子どもを乗せて保育園へ送る、週末は家族で買い物やレジャーへ──そんな4人家族の日常に欠かせない“ファミリーカー”。けれど、「狭い駐車場で乗り降りしづらい」「チャイルドシートの付け外しが大変」など、車選びに悩まれていませんか?最近注目を集めているのが、スライドドア付きの車です。
本記事では、4人家族にスライドドア車がぴったりな理由や注意点、選び方のポイント、さらには2025年最新のおすすめ車種までを徹底解説。新車だけでなく、お得な新古車という選択肢も紹介します。家族の毎日をもっと快適にする1台を、ぜひ見つけてください。
1. はじめに:4人家族×スライドドア車が人気な理由
出典:HONDAフリード
4人家族でのカーライフを考えるとき、「スライドドア付きの車」は非常に多くの方に選ばれている人気ジャンルです。その背景には、日々の送迎や買い物、休日のお出かけといった日常の中で、乗り降りのしやすさや荷物の出し入れの快適さといった実用性の高さがあります。特に小さなお子さまがいるご家庭では、乗り降りの動作ひとつでも安全性や手間のかかり方が変わってくるため、スライドドアのような便利な装備があることで生活の質そのものが向上します。
また、スライドドアは子育て世代だけでなく、祖父母との同居や送迎がある家庭にも大きな支持を得ています。高齢者にとってもドアの開閉がしやすく、乗り降りの動作が安心・安全になるからです。さらに最近では、コンパクトカーから大型ミニバンまで、さまざまな車種にスライドドアが搭載されており、予算や好みに応じて選べるのも人気の理由の一つです。
1-1. 子育て世代の救世主!スライドドアの魅力とは
出典:TOYOTAシエンタ
スライドドアが子育て世代から圧倒的に支持されているのには、明確な理由があります。まず第一に、ドアを大きく開けても隣の車にぶつける心配が少ないという点。保育園やスーパーなど、狭い駐車場での乗り降り時に「隣の車にドアをぶつけないように…」と気を使う必要が減るのは、忙しいママやパパにとって大きなメリットです。
また、電動スライドドア付きであれば、子どもを抱っこしながら片手でドアを開け閉めすることも可能です。たとえば、トヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」などは、両側電動スライドドアを標準装備しているモデルも多く、チャイルドシートの設置や子どもの乗せ降ろしもスムーズに行えます。開口部が広く、地上からのステップ高も低いため、特に幼児期の子どもを持つご家庭では重宝されているポイントです。
1-2. コンパクトからミニバンまで選択肢豊富
出典:TOYOTAヴォクシー
スライドドア付きの車=ミニバンというイメージを持つ方も多いかもしれませんが、近年はスズキ「ソリオ」やトヨタ「ルーミー」のように、コンパクトカーにもスライドドアが搭載されたモデルが増えています。これにより、駐車スペースの限られた都市部に住む方でも、取り回しのしやすいサイズ感とスライドドアの利便性を両立することができるようになりました。
もちろん、家族で遠出や旅行が多い方にとっては、トヨタ「ヴォクシー」やホンダ「ステップワゴン」、日産「セレナ」といった3列シートのミニバンも選択肢に入ってきます。これらのモデルは室内空間も広く、荷物もたっぷり積めるので、4人家族にとって日常からレジャーまで幅広く対応可能です。ライフスタイルや予算に合わせて、最適な車種を選べる点も、スライドドア車の魅力の一つです。
2. スライドドア車が4人家族に最適な5つの理由
出典:SUZUKIソリオ
スライドドア付きの車が4人家族に適している理由は、実にさまざまな観点から見て理にかなっています。ここでは、日々の生活で感じる「助かる!」を形にした5つのポイントをご紹介します。
2-1. 狭い駐車場でも楽々乗り降り
出典:TOYOTAルーミー
都市部の住宅や商業施設では、駐車場のスペースが限られていることが多いですよね。そんなとき、スライドドアであれば、横に大きくドアを開ける必要がなく、隣の車との距離が近くてもスムーズにドアを開け閉めできます。特に、トヨタ「ルーミー」やスズキ「ソリオ」などのコンパクトモデルでは、軽快な取り回しに加えてスライドドアの利便性が光ります。
実際、後席からの乗り降りが日常的な子育て家庭では、隣の車にドアをぶつけてしまうリスクを避けられるのは、精神的な安心感にもつながります。
2-2. チャイルドシートの脱着がしやすい
