電気自動車への注目が高まる中で登場した「レクサスRZ」ですが、その売れ行きは期待通りとは言えない状況が続いています。なぜ販売台数が伸び悩んでいるのか?購入を検討している方にとっては、納期や値引き情報も気になるポイントではないでしょうか。
本記事では、2023年から2025年にかけての月別販売データをもとに、RZの売れ行きの実態を詳しく解説。さらに、EV市場全体の動向やbZ4Xとの比較、そして元町工場での生産状況まで、幅広い視点からRZの現在地を紐解きます。
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レクサスRZの売れ行きは実際どうなのか?
出典:LEXUS
月別販売台数の推移(2023年~2025年最新)
レクサス初のEV専用モデルとして2023年3月に登場したレクサスRZですが、実際の販売台数を確認すると、やや厳しいスタートを切っていることが見えてきます。2023年の年間販売台数は合計1,364台。月別に見てみると、7月が217台と最も多く、次いで9月が215台と好調な月もありましたが、5月は66台、3月は76台と全体的には小規模な数字に留まっています。
2024年に入ってからも伸び悩む傾向は続き、1月は123台、4月には61台まで減少。2025年に入ってからは更に減少傾向が強まり、3月の販売台数はわずか38台、2月は30台という結果でした。このような数字から見ても、販売面では期待ほどの伸びは見られていないと言えるでしょう。
なお、レクサスRZは元町工場で生産されており、同じラインではクラウンやミライ、bZ4Xなども製造されているため、生産キャパシティが限られることや、EV特有の供給制約(バッテリー調達など)も影響している可能性があります。
月間販売目標台数との乖離と評価
レクサスRZの月間目標販売台数は75台と設定されています。これは同クラスのEVとしては比較的控えめな数値ですが、それでも実際の販売台数と比べると、その達成率にはバラつきが見られます。2023年の7月や9月のように200台超えを記録した月は大きく上回っていますが、2024年後半から2025年にかけては明らかに下回る月が増加しています。
たとえば、2025年2月と3月はそれぞれ30台、38台と大きく未達に終わっており、目標の半分にも満たない状況です。これは消費者のEVへの不安や価格設定、ライバル車との比較など、複数の要因が絡み合っていると考えられます。
販売目標を下回る状況が続けば、メーカー側も販売促進を強化せざるを得ません。その一環として、新車値引きの拡大やキャンペーンの実施などが行われる可能性もあります。今後の市場動向によっては、より買いやすい価格帯へとシフトしていくことも予想されます。
販売が伸び悩む理由と背景
出典:LEXUS
EV市場全体の動向とRZのポジション
日本国内におけるEV市場は、世界的な脱炭素の流れの中で注目度が高まってはいるものの、現時点では急速な普及とは言えない状況です。特に高価格帯のEVは、購入層が限定される傾向にあり、レクサスRZもその例外ではありません。RZは高級ブランド「レクサス」のEVとしての位置づけであり、その分、価格帯も高めに設定されています。
さらに、国内のEV充電インフラの整備が十分とは言えない点も、RZを検討するユーザーにとって心理的なハードルとなっている可能性があります。特に地方部では充電スタンドの不足が深刻で、長距離移動を頻繁に行う層には不安材料となっています。
こうした市場背景の中で、RZはプレミアムな電動SUVとしての魅力はあるものの、現実的なニーズや実用性との間でギャップが生じているのが実情です。今後の販売戦略では、単なるスペックの高さだけでなく、「実際の使いやすさ」や「維持のしやすさ」に焦点を当てた提案が求められそうです。
他のレクサス車種(NX、RX等)との比較
レクサスには、RZと同じくSUVラインに属するモデルとして「NX」や「RX」がありますが、これらと比較すると、RZの立ち位置はやや難しいものとなっています。たとえば、NXはハイブリッドモデルを中心に人気が高く、燃費性能や価格帯のバランスの良さからファミリー層を中心に支持されています。
一方のRXは、堂々たるサイズとラグジュアリー性を兼ね備えた上級モデルとして、法人需要や富裕層から高い評価を受けており、ブランドイメージも強固です。これに対してRZは、完全EVでありながら価格はNXやRXに匹敵し、かつ走行距離や充電環境での制限を抱えている点が、消費者にとって選びにくさにつながっています。
