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L型エンジン搭載車の名車たちを一覧で完全網羅!

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「L型エンジン搭載車って、結局どの車に載ってたの?」そんな疑問をお持ちではありませんか?スカイラインやフェアレディZなど、名車たちに数多く採用されたL型エンジンですが、その種類や魅力、搭載車種は意外と知られていません。本記事では、L型エンジンの誕生から技術的特徴、4気筒・6気筒の違い、代表的な搭載モデルまでを丁寧に解説します。また、全搭載車リストや、今も愛される理由、カスタム・レストアの楽しみ方も紹介しています。この記事を読めば、L型エンジン搭載車の全体像がクリアにわかります。

  1. 1. L型エンジンとは何か?|名機と称される理由
    1. 1-1. 日産L型エンジンの誕生と背景(1965年のセドリックから)
    2. 1-2. 直列4気筒・6気筒エンジンとしての特性と構造
    3. 1-3. SOHC採用と耐久性・整備性の高さ
  2. 2. L型エンジンの特徴と構造的メリット
    1. 2-1. ターンフロー型採用の理由と利点
    2. 2-2. チューニングに強いエンジンとしての魅力
    3. 2-3. 鋳鉄ブロックやチェーンドライブなどの技術的特徴
  3. 3. 4気筒と6気筒の違いとバリエーション
    1. 3-1. L型6気筒の系譜と代表モデル(L20〜L28型など)
    2. 3-2. L型4気筒のバリエーションと進化(L13〜L20B型など)
    3. 3-3. 排ガス規制とZ型・RB型への移行
  4. 4. L型エンジン搭載の代表的な車種
    1. 4-1. スカイライン2000GT(C10型)|L20型搭載・ハコスカの魅力
    2. 4-2. フェアレディ240ZG(S30型)|L24型搭載・憧れのスポーツカー
    3. 4-3. ブルーバード510型|L16型搭載・新時代を築いた一台
  5. 5. L型エンジン搭載車・全モデルリスト(保存版)
    1. 5-1. L型6気筒エンジン搭載車一覧(年式・型式付き)
    2. 5-2. L型4気筒エンジン搭載車一覧(年式・型式付き)
    3. 5-3. 海外仕様・ディーゼルモデル(L20P型やLD28型など)
  6. 6. 旧車ファン必見!今なお人気の理由と楽しみ方
    1. 6-1. チューニング・レストアに向く理由
    2. 6-2. ソレックスキャブ搭載やN42ヘッド化など人気カスタム
    3. 6-3. 現代にL型を楽しむ方法と注意点

1. L型エンジンとは何か?|名機と称される理由

L型エンジン搭載車の名車たちを一覧で完全網羅!

出典:ウィキペディア

L型エンジンは、1960年代から1980年代にかけて日産が開発・製造していた直列型エンジンで、旧車ファンからは「名機」として語り継がれています。耐久性と整備性に優れ、さまざまな車種に採用されてきた実績があります。特に1965年から始まったL型シリーズは、4気筒と6気筒の両方を展開し、多様なニーズに対応しました。

現代のような複雑な電子制御がない時代に、L型は極めて扱いやすく、改造やメンテナンスも容易でした。そのため、レースシーンやストリート仕様でも人気を博し、今もなお多くの愛好者が存在しています。

1-1. 日産L型エンジンの誕生と背景(1965年のセドリックから)

L型エンジンの歴史は、1965年に発売された「セドリック スペシャル6」から始まります。このモデルに搭載されたのが、L20型直列6気筒SOHCエンジンです。開発当時、日産はメルセデス・ベンツなど欧州の高級車を意識しており、上級セダン市場で勝負するための戦略的なエンジンとしてL型を開発しました。

命名規則としては「L」に続く数字が排気量を示しており、L20は2.0リッター、L24は2.4リッターというように設計されています。これにより、エンジンのスペックを直感的に理解しやすいという利点もありました。

