「新型アクアを買うならどの色がいいの?」――そんな疑問の中でも特に気になるのが“不人気色”。実は、選ぶ色によってリセールバリューが大きく変わる可能性があることをご存じでしょうか?
この記事では、新型アクアの全カラーバリエーションを紹介しながら、不人気色の傾向や選ばれにくい理由、人気色との違いを徹底解説。不人気色ならではのメリットや、後悔しない選び方のポイントも詳しくお伝えします。色選びで失敗したくない方は、ぜひご一読ください。
はじめに
出典:TOYOTA
「不人気色」が気になる理由とは?
クルマの色選びは、単なる「見た目」だけの問題ではありません。とくに近年、愛車を手放すときのリセールバリュー(再販価格)や、周囲の印象、手入れのしやすさまで考える人が増え、「人気のある色なのか? 不人気なのか?」という視点が重視されるようになっています。
たとえば、同じクルマでもカラーによって数万円から十数万円の差が下取り価格に生じることもあります。人気のホワイトやブラックは高リセール傾向があり、反対に特定のブルーやブラウン系などは「不人気色」と見なされ、査定額が低くなりやすい傾向があります。
さらに、新型アクアのように豊富なカラーバリエーションが用意されているモデルでは、選択肢が多い分、どの色が後悔しない選択かを事前に調べたいというニーズも高まります。不人気色を選んだ場合、思っていたより実物の印象が違ったり、周囲からの反応が気になったりと、購入後に後悔してしまう可能性もあるからです。
つまり、「不人気色」というワードが検索される背景には、「少しでも損をしたくない」「せっかくなら後悔しない色を選びたい」といった、消費者心理が強く反映されているのです。
人気カラーと不人気カラーの選び方の違い
人気色と不人気色の選び方には、明確な違いが見られます。人気色は、過去の販売実績や周囲の評判、SNSでの写真映えなど「多くの人に支持されている安心感」が選ばれる理由になります。とくにパールホワイト、ブラック、シルバー系は、どの車種でも常に人気上位をキープしている定番色です。
一方、不人気色は「個性」や「他人と被りたくない」という志向から選ばれることが多く、ブルー系、イエロー系、グリーン系などがそれに該当します。実は新型アクアにもこのようなユニークな色が多数用意されており、デザイン性の高いカラーを好む人にとっては魅力的でもあります。
しかし、リセールバリューや将来的な下取りを考慮すると、人気色を選ぶ方が無難とされるのが現実です。とくに3年後・5年後の売却を見据えている方や、ファミリーユースとして選ぶ方にとっては、周囲の評価が安定しているカラーのほうが、安心材料になりやすいでしょう。
自分の好みと実用性をどうバランスさせるか、それが新型アクアのカラーチョイスで最も重要なポイントなのです。
新型アクアのカラーバリエーション一覧
モノトーンカラー全色紹介
新型アクアは、全体的にスタイリッシュかつ親しみやすい印象を持ちながら、モノトーンカラーだけでも10色以上の選択肢が用意されています。具体的には、以下のような定番色と個性派カラーがそろっています。
- プラチナホワイトパールマイカ(追加料金あり)
- ブラックマイカ
- シルバーメタリック
- アーバンカーキ
- グレイッシュブルー
- クリアベージュメタリック
- エモーショナルレッドⅡ(追加料金あり)
- ダークブルーマイカメタリック
- ブラスゴールドメタリック
- シアンメタリック(2024年モデル追加カラー)
これらの中でも、ホワイト・ブラック・シルバーは高い人気を誇る一方で、アーバンカーキやグレイッシュブルーなどの新顔カラーは、好みが分かれやすい傾向があります。とくにシアンメタリックやブラスゴールドのような鮮やかな色は、街中での目立ちやすさが魅力ですが、人によっては「派手すぎる」と感じる場合もあります。
ツートンカラー全色紹介