出典:HONDAステップワゴン
チャイルドシートの取り付けやお子さまの乗せ降ろしに、毎回手間を感じている方にはスライドドアが非常に便利です。ミニバンやコンパクトスライドカーの多くは、開口幅が広く設計されているため、チャイルドシートの設置や乗せ降ろしの動作がゆったりと行えます。
たとえばホンダ「フリード」は開口幅が665mmあり、ミニバンの中でも小柄ながら実用性に優れています。腰をかがめずに乗せられるため、毎日の保育園送迎の負担が大きく軽減されるでしょう。
2-3. 雨の日でも濡れにくい
出典:NISSANセレナ
雨の日に小さなお子さんを抱えて車に乗せるのはひと苦労ですよね。通常の開き戸タイプのドアでは、傘をさしながらの乗降に限界があり、車内が濡れてしまうことも多くあります。しかし、スライドドアであればドアが真横にスライドするため、傘をさしたままでも車に近づきやすく、室内への雨の侵入を最小限に抑えられます。
また、電動スライドドアを活用すれば、わざわざドアノブに触れずとも開閉ができるので、傘を持ちながらの操作もストレスなく行えます。トヨタ「シエンタ」や日産「セレナ」などのハンズフリースライドドア搭載モデルでは、足元の動きでドアを開ける機能もあるため、より一層便利です。
2-4. 子ども・高齢者でも操作しやすい電動機能
出典:TOYOTAノア
家庭内にお年寄りや幼い子どもがいる場合でも、電動スライドドアなら軽い力でスムーズにドアの開け閉めができます。ホンダ「ステップワゴン」には、世界初の静電タッチセンサーが搭載されており、軽く触れるだけで開閉が可能。物理的なボタン操作すら必要ないため、力の弱い方にも安心です。
また、「ドアクローザー」機能が付いている車であれば、半ドアの状態でも自動でしっかりと閉めてくれるため、安全性の面でも安心できます。小さな子どもが無理にドアを閉めようとして手を挟んでしまう心配も減るため、家庭の安心感がぐっと高まります。
2-5. 大きな荷物も積みやすい広い開口部
買い物帰りやアウトドアの荷物など、大きな荷物を車に積む機会は意外と多いものです。スライドドアの魅力は、ドア自体が大きく開くことで開口部が広く、積み込みが非常にスムーズに行える点です。
たとえばミツビシ「デリカD:5」はSUVのような力強い走りを持ちながら、両側電動スライドドアと広い室内空間を兼ね備えているため、キャンプや旅行など荷物が多くなる場面でも大活躍します。開口部の幅や高さがしっかり確保されているため、ベビーカーや段ボールなども無理なく積み込むことができます。
3. 注意点も確認!スライドドア車のデメリットと対策
出典:TOYOTAアルファード
スライドドア車には多くのメリットがある一方で、いくつかの注意点もあります。便利さに目を奪われがちですが、実際に使っていくうえで「思ったより重たい」「修理代が高くつく」「燃費が悪い」などの声も少なくありません。ここでは、スライドドア車を選ぶ前に知っておくべき代表的なデメリットと、その対策についてご紹介します。事前に理解しておくことで、購入後の後悔を防ぐことができます。
3-1. 重さ・手動だと扱いづらい点
出典:NISSANエルグランド
スライドドアは構造上、通常のドアに比べて重量があります。特に普通車クラスの手動スライドドアは、体感としてもかなり重たく、頻繁に開け閉めする場面ではストレスになることがあります。例えば、トヨタ「ヴォクシー」や「ノア」などのミニバンでは、車体が大きい分スライドドアのサイズも大きく、手動での操作には力が必要です。
このような場合には、「電動スライドドア」付きのモデルを選ぶことが有効です。最近では、スズキ「ソリオ」やトヨタ「シエンタ」、ホンダ「ステップワゴン」など、比較的コンパクトなサイズの車でも電動スライドドアを搭載している車種が増えています。片側だけでなく、両側に電動機能があるかどうかもポイントになります。家族の誰でも簡単に操作できるようにしておくことで、日々の使い勝手が格段に上がります。
3-2. ドアの修理費が高くなる可能性
出典:HONDAオデッセイ
スライドドアはその構造の複雑さゆえ、故障した際の修理費が高額になりやすいという特徴があります。特に電動スライドドアの場合、モーターや配線、センサーなどの精密機器が含まれているため、修理内容によっては10万円以上かかることも珍しくありません。