1-2. 直列4気筒・6気筒エンジンとしての特性と構造

L型エンジンには大きく分けて直列4気筒と6気筒の2系統が存在し、それぞれに明確な特徴があります。

  • 直列4気筒(例:L13, L14, L16, L18型など)
    • 主にブルーバードやサニーなどの中型・小型車に搭載
    • 高回転型で軽量な構造
    • メンテナンス性が高く、コストパフォーマンスにも優れる
  • 直列6気筒(例:L20, L24, L28型など)
    • スカイラインやフェアレディZなどの大型車・スポーツカーに搭載
    • 7ベアリングクランクシャフトを採用し、高速安定性に優れる
    • 静粛性と滑らかな加速性能が魅力

下記に主なL型エンジンの構成と搭載車種をまとめます。

エンジン型式 気筒数 排気量 主な搭載車種
L20型 6 2.0L スカイラインC10型、セドリック130型
L16型 4 1.6L ブルーバード510型、スカイラインC110型
L24型 6 2.4L フェアレディ240ZG S30型
L18型 4 1.8L シルビアS10型、ローレルC130型

このように、車種ごとのニーズや特性に応じて、L型エンジンは柔軟に対応していたことが分かります。

1-3. SOHC採用と耐久性・整備性の高さ

L型エンジンは、**SOHC(シングル・オーバーヘッド・カムシャフト)**方式を採用しています。これは1本のカムシャフトで吸排気バルブを制御する仕組みで、構造がシンプルなため壊れにくく、整備も容易です。

また、チェーン駆動式のカムシャフトにより、ベルト切れによるトラブルのリスクも低減。鋳鉄製のシリンダーブロックを採用しており、エンジン全体の耐久性が高いというメリットもあります。

整備面においても、L型エンジンはパーツの入手が比較的容易で、メンテナンス性に優れている点が魅力です。旧車愛好家の間では、今もなお現役で活用されている例が多く存在しています。

2. L型エンジンの特徴と構造的メリット

L型エンジン搭載車の名車たちを一覧で完全網羅!

※この画像はAIによって生成されたもので、実物とは異なります。

L型エンジンが支持されてきた最大の理由は、構造の合理性と実用性にあります。1970年代当時としては画期的な仕様を多数取り入れており、耐久性・整備性・改造のしやすさの全てにおいて優れています。

ここでは、設計上のメリットやメカニズム面での特徴を具体的に掘り下げます。

2-1. ターンフロー型採用の理由と利点

L型エンジンは、ターンフロー型のシリンダーヘッド設計を採用しています。これは吸気ポートと排気ポートが片側に配置されている構造です。

ターンフロー型の主な利点は以下の通りです。

  • エンジン加工が容易
  • ツインカム化がしやすい
  • コンパクトにまとめられるため車体設計にも好都合

一方で、現在主流のクロスフロー型と比べると、吸排気効率ではやや不利な面もあります。しかし、整備や改造のしやすさを重視するユーザーにとっては、むしろ魅力的な構造です。

2-2. チューニングに強いエンジンとしての魅力

L型エンジンは、当初から「いじる楽しさ」を感じられるエンジンとして知られてきました。特に以下の点で、チューニングのベースエンジンとして高く評価されています。

  • ボアアップ耐性が高い:鋳鉄ブロックの頑丈さにより、シリンダー拡大も可能
  • キャブ交換やヘッド載せ替えに対応:ソレックス44Φやウェーバー等との相性も良好
  • エンジン音が官能的:直列6気筒特有のスムーズな音質が人気

例えば、L28ブロックにN42ヘッドを組み合わせ、ソレックスキャブを装着することで、非常に高いレスポンスと出力が得られます。こうした改造メニューは旧車イベントでも多く見られ、L型のポテンシャルの高さを物語っています。

2-3. 鋳鉄ブロックやチェーンドライブなどの技術的特徴

L型エンジンは鋳鉄製のエンジンブロックを採用しており、非常に頑丈です。軽量化は難しいものの、剛性と耐久性では大きなアドバンテージを持っています。

また、カムシャフトの駆動にはタイミングチェーンを使用しています。これにより、ベルト切れによるバルブ干渉のリスクがなく、長期使用でも安定した性能を維持できます。

そのほか、オイル循環構造冷却水の流れにも工夫がされており、長時間の連続走行にも耐える仕様となっています。だからこそ、L型エンジンは耐久レースやラリー競技でも採用され、多くの実績を残してきたのです。