ツートンカラーは、新型アクアの中でも個性を重視する方に人気のオプションです。ボディカラーにブラックのルーフを組み合わせることで、スポーティかつ洗練された印象を演出できます。設定されているツートン仕様は以下の通りです。
- エモーショナルレッドⅡ×ブラック
- シアンメタリック×ブラック
- クリアベージュメタリック×ブラック
- アーバンカーキ×ブラック
- ブラスゴールドメタリック×ブラック
これらは「Zグレード」や「GR SPORT」など、上級グレードで選べるオプションカラーとなっており、価格はモノトーンカラーよりやや高めに設定されています。ただし、ツートン仕様はリセール市場でも好評価を受ける傾向があり、特にブラックルーフとの組み合わせはスポーティ志向のユーザーに根強い人気があります。
カラーごとの販売比率(実データまたは推定)
正式な統計データは公表されていないものの、トヨタ販売店のスタッフや中古車オークションの動向をもとにした推定値では、次のような傾向があります。
- 【上位人気色】プラチナホワイトパールマイカ:約30%
- 【次点】ブラックマイカ:約20%
- 【中間】シルバーメタリック・クリアベージュメタリック:約10~15%
- 【不人気傾向】グレイッシュブルー・アーバンカーキ・ブラスゴールドメタリック・シアンメタリック:約5%以下
とくにブラスゴールドメタリックやシアンメタリックは、実車を見ないと色のイメージが掴みにくいため、選ばれにくい傾向が見られます。また、アーバンカーキは男性ユーザーからは一定の支持がありますが、家族用や女性層にはやや敬遠されがちな面もあるようです。
このように、販売比率を見ることで、今後の下取り価格や世間の評価の目安が掴みやすくなります。特に長く乗り続ける予定のない方や、売却時の損失を抑えたい方は、人気色の選択が無難と言えるでしょう。
新型アクアの不人気色はコレだ!
データから見た不人気色ランキング
新型アクアの豊富なカラーバリエーションの中でも、明らかに「選ばれにくい色」は存在します。トヨタ販売店スタッフの実務感覚や、中古車市場での流通台数、展示車の在庫状況などから推定すると、以下のカラーは不人気傾向にあるといえます。
1位:シアンメタリック
2位:ブラスゴールドメタリック
3位:アーバンカーキ
これらのカラーはいずれも印象的で個性が強い反面、購入者全体からの支持はそれほど高くありません。実際、シアンメタリックやゴールド系のカラーは販売台数が非常に少なく、街中で見かける頻度も極めて限られます。
また、リセールバリューに関しても、ホワイトやブラックと比べると1〜2割ほど低い下取り価格になる傾向があります。例えば、同じ「Zグレード」でもプラチナホワイトパールマイカとブラスゴールドメタリックでは、2〜3年後の査定額で約7〜10万円の差がつくケースもあります。
不人気な理由を徹底解説(例:手入れが大変・リセールに不利・実物の印象が異なる)
不人気色とされる理由には、いくつかの明確なパターンがあります。
まず、実物の印象が想像と違うという点が挙げられます。たとえば、シアンメタリックはカタログや公式サイトの画像では爽やかな印象ですが、実際にはややグリーンがかった色味で、派手に感じる人もいます。光の当たり具合によって色の見え方が大きく変わるため、実車を確認せずに購入するとギャップが大きいのです。
次に、リセールバリューが低いという点も大きな要素です。定番色であるホワイトやブラックは中古車市場でも一定の需要があるのに対し、ゴールドやカーキといった個性派カラーは買い手が限られるため、査定額が低めに設定されやすくなります。
また、汚れやキズが目立ちやすいという実用面での欠点もあります。ゴールド系のカラーは花粉や雨ジミ、洗車キズが意外と目立ちやすく、こまめなメンテナンスが必要です。アーバンカーキもマット寄りの質感があるため、クリアな光沢が少なく汚れが残りやすいという声が多いです。
このように、不人気とされるカラーには視覚的なギャップや実用性の問題が背景にあることが多いのです。
不人気色でも選ぶべきユーザーの特徴とは?