たとえば、ドアそのものを丸ごと交換するとなると、一般的な交換費用は10万円前後と言われており、電動ドアであればさらに高額になる可能性があります。加えて、スライドドアは構造上、擦り傷やへこみができやすい部分でもあるため、こまめな点検や慎重な取り扱いが求められます。
対策としては、予算に余裕がある場合にはメーカー保証が手厚い新車や、新古車を選ぶのがおすすめです。新古車であれば、新品同様でありながら価格は抑えめになっていることも多く、故障のリスクも比較的低い状態で購入できます。また、延長保証やメンテナンスパックに加入しておくと、予想外の出費を抑えることができます。
3-3. 燃費の低下リスクとハイブリッドの選択肢
スライドドアは重量があるため、車全体の重量も増し、その結果として燃費性能に悪影響を及ぼすことがあります。特に電動スライドドアの場合、モーターや電装部品が加わるため、さらに車両重量が重くなります。
実際に、トヨタ「アルファード」や日産「エルグランド」などの大型ミニバンでは、燃費が10km/Lを切るケースもあり、日常的に長距離を運転する方にとっては、燃料費の負担が気になるかもしれません。
その一方で、近年はスライドドア搭載車でもハイブリッド仕様のモデルが増えており、燃費のデメリットを大幅にカバーできるようになっています。たとえば、トヨタ「シエンタ ハイブリッド」ではWLTCモードで最大28.8km/Lと非常に優れた燃費性能を誇り、ファミリーカーとして人気を集めています。燃費性能を重視する方は、ハイブリッド仕様のスライドドア車を選ぶことで経済的なメリットも得られます。
4. 車選びのポイント:家族構成や予算に合う1台を見つけるコツ
スライドドア付きの車を選ぶ際には、「便利そうだから」という理由だけでなく、家族構成やライフスタイル、使用目的に合わせた慎重な選択が求められます。特に4人家族の場合、子どもの年齢や乗車頻度、荷物の量などによっても最適な車種や装備は変わってきます。ここでは、後悔しない車選びにをするために押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。
4-1. 電動or手動?必須装備のチェックリスト
出典:NISSANキャラバン
スライドドアを選ぶうえで、最初に確認したいのが「電動か手動か」です。たとえば、スズキ「ソリオ」にはHYBRID SZやMZなど、両側電動スライドドアが標準装備されたグレードがある一方、HYBRID MXやGグレードではオプション設定になります。
子どもを抱っこしての乗り降りや、荷物を持った状態での開閉など、日常で想定されるシーンを具体的にイメージしながら、自分の家庭にとって必要な装備をリストアップしてみましょう。イージークローザーや挟み込み防止機構、予約ロック機能といった快適・安全装備も忘れずに確認することが大切です。
4-2. 両側スライドドアが必要なケースとは
「片側だけ電動で十分」と思っていても、実際に使い始めると「両側にしておけばよかった…」という声も少なくありません。たとえば、通学や送迎で後席に2人の子どもをそれぞれ乗せるケースや、狭い道路での乗り降りが多い場合には、両側に電動スライドドアがあると格段に便利です。
トヨタ「ルーミー」や日産「セレナ」の一部グレードでは、両側スライドドアが標準装備されており、こうした家庭のニーズにしっかり応えてくれます。予算とのバランスを見ながら、両側にするべきかどうかを検討しておくことが後悔しないポイントです。
4-3. 開口幅や車内高など「体感」チェックが重要
カタログスペックだけではわからないのが「実際の使い勝手」です。スライドドアの魅力は、開口部が広く、乗降性に優れている点ですが、車種によってその大きさや高さは異なります。たとえば、トヨタ「アルファード」や「ヴォクシー」は開口幅が約780mmと広めに設計されていますが、同じミニバンでも「シエンタ」では少し狭く感じる方もいるかもしれません。
また、ステップ高や室内高も乗り降りのしやすさに大きく関わるため、購入前には必ず現車を確認し、家族全員が実際に乗り降りしてみることをおすすめします。「子どもがひとりで乗れるか?」「祖父母が腰をかがめずに乗れるか?」など、具体的な動作を通してチェックしておくと、より満足度の高い車選びができます。
5. 【2025年版】4人家族におすすめのスライドドア付き車10選
出典:SUZUKIランディ