3. 4気筒と6気筒の違いとバリエーション

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※この画像はAIによって生成されたもので、実物とは異なります。

L型エンジンの魅力は、直列4気筒と6気筒という2系統のラインナップにあります。それぞれの気筒構成は、搭載される車種のキャラクターに応じて設計されており、用途や性能に合わせた柔軟な展開が可能でした。特に6気筒はスカイラインやフェアレディZなどのハイパフォーマンス車に、4気筒はブルーバードやサニーといった中・小型車に多く採用されています。

このセクションでは、L型6気筒と4気筒エンジンの具体的な型式と搭載車を比較しながら、それぞれの進化を明確にご紹介します。

3-1. L型6気筒の系譜と代表モデル(L20〜L28型など)

L型6気筒エンジンは、1965年に登場したL20型を起点とし、L20E型、L24型、L28型と排気量や機構の違いによって細分化されています。スムーズな回転フィールや高い静粛性に加えて、等間隔燃焼によるバランスの良さが特長です。主に高級セダンやスポーツモデルに搭載され、多くのファンを魅了してきました。

下記に代表的な型式と搭載車種を一覧でまとめます。

型式 排気量 主な搭載車種
L20型 2.0L スカイラインC10/C110/C210、セドリック130、ローレルC130
L20E型 2.0L EFI フェアレディZ S30/S130、スカイラインHR30、レパードF30
L24型 2.4L フェアレディ240ZG(S30型)
L28型 2.8L フェアレディZ S130、セドリック430、ローレルC31

L20ET型というターボ仕様も存在し、これは1980年代初期の過給機ブームを先取りしたモデルとして知られています。特にスカイラインR30型やフェアレディZ S130型に搭載され、当時の技術革新を象徴する存在でした。

3-2. L型4気筒のバリエーションと進化(L13〜L20B型など)

L型4気筒は、主にブルーバードやサニーといった実用性重視の車種に搭載されてきました。軽量で扱いやすく、コスト面でも有利だったため、多くの市販車に採用されました。初期のL13型から始まり、L14型、L16型、L18型へと進化を重ねています。

以下に代表的な4気筒エンジンとその搭載車を示します。

型式 排気量 主な搭載車種
L13型 1.3L ブルーバード510型
L14型 1.4L サニーB110/B210、バイオレット710
L16型 1.6L ブルーバード510/810、スカイラインC110、バイオレット710
L18型 1.8L ローレルC130、シルビアS10、スカイラインC210
L20B型 2.0L ダットサン510/710(輸出仕様)、ダットサン200SX

L型4気筒の中でも、L16型は名機として特に有名です。ブルーバード510型やスカイラインC110型に搭載され、耐久性と燃費性能のバランスに優れていました。L18型やL20B型は輸出市場でも高い評価を得ており、北米でも多く流通していました。

3-3. 排ガス規制とZ型・RB型への移行

1970年代半ば、日本国内では自動車排出ガス規制が強化され、L型エンジンにも大きな転機が訪れました。特に1975年以降はNAPS(Nissan Anti-Pollution System)による排ガス対策が施され、EGR(排気再循環)や酸化触媒などが導入されました。

この影響により、従来のL型4気筒エンジンは徐々にZ型エンジンへと移行していきます。Z16型・Z18型などが代表例であり、燃焼効率を高めるツインスパーク方式が採用されました。

さらに1980年代中盤には、L型6気筒エンジンもRB型へとバトンタッチされます。RB20E型などは、電子制御インジェクションやDOHCを搭載し、より高性能かつ低公害な次世代エンジンとして登場しました。

このように、L型は環境規制の波の中でその役目を終えましたが、その設計思想や基本性能の高さは、Z型やRB型にも確実に受け継がれています。

4. L型エンジン搭載の代表的な車種

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※この画像はAIによって生成されたもので、実物とは異なります。

L型エンジンが搭載された名車たちは、今でも旧車愛好家の間で語り草になっています。エンジンの性能だけでなく、ボディデザインや走行フィールも含めて高い完成度を誇るモデルばかりです。このセクションでは、特に人気が高い3車種をご紹介します。

