウンサスペンションを組み合わせることで、圧倒的な存在感と走行性能の向上を同時に実現できます。特に、車高を少し下げるだけでも、見た目の印象は劇的に変わるのでおすすめです。
また、ホイールデザインをブラック系やメタリック系に変更するだけでも、全体の雰囲気がグッと引き締まり、高級感がアップします。
「純正オプションだから高いのでは？」と心配されるかもしれませんが、ヴォクシー購入時にオプションとして装着すれば、ローンに組み込むことも可能なため、実質負担を抑えることもできます。
新型ヴォクシーのデザインに不満がある方や、「人と同じは嫌だ」という方は、ぜひモデリスタやGRパーツで、自分好みの一台を仕上げてみてはいかがでしょうか。
ホイール交換と車高調整でスタイリッシュに
新型ヴォクシーの外観をさらに洗練されたものにするには、ホイール交換と車高調整が非常に効果的です。
ホイールに関しては、純正のままでも十分スタイリッシュですが、アフターマーケット製のホイールを装着することで、ぐっと印象を引き締めることができます。特にブラック系やガンメタリック系のホイールを選べば、ボディカラーを問わずシックで重厚感のあるスタイルに仕上がります。
また、ホイールサイズを1〜2インチアップして18インチや19インチにするだけでも、車全体のバランスが引き締まり、スポーティな印象を強めることができます。もちろん、タイヤの選び方にもこだわり、薄めのタイヤを履かせれば、よりシャープなイメージになります。ただし、乗り心地とのバランスも重要なので、街乗りが中心の方は無理のない範囲でのカスタムをおすすめします。
一方、車高調整も非常に効果的です。ヴォクシーはもともとミニバンとして室内空間を重視した設計のため、ノーマル車高ではどうしても腰高感が出やすくなっています。そこで、モデリスタやGRパーツから販売されているローダウンサスペンションを取り付けることで、適度に車高を下げ、スタイリッシュなフォルムに変身させることができます。
車高を下げることで、見た目がスポーティになるだけでなく、走行時の安定感も向上するため、運転がより楽しく感じられるでしょう。もちろん、車検対応品を選べば、安心して公道走行も可能です。
ホイール交換と車高調整、この2つをうまく組み合わせるだけで、「ダサい」と言われる心配のない、自分だけのカッコいいヴォクシーを手に入れることができます。
カラーとカスタムの相性を考える
ヴォクシーをカスタムする際に忘れてはならないのが、ボディカラーとカスタムパーツの相性です。
新型ヴォクシーでは、ホワイトパールクリスタルシャイン、アティチュードブラックマイカ、スパークリングブラックパールクリスタルシャイン、そしてマッシブグレーなどが人気のカラーとなっています。
たとえば、ホワイトパールのヴォクシーにブラック系のエアロパーツやホイールを合わせると、シャープでモダンなコントラストが際立ちます。一方で、ブラック系ボディの場合は、グロスブラックやクローム仕上げのパーツを組み合わせると、より高級感を強調することができます。
また、マッシブグレーのような個性的なカラーを選んだ場合は、過度なカスタムを避け、シンプルなブラック系ホイールや控えめなエアロパーツを選ぶと、ボディカラーの良さを引き立たせることができます。
カラー選びを間違えると、せっかくのカスタムもチグハグな印象になりかねないため、事前にカスタム後のイメージをしっかりシミュレーションしておくことが大切です。
また、リセールバリューを意識するなら、派手すぎるカスタムカラーや奇抜なエアロパーツは避け、万人受けするデザインにまとめるのが賢い選択です。カスタムを楽しみながらも、将来の売却まで見据えたバランスの良いカスタマイズを心がけましょう。
失敗しないヴォクシー購入のためのチェックリスト
出典：TOYOTA
必要なオプションと不要なオプションの見極め
ヴォクシーを購入する際には、オプション選びも非常に重要なポイントです。
まず必要なオプションとしておすすめなのが、「パノラミックビューモニター（床下透過表示機能付）＋パーキングサポートブレーキ（後方歩行者検知対応）」のセット（93,500円～）。新型ヴォクシーは後方視界がやや劣るため、これを装備することで安全性と運転のしやすさが大幅に向上します。
また、寒冷地にお住まいの方や冬場の使用が多い方には、シートヒーターやステアリングヒーターの装備もおすすめです。さらに、リヤオートエアコンを装備すれば、後席の快適性も格段にアップし、ファミリー利用でも快適に過ごせます。
逆に、不要になりがちなオプションとしては、「寒冷地仕様」（寒冷地以外では活躍の場が少ない）や、スマホやタブレットがあれば十分代替可能な「後席エンターテインメントシステム」が挙げられます。
これらは、ライフスタイルに合わなければ高額なだけで持て余してしまうため、自分や家族の利用スタイルをよく考えて、本当に必要な装備だけを選ぶようにしましょう。