さらに、NXやRXには長年の実績と支持層が存在する一方、RZはまだ市場に出て間もない新顔です。そのため、「安心感」や「信頼性」という面でも一歩譲る部分があるのかもしれません。新たなEV需要を開拓する使命を背負っているRZですが、まずは既存モデルとの競合をどう差別化していくかが鍵となりそうです。
bZ4Xとの兄弟車比較と消費者の選択傾向
レクサスRZは、トヨタのEV専用プラットフォーム「e-TNGA」をベースに開発された電動SUVであり、その兄弟車にあたるのがトヨタ bZ4Xです。どちらも同じ元町工場で生産され、構造的な共通点が多いものの、ターゲットや価格帯、ブランド戦略においては明確な差があります。
bZ4Xはトヨタブランドの量産型EVとして比較的手の届きやすい価格帯に設定されており、実用性と価格のバランスを重視する層に向けた商品設計となっています。一方で、RZはレクサスブランドらしく、質感や静粛性、内装の高級感に大きく力を入れており、価格もbZ4Xよりかなり高めです。実際にRZの価格帯は約800万円前後からとされ、これはbZ4Xのベースグレードに比べて100万円以上高くなるケースもあります。
消費者の選択傾向としては、「初めてEVを検討する層」や「価格を重視する層」はbZ4Xに流れる傾向が強く、一方で「高級車としてのステータスや快適性を重視する層」はRZを選ぶ傾向があります。ただし、2023年~2025年の販売実績を見る限り、bZ4XもRZも国内市場での販売はやや苦戦しており、EV市場そのものが発展途上であることも選択に影響しているようです。
bZ4XとRZは共通のDNAを持つ兄弟車ですが、価格とブランドの壁によって明確に棲み分けられており、今後の販売成績は、EVインフラの整備や価格帯の見直し、補助金政策などの外的要因によって左右される部分が大きくなりそうです。
生産・工場状況から見る供給体制
出典:LEXUS
元町工場の役割と生産ラインの概要
レクサスRZの生産拠点は、愛知県豊田市にあるトヨタの「元町工場」です。この工場はトヨタの中でも歴史ある拠点であり、現在ではRZのほかにもクラウン、ミライ、bZ4X、レクサスLCなど、多様な車種を同時に生産しています。特にレクサスブランドの車両は品質面で非常に高い基準が求められるため、元町工場では熟練の作業員と先進的な自動化設備が連携するかたちで、徹底した品質管理が行われています。
また、RZのようなEV車両は、内燃機関モデルとは異なるバッテリーや電動モーターの搭載作業が必要となるため、生産ラインにも専用の対応が求められます。bZ4Xと同じe-TNGAプラットフォームを採用しているとはいえ、それぞれのブランドや仕様ごとに微調整が必要になるため、生産効率は一筋縄ではいきません。
元町工場はトヨタ全体の生産戦略の中でもEV対応の先陣を担う存在であり、今後のEV市場の伸びに合わせた増産や設備投資も検討されていると言われています。ただし、他車種とのライン共用という事情もあり、RZの供給が生産ラインの制約を受けることもあるため、納期や販売台数への影響が出る可能性も否定できません。
生産停止リスクと納車遅延への影響
生産ラインの安定稼働は、自動車メーカーにとって非常に重要な要素ですが、RZを含む元町工場の生産体制にもリスクは存在します。競合記事でも触れられているように、天災や部品供給の遅れ、品質確認のトラブル、さらには工場内での事故などが発生すると、ラインの一時停止を余儀なくされることがあります。
EV車両においては、特にリチウムイオンバッテリーの供給がボトルネックになりやすく、グローバルな調達状況に依存する面が強いため、世界情勢の影響を受けやすいのが現実です。たとえば、半導体不足が世界的に深刻化した2022~2023年には、多くの車種で納期が数カ月単位で遅延する事例が発生しましたが、RZも例外ではありませんでした。
生産が一時的に停止すると、当然ながら納車までの期間も延びるため、購入を検討しているユーザーにとっては大きな不安要素となります。実際、RZに関しても納車まで数カ月以上かかるケースがあると報告されており、生産状況の最新情報をトヨタ公式サイトなどで確認することが勧められています。
今後、EVの普及が本格化すればするほど、こうした生産リスクへの対応力が販売競争のカギを握ると言っても過言ではありません。安定供給の確保と迅速な情報公開が、レクサスブランドの信頼維持にも直結することになるでしょう。