4-1. スカイライン2000GT(C10型)|L20型搭載・ハコスカの魅力

スカイライン2000GT(C10型)は、1968年に登場した3代目スカイラインで、「ハコスカ」の愛称で親しまれています。搭載されているL20型直列6気筒SOHCエンジンは、当時セドリック用に開発されたものをベースに、高速域での耐久性と出力特性を向上させた仕様です。

このモデルは、7ベアリングのクランクシャフトを採用しており、高速走行時でも振動が少なく、エンジンの静粛性も非常に優れていました。また、等間隔燃焼による滑らかな加速フィールは、スポーツ走行においても満足度が高かったと言われています。

今なおレストアベースとして人気が高く、旧車イベントでも多く見かける一台です。

4-2. フェアレディ240ZG(S30型)|L24型搭載・憧れのスポーツカー

フェアレディ240ZGは、1971年に登場した国産スポーツカーの象徴ともいえるモデルです。搭載されるL24型エンジンは、2.4リッター直列6気筒SOHCで、最高速度は210km/hを記録しました。S30型シリーズの中でも最大排気量を誇り、そのパワーとトルクは圧倒的です。

スタイリング面でも魅力が満載で、Gノーズと呼ばれるエアロパーツや60mmワイドなオーバーフェンダー、専用ヘッドライトカバーが装備されています。当時のライバルとされたポルシェ911を凌駕するとも言われ、日本だけでなく海外のファンからも高い評価を得ています。

4-3. ブルーバード510型|L16型搭載・新時代を築いた一台

ブルーバード510型は、1967年に登場したブルーバードシリーズの3代目で、L型4気筒エンジンの中でも特に評価が高いL16型を搭載しています。このモデルは、トヨタのコロナに対抗する形で開発され、エンジン性能だけでなくスタイリングや足回りの設計にも力が入れられていました。

L16型は、水冷直列4気筒SOHCで、1.6リッターながら高回転までスムーズに伸びる特性を持っていました。また、約155万台という販売実績を記録しており、国産車の中でも大成功を収めたモデルの一つです。

走りと実用性を両立した510型は、今なおファンが多く、手頃なサイズ感と扱いやすさから旧車初心者にも人気があります。

5. L型エンジン搭載車・全モデルリスト(保存版)

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※この画像はAIによって生成されたもので、実物とは異なります。

L型エンジンが搭載された車種は非常に多岐にわたり、年代や排気量、用途によってさまざまなバリエーションが存在しています。直列6気筒と4気筒、さらに海外仕様やディーゼルモデルまで網羅されているため、旧車愛好家にとっては貴重な資料になります。ここでは、代表的なL型エンジンの型式と、それぞれが搭載された主な車両を年式とともに整理してご紹介します。

5-1. L型6気筒エンジン搭載車一覧(年式・型式付き)

直列6気筒のL型エンジンは、1965年のセドリックから始まり、スポーツカーから高級セダンまで幅広く使われていました。以下に代表的な車種を型式と年式付きで一覧にまとめます。

エンジン型式 排気量 搭載車種例 車両型式 登場年
L20型 2.0L スカイライン、セドリック C10/C110/C210 1965〜
L20E型 2.0L フェアレディZ、レパード S30/S130/F30 1975〜
L20ET型 2.0Lターボ スカイライン、ローレル R30/C31 1980〜
L24型 2.4L フェアレディ240ZG S30 1971〜
L26型 2.6L ローレル、セドリック C130/230 1973〜
L28型 2.8L フェアレディZ、セドリック S130/430 1978〜
L28E型 2.8L EFI ローレル、レパード C31/F30 1980〜

L型6気筒は特にZカー系との相性が良く、走りと耐久性の両面で高い評価を得ていました。

5-2. L型4気筒エンジン搭載車一覧(年式・型式付き)

4気筒のL型エンジンは、日常使いからスポーティな走行まで対応できる万能型として多くの車種に採用されました。以下の表に、代表的なエンジンと搭載車種をまとめています。