オプション費用は軽く10万円以上変わってきますので、ここをしっかり見極めることで、総額を無駄なく抑えることが可能になります。
リセールバリューを意識した賢い選び方
新型ヴォクシーは人気車種とはいえ、リセールバリューを最大限に引き出すためには、いくつかのコツがあります。
まず、ボディカラー選びが非常に重要です。リセール市場ではホワイトパールクリスタルシャインやブラック系カラーの人気が圧倒的に高く、他の色と比較して5〜10％程度高値で取引される傾向があります。将来的に乗り換えを視野に入れている方は、定番カラーを選ぶのが無難です。
また、過剰なカスタムはリセール時にマイナス査定になることがあるため注意が必要です。特に、個性的すぎるエアロパーツやホイール、大幅なローダウンなどは、一般ユーザーに敬遠されがちです。
純正オプションでまとめておき、過度なカスタマイズは避けることで、査定時に「ノーマルに近い＝好条件」となりやすくなります。
さらに、定期メンテナンスやディーラーでの点検記録をしっかり残しておくことも大切です。これにより、「メンテナンス良好車」として高評価を受けることができ、売却価格アップにもつながります。
ヴォクシーを賢く乗りこなすなら、購入時点からリセールまで見据えた戦略を立てることが成功のカギとなるでしょう。
実車確認と試乗で後悔を防ぐコツ
新型ヴォクシーを購入するにあたって、実車確認と試乗は絶対に欠かせないステップです。
カタログやネット上の情報だけではわからない「実物の存在感」や「運転フィーリング」を自分自身で体験することで、購入後の後悔を防ぐことができます。
まず、実車確認で重要なのは、外観デザインの印象です。新型ヴォクシーは大胆なフロントグリルデザインが特徴ですが、写真で見るよりも実物の方が迫力がある場合が多いです。「派手すぎるかも…」と心配していた方でも、実際に見ると意外と馴染んだり、逆に「想像以上に威圧感がある」と感じることもあります。特に、人気カラーであるホワイトパールクリスタルシャインやアティチュードブラックマイカのボディカラーは、照明や天候によって印象が大きく変わるため、できれば昼間の屋外で確認することをおすすめします。
続いて、試乗では、運転席からの視界や操作性をしっかりチェックしましょう。新型ヴォクシーは後方視界がやや狭いため、駐車時の感覚や死角の有無を自分で確かめることが重要です。また、サスペンションの硬さやエンジンの加速感、ブレーキの効き具合なども、実際に運転してみないとわかりません。特に、サスペンションはやや硬めに設定されているため、普段走る道（段差や舗装状態の悪い道）をイメージしながら試すと良いでしょう。
さらに、家族で使用する予定がある方は、できれば2列目・3列目の座り心地や乗降性もチェックしておきましょう。チャイルドシートの取り付けや荷物の積み下ろしのしやすさも、実車でしかわからない重要なポイントです。
そして、気になるオプション装備も体感しておくと安心です。パノラミックビューモニターやブラインドスポットモニターなど、安全支援機能がどれほど実用的か、操作性はどうかを確認すれば、必要・不要の判断がしやすくなります。
購入後に「思っていたのと違った…」と後悔しないためにも、実車確認＋試乗はじっくりと、そして妥協せず行うことが成功のカギです。
まとめ：新型ヴォクシーはダサい？それとも個性的？
出典：TOYOTA
新型ヴォクシーが「ダサい」と言われる背景には、派手なフロントグリルデザインや個性の強いスタイルが関係しています。たしかに、ノアのような落ち着いたデザインを好む方からすると、ヴォクシーのインパクトは好みが分かれるかもしれません。
しかし、その一方で、ヴォクシーならではの大胆さや先進感を「カッコいい」「個性的」と高く評価する声も非常に多いのが事実です。
特に、モデリスタやGRパーツによるカスタムを施せば、さらに洗練された都会的なスタイルに仕上げることができ、オリジナリティを演出することも可能です。
また、内装においても、広々とした室内空間や豊富な収納、先進的なインフォテインメントシステムが備わっており、家族での利用にも十分応えてくれます。高級感にやや欠ける点はありますが、オプション装備を上手に活用すれば、質感の向上も十分可能です。
ヴォクシーは、万人受けを狙った車ではありません。しかし、自分の個性を出したい方、存在感のある車を求める方には非常に魅力的な一台です。
実車確認や試乗を通じて自分に合うかどうかを見極め、オプションやカスタムを工夫することで、きっと満足できるヴォクシーライフを送ることができるでしょう。
「ダサい」と決めつけるのは簡単ですが、実際には新型ヴォクシーはしっかりと個性を主張できる素晴らしい選択肢だと胸を張っておすすめできます。
おすすめ記事
コメント