4人家族にとって、使いやすく快適なスライドドア付き車を選ぶことは、毎日の暮らしを大きく左右するポイントです。今回は、「価格」「燃費」「定員」「装備」のバランスが良く、2025年現在で注目されているおすすめのスライドドア車を10台厳選してご紹介します。子育て世帯にぴったりのコンパクトカーから、家族旅行にも最適な大型ミニバン、高級感を求める方に向けたモデルまで、幅広いラインナップを網羅しました。
5-1. コスパ抜群のコンパクトカー(例:ソリオ、ルーミー)
スズキ ソリオ(ソリオバンディット含む)
- メーカー希望価格:1,647,800円~
- 中古車相場:約90万円~
- 定員:5名
- 燃費:17.8~22.3km/L
- 特徴:コンパクトなボディながら、後席両側パワースライドドア、クローザー機能、予約ロック機能まで搭載された高機能モデル。ステップ高は365mmと低く、お子さまも乗り降りしやすい設計です。マイルドハイブリッドを採用しているため、燃費性能も優秀です。
トヨタ ルーミー
- メーカー希望価格:1,566,500円~
- 中古車相場:約50万円~
- 定員:5名
- 燃費:16.8~18.4km/L
- 特徴:グレードにより片側または両側にワンタッチパワースライドドアを搭載。開口幅も広く、ウェルカムドアロック機能やイージークローザーも備え、日常の使いやすさが非常に高い1台です。ターボエンジン搭載グレードもあり、走行性能にも優れています。
5-2. 小回り重視のミニバン(例:シエンタ、フリード)
トヨタ シエンタ
- メーカー希望価格:1,950,000円~
- 中古車相場:約190万円~
- 定員:5名/7名
- 燃費:18.3~28.8km/L
- 特徴:コンパクトながら3列シートも選べる使い勝手の良いミニバン。ステップ高は330mmと非常に低く、子どもや高齢者の乗降もラクラクです。Zグレードにはハンズフリースライドドアも設定され、利便性が抜群。ハイブリッドモデルではWLTCモード実燃費21km/Lを実現しており、燃料コストも抑えられます。
ホンダ フリード
- メーカー希望価格:2,330,900円~
- 中古車相場:約60万円~
- 定員:6名/7名
- 燃費:15.6~20.9km/L
- 特徴:全グレードで両側パワースライドドアを標準装備。開口幅は665mmと広く、オープンドアハンドルや挟み込み防止機構も完備。小回りが利くボディサイズでありながら、室内空間も十分確保されており、保育園の送迎や買い物にもぴったりの1台です。
5-3. 室内広々・7~8人乗りも可(例:ヴォクシー、セレナ)
トヨタ ヴォクシー(およびノア)
- メーカー希望価格:2,670,000円~
- 中古車相場:約220万円~
- 定員:7名/8名
- 燃費:14.3~23.4km/L
- 特徴:スライドドアの開口幅は780mmと非常に広く、乗降性に優れています。グレードにより両側電動スライドドアを装備し、挟み込み防止機能やイージークローザー、予約ロックなども充実。3列シートで家族+荷物も余裕を持って載せられるため、旅行やお出かけにも重宝します。
日産 セレナ
- メーカー希望価格:2,768,700円~
- 中古車相場:約240万円~
- 定員:7名/8名
- 燃費:13.0~20.6km/L
- 特徴:X以外のグレードにはハンズフリースライドドアを標準装備。挟み込み防止機構やオートクロージャー、ドアストップ機能もあり、安全性が非常に高いです。特に後部座席の快適性が高く、家族全員での長距離ドライブにも適した一台です。
5-4. 高級志向派に(例:アルファード、エルグランド)
トヨタ アルファード(先代モデル)
- 中古車相場:約160万円~(2023年6月販売終了モデル)
- 定員:7名/8名
- 燃費:9.6~14.8km/L
- 特徴:全グレードに両側パワースライドドアを標準装備し、一部モデルにはウェルカムパワースライドドアやスマートエントリーも搭載。開口幅は780mm、ステップ高は350mmと、大柄ながら乗降性が非常に高く、高級感と機能性を両立したラグジュアリーミニバンです。
日産 エルグランド
- メーカー希望価格:4,038,100円~
- 中古車相場:約40万円~
- 定員:7名/8名
- 燃費:8.4~10.0km/L
- 特徴:助手席側・運転席側ともにワンタッチオートスライドドアを採用し、オートクロージャーや挟み込み防止機構も装備。室内空間は3,025mmと非常に広く、大人4人+子どもでもゆったりと座れる居住性の高さが魅力です。価格帯を抑えた中古車も豊富に出回っているため、高級感を重視する方にとっては選択肢の一つとなるでしょう。