レクサスRZの納期と今後の見通し
出典:LEXUS
最新の納車目安と納期遅延の理由
レクサスRZの納期については、契約から納車までに数ヶ月を要するケースが多く、一般的には2~5ヶ月程度の時間がかかるとされています。これは、RZが生産される元町工場の稼働状況や、EV特有の部品供給の制約が影響しているためです。特に、リチウムイオンバッテリーや半導体といった基幹部品の安定調達が難しい状況が続いており、これが納期を左右する最大の要因となっています。
また、トヨタ・レクサスブランドでは品質管理の基準が非常に厳格であり、生産ラインでのチェック工程にも時間をかけていることから、一定数の車両が完成してもすぐに出荷されないケースもあります。加えて、レクサスRZはクラウンやbZ4X、ミライなど複数の車種と同じ工場・生産ラインを共有しているため、他車種の生産調整が影響して納期が伸びる可能性も否定できません。
そのため、納期については販売店からの最新情報を常に確認し、余裕を持って購入計画を立てることが重要です。とくに、年度末や決算期などで注文が集中するタイミングでは、さらに納期が延びる傾向も見られます。
今後の販売動向・値引き傾向の予測
販売実績を振り返ると、レクサスRZは2023年3月の発売以降、2023年には1,364台、2024年は月によってばらつきはあるものの、概ね月間30~60台程度のペースで販売されてきました。この数字は月間目標である75台を下回る月が多く、販売面ではやや苦戦している印象です。
このような販売状況を踏まえ、今後はメーカーやディーラー側も販売促進に注力する可能性が高くなります。具体的には、新車値引きの拡大やキャンペーンの実施が見込まれ、購入希望者にとってはチャンスが広がると言えるでしょう。とくに在庫車両を中心にした特別値引きや、下取り強化策などが展開される可能性があります。
また、EV市場自体がまだ成長段階にあることを考えると、補助金制度やインフラ整備の動向によっても販売に弾みがつくかもしれません。政府のEV推進政策や新たな減税制度が導入されれば、それに連動してRZの購入メリットも高まり、販売台数が回復していく可能性があります。
レクサスRZを安く購入するには?
出典:LEXUS
値引き情報と交渉テクニック
レクサスRZは高級EVとしての立ち位置から、当初は大きな値引きは期待しにくいモデルとされていましたが、販売台数が目標を下回る月が続く現在では、値引きの可能性が徐々に広がってきています。競合記事でも紹介されている通り、目標月販台数である75台を大きく下回る状況が続くと、ディーラー側としても在庫を捌くための値引き施策に柔軟に対応する傾向があります。
値引きを引き出すためには、他のレクサスモデル(たとえばNXやRX)との比較や、bZ4Xといった兄弟車の見積もりを提示しながら、「価格面で悩んでいる」という姿勢をしっかり示すことがポイントです。加えて、決算期やモデルチェンジ前のタイミング、在庫車両がある時期などを狙って交渉すれば、より大きな値引きが期待できます。
また、付属品や延長保証、メンテナンスパックなど、車両本体以外の部分でもサービスを引き出すことで、実質的な負担を軽減する方法も有効です。営業担当者との信頼関係を築きながら、粘り強く交渉することが何よりも大切です。
下取り車を活用したお得な買い方
レクサスRZをよりお得に購入するためには、現在お持ちの車の下取り活用も非常に重要です。とくに、買取相場が高まっている今の市場では、複数の買取店から査定を取ることで数十万円の差が出ることも珍しくありません。
競合記事でも紹介されているように、「ナビクル」や「カーネクスト」といった一括査定サービスを利用すれば、短時間で複数の査定額を比較でき、高値での売却が期待できます。これにより、ディーラー下取り額との比較材料にもなり、値引き交渉にも有利に働くでしょう。
また、古い車や走行距離の多い車でも、輸出業者や廃車買取業者を活用すれば、ディーラーよりも高値がつくケースがあります。たとえば、10年落ち・10万キロ超えの車でも、販路が豊富な業者なら数万円〜数十万円での買取実績もあります。
下取り車の扱い方次第で、レクサスRZの実質負担額は大きく変わってきます。買い替えを検討している方は、まずは自身の車の市場価値を把握することから始めると、より賢い購入が可能になるでしょう。
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