エンジン型式 排気量 搭載車種例 車両型式 登場年
L13型 1.3L ブルーバード 510型 1967〜
L14型 1.4L サニー、バイオレット B110/710型 1968〜
L16型 1.6L ブルーバード、スカイライン 510/C110型 1968〜
L18型 1.8L ローレル、シルビア C130/S10型 1971〜
L20B型 2.0L ダットサン200SX(輸出仕様) S10型 1974〜

このラインナップは、当時の中型ファミリーカーから輸出仕様スポーツモデルまで幅広く対応しており、汎用性の高さが際立っています。

5-3. 海外仕様・ディーゼルモデル(L20P型やLD28型など)

L型エンジンには、国内向けだけでなく輸出仕様やディーゼル仕様も存在しています。排出ガス規制や市場のニーズに対応した派生型が数多く登場しており、特に北米市場ではL20B型やL28E型などが根強い人気を集めました。

型式 タイプ 主な搭載車 特徴
L20B型 直4・2.0L ダットサン200SX、510/710(北米) 輸出仕様、トルク重視
L20P型 LPG仕様 セドリック330/430型、Y30型 商用車・タクシー向け仕様
LD20型 ディーゼル ブルーバード910型、ラルゴC120型 高燃費・長寿命
LD28型 直6・ディーゼル スカイラインC210、ローレルC31型 静音性と燃費を両立

ディーゼルモデルやLPG仕様は、当時の業務用・輸出用車両にも数多く導入され、現在でも一部地域では現役で走っている車両が存在しています。

6. 旧車ファン必見!今なお人気の理由と楽しみ方

L型エンジン搭載車の名車たちを一覧で完全網羅!

※この画像はAIによって生成されたもので、実物とは異なります。

L型エンジンは、誕生から半世紀が過ぎた今もなお、根強いファンから支持を集め続けています。その理由は、性能や設計の優秀さだけではありません。チューニングの自由度やレストアパーツの入手性、さらには“いじる楽しさ”に満ちたエンジンであることが挙げられます。

ここでは、旧車文化の中でL型エンジンがどのように愛されているかを具体的に掘り下げてご紹介します。

6-1. チューニング・レストアに向く理由

L型エンジンがチューニングベースとして重宝される理由は明確です。まず、耐久性が非常に高く、鋳鉄製ブロックやチェーンドライブの採用によって、長期間にわたって安定した性能を維持できます。また、部品の入手が比較的容易で、豊富な流通量も後押ししています。

以下の特徴がチューニングに適しています。

  • 各型式間での部品互換性が高い
  • 社外パーツが豊富に流通
  • キャブレター、カムシャフト、ピストンなど交換可能部位が多い

このような条件により、L型エンジンはレストアからサーキット仕様まで、さまざまなシーンで活躍しています。

6-2. ソレックスキャブ搭載やN42ヘッド化など人気カスタム

L型エンジンには、定番ともいえるカスタム手法が存在します。その中でも特に人気が高いのが「ソレックスキャブレターの装着」と「N42ヘッドへの換装」です。これらのチューニングにより、吸気効率や燃焼性能が大幅に向上し、体感できる加速性能のアップが期待できます。

代表的なチューニングメニューを以下にまとめます。

  • ソレックス44Φキャブ+タコ足+ストレートマフラー
  • N42ヘッド+L28ブロックで高圧縮仕様
  • ボアアップ+ハイカム化で高回転型に変身

こうした改造は、あくまでエンジンのポテンシャルを引き出す方向で行われており、L型エンジンの強靭な基礎構造があるからこそ可能です。

6-3. 現代にL型を楽しむ方法と注意点

L型エンジンを現代でも楽しむ方法は数多くあります。旧車イベントへの参加、サンデードライブでの運転、ガレージでのレストア作業など、所有すること自体が趣味として成立する魅力があります。

ただし、以下の点には注意が必要です。

  • 燃費や排出ガスは現代車に劣るため、日常使用には不向き
  • 部品価格は年々上昇しており、希少部品の高騰も顕著
  • 車検対応や保険など、法律面での確認が必要

これらの点をクリアできれば、L型エンジンは“乗れるクラシック”として最高のパートナーになります。温故知新という言葉がぴったり当てはまるエンジンとして、今も多くの人々の心を掴み続けています。

 

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