6. 新古車という選択肢:お得にスライドドア車を手に入れるには
出典:DAIHATSUトール
スライドドア付きの車を家族で検討する際、「新車はちょっと高いし、中古車は不安…」という方も多いかと思います。そんな方にぜひ知っていただきたいのが「新古車(登録済未使用車)」という選択肢です。新古車は見た目も状態もほぼ新車同様ながら、価格はグッと抑えられることが多く、4人家族のようにライフイベントが多く、出費がかさみやすい世帯には非常に現実的な選択となります。
6-1. 新古車の仕組みとメリット
新古車とは、メーカーや販売店が販売目標の達成のためなどに一度「新車登録」だけを済ませた車両のことを指します。一般的に、誰にも使用されておらず、走行距離もほぼゼロに近い状態のものが多いため、見た目も機能も新品そのもの。ただし、登録済という扱いになるため、「中古車」として販売され、価格も新車に比べて大幅に安くなるのが最大の魅力です。
たとえば、両側電動スライドドア付きの人気モデル、ホンダ「フリード」やトヨタ「シエンタ」のようなミニバンであっても、新古車であれば新車価格より数十万円安く手に入るケースがあります。走行距離が数十km以内のものや、未使用車という肩書きで保証もしっかり付いている車も多く、品質面でも安心感があります。
また、納期が圧倒的に早いのも魅力です。子どもの入園や通学に合わせてすぐに車が必要なご家庭にもぴったりの選択肢です。
6-2. 新古車の注意点と選び方
一方で、新古車にもいくつか注意点があります。まず、登録済であるため“1オーナー車”にはなりません。名義上はディーラーや販売店が最初の所有者となるため、購入後の車検までの期間も新車より短くなる可能性があります。
また、新古車はあらかじめメーカーや販売店側で仕様やオプションを決めた状態で在庫化されているため、「欲しかったサンルーフが付いていない」「本革シートが選べなかった」といった細かな希望に応えられない場合もあります。特に、スライドドアに関しても「両側電動が良かったのに、片側しか電動じゃなかった…」という事態を避けるためにも、購入前に装備内容をしっかり確認することが重要です。
理想的なのは、ネットで在庫を検索し、希望する車種・装備・価格帯の車が販売店にあるかを事前に問い合わせることです。タイミングによっては、人気モデルの在庫が一気に減ることもあるため、気になったら早めに動くのがおすすめです。
6-3. 納期の早さや装備条件の違い
新古車のもう一つの大きな利点が、納車までのスピード感です。新車の場合、メーカーや工場の生産状況によっては納車まで数か月、時には半年以上かかるケースもあります。特に近年は半導体不足の影響で、納期が読めない状況が続いています。
一方、新古車はすでにナンバー登録済み・車両も国内にあるため、在庫さえあれば最短で1週間以内の納車も可能です。お子さまの入学や引っ越しに伴い「すぐにでも車が必要!」というケースでは、新古車のスピード感が非常に大きなメリットになります。
さらに、新古車でも多くのモデルが「両側パワースライドドア」「イージークローザー」「ハンズフリー開閉」「スマートロック」など、今人気の装備をしっかり搭載しています。販売店によっては保証やメンテナンスパックも付いているので、安心して乗り始めることができます。
7. まとめ:4人家族が幸せになれる“最適な1台”を選ぼう
出典:LEXUS LM
スライドドア付きの車は、4人家族の毎日の暮らしを大きく支えてくれる、非常に心強い存在です。子どもとのお出かけや買い物、雨の日の送迎、荷物の出し入れまで、あらゆる場面で「選んでよかった」と思える利便性と安心感があります。
ただし、車選びは価格やデザインだけでなく、「家族構成」「ライフスタイル」「使用頻度」「装備の有無」といった視点も大切です。電動スライドドアの必要性や、両側にすべきか、乗降性・開口幅なども事前にしっかりチェックし、家族全員が快適に使える1台を選ぶことが後悔しないポイントです。
さらに、新車にこだわらず、新古車という選択肢を視野に入れることで、予算を抑えつつも装備が充実した車をスムーズに手に入れることも可能です。今回ご紹介したようなおすすめ車種や選び方を参考に、ご家庭にぴったりの1台を見つけて、家族の毎日がもっと快適で笑顔あふれるものになりますように。
おすすめ記事