とはいえ、不人気色=選ぶべきではないというわけではありません。むしろ、以下のような特徴を持つユーザーには、不人気色の方が魅力的な選択肢となる場合があります。
まず、「他人と同じ車はイヤ」という価値観を持っている方には、不人気色こそが唯一無二の選択になります。たとえば、シアンメタリックやアーバンカーキは街中でほとんど被らないため、自分だけの特別感を味わえます。
また、長く乗り続ける前提で購入する方にとっては、リセールバリューを気にする必要が薄いため、自分の好みに素直になって選ぶことができます。
さらに、アウトドア派やアクティブな生活を好む方には、アーバンカーキやゴールド系のカラーは機能的な印象とマッチして、ライフスタイルを色でも表現できる魅力があります。
つまり、不人気色は万人向けではない代わりに、「自分らしさ」や「独自性」を重視する人にはピッタリな選択肢となり得るのです。
不人気色のメリットとデメリット
メリット:希少性・他人と被らない・個性が出せる
不人気色には、明確なメリットもあります。そのひとつが、希少性の高さです。街中で同じ色の新型アクアを見かけることが少ないため、駐車場でもすぐに自分の車を見つけられるという実用的な利点があります。
また、他人と被らないというのは、個性を大切にしたい方にとって非常に大きな魅力です。定番のホワイトやブラックは確かに無難ですが、どこかで見たような印象になってしまいがちです。その点、不人気色は「見る人の記憶に残るクルマ」になれる可能性があります。
さらに、アーバンカーキやシアンメタリックなどの色は、ボディ形状やディテールを際立たせる効果もあるため、新型アクアのデザイン性を一層引き立てることもできます。
デメリット:売却時の査定、人気グレードとの組み合わせ不可など
もちろん、不人気色を選ぶ際にはいくつかのデメリットも把握しておく必要があります。
まず最大のリスクは、売却時の査定価格が下がることです。定番色と比べて5〜10万円ほど安く見積もられることも珍しくありません。特に、走行距離や年式が他の車両と近い場合、カラーの違いが査定に大きな影響を与えます。
次に、人気グレードとの組み合わせが制限されることがある点も注意です。新型アクアでは、特定のツートンカラーがZグレード専用であったり、個性的な色がエントリーグレードでしか選べないといったケースもあります。このため、装備や機能を重視している方にとっては、カラーの選択肢が狭まることがあります。
また、購入後に周囲から「珍しい色だね」と言われてプレッシャーを感じるという方も中にはいます。周囲の評価を気にするタイプの方には、個性派カラーがストレスの元になることもあるかもしれません。
このように、不人気色にはリスクと魅力が両方あるため、自分のライフスタイルや価値観に照らし合わせて選ぶことが大切です。
新型アクアの人気色との比較
人気色の特徴・売れている理由
新型アクアにおける人気色は、やはり定番の「プラチナホワイトパールマイカ」「ブラックマイカ」「シルバーメタリック」の3色が上位を占めています。特にプラチナホワイトパールマイカは、全体の約3割近くを占めると推定される圧倒的な支持を受けており、その理由には「飽きがこない」「高級感がある」「下取りに強い」などのポイントが挙げられます。
ブラックマイカも依然として人気が高く、精悍で落ち着いた印象を与えるため、年齢層を問わず幅広いユーザーに支持されています。また、シルバーメタリックは汚れが目立ちにくく、手入れがしやすいという実用面での強みがあり、営業車や法人利用でも選ばれる傾向があります。
これらのカラーは販売実績が豊富なうえ、中古車市場でも一定の需要があるため、リスクを避けたい方には特に選ばれやすい色となっています。
人気色と不人気色のリセール差
リセールバリューにおいて、人気色と不人気色の間には明確な差が出ています。たとえば、プラチナホワイトパールマイカとブラスゴールドメタリックの新車価格差はわずか3〜4万円ですが、3年後の査定では7〜10万円ほど差がつくことがあります。これは中古車市場での需要の違いが影響しており、定番色の方が再販しやすいため高く評価されるのです。
実際に中古車オークションでは、ホワイトやブラックの車両は回転が早く、買取業者も積極的に仕入れたがる傾向があります。一方で、カーキ系やゴールド系などは販売に時間がかかるリスクがあるため、査定段階で価格を低めに見積もられるケースが多くなります。
車両の状態や走行距離が同じであっても、色の違いだけで5万円以上の差がつくことは珍しくありませんので、リセール重視の方はカラー選びを慎重に検討することが重要です。
リセールバリューを重視するならこの色
もし、リセールバリューを重視して新型アクアを選ぶのであれば、プラチナホワイトパールマイカがもっともおすすめです。特に「Z」や「GR SPORT」など上位グレードとの組み合わせでは人気が非常に高く、査定額が安定しやすい傾向があります。
次におすすめなのは「ブラックマイカ」。こちらもリセールは安定しており、万人受けするカラーのため中古市場でも需要が絶えません。さらに、派手すぎず上品な印象を与える「シルバーメタリック」も、法人ユーザーからの人気があるため一定の価値が期待できます。
一方で、シアンメタリックやブラスゴールドメタリックのような個性派カラーは、好みによって需要が大きく変動するため、将来的な査定額にバラつきが出る可能性があります。短期間での乗り換えを前提としている方は、こうした点も十分考慮して選ぶのが賢明です。
不人気色を選んでも後悔しないためのポイント
実車での確認は必須!ショールームor試乗車でチェック
不人気色を選ぶ場合、最も大切なのが「実車で確認すること」です。カタログやWEB画像では色味が違って見えることが多く、購入後に「思っていた印象と違う…」と後悔するケースも珍しくありません。
特にシアンメタリックやブラスゴールドメタリックのような中間色や光沢感が強いカラーは、照明や天候によって見え方が大きく変わります。そのため、ショールームでの展示車や試乗車、屋外での実車確認は必須といえます。
また、可能であれば昼間・夕方・夜間など、異なる時間帯での色の変化もチェックしておくと安心です。見る角度や光の具合で印象がかなり違ってくるため、実物の確認は後悔を防ぐ最大のポイントになります。
ナビクル等の査定サイトで下取り相場をチェックしておく
将来の売却も見越している場合は、購入前にナビクルやカーセンサーなどの査定サイトを使って、カラーごとの下取り相場を把握しておくことが非常に有効です。
同じグレード・年式・走行距離でも、ボディカラーの違いによって査定価格が数万円変わることがあります。例えば、3年落ちの「Z・ホワイト系」と「Z・ゴールド系」では、実際に5万〜10万円ほどの査定差がついた事例も報告されています。
事前に査定相場を確認しておくことで、「この色を選んだらいくらくらい損しそうか?」が見えてきますし、万が一ディーラーの下取り額が安すぎる場合でも、買取店や査定サイト経由でより高い金額を引き出す材料になります。
購入前の数分のリサーチが、数万円の損失を防ぐ大きな武器になります。
ツートンカラーで個性と資産価値を両立する方法
不人気色の中にも、「ツートン仕様」にすることで印象を大きく変えられるケースがあります。たとえば、ブラスゴールドメタリック×ブラックルーフの組み合わせは、単色で見るよりも引き締まった印象になり、個性と高級感を両立させることができます。
新型アクアでは、Zグレードを中心に複数のツートンカラーが選べますが、これが資産価値にも好影響を及ぼすことがあります。というのも、ツートンカラーは「オプション扱い」で価格がやや高めな分、上級志向の買い手に評価されやすい傾向があるからです。
個性的な色が気になるけれど、リセールも少しは意識しておきたい…という方には、ツートン仕様の選択が非常におすすめです。単色では不人気とされる色でも、ルーフとのバランスで見た目が洗練され、中古市場での印象も良くなります。
まとめ:自分にとっての「後悔しない色」を選ぶコツ
新型アクアのカラーバリエーションは、実に多彩です。その分、どの色を選べば後悔しないのか迷ってしまうのは当然です。しかし、重要なのは「自分がどんな基準で車を選ぶか」によって、最適なカラーが変わってくるということです。
リセール重視なら、プラチナホワイトやブラックマイカといった定番色が安心です。個性やデザイン性を優先したいなら、不人気色やツートンカラーで自分らしさを表現するのも立派な選択です。
ただし、後悔しないためには「実車確認」「相場チェック」「使用目的の明確化」の3点を事前に行うことが大切です。これらをしっかり押さえておけば、どんな色を選んでも納得感のある買い物になるはずです。自分自身の価値観に正直になり、満足度の高い一台を見つけてください。
アクアの全カラーバリエーション17色をご紹介
クリアベージュメタリック
出典:KINTO
アーバンカーキ
出典:KINTO
ブラスゴールドメタリック
出典:KINTO
ダークブルーマイカメタリック
出典:KINTO
エモーショナルレッドⅡ
出典:KINTO
プラチナホワイトパールマイカ
出典:KINTO
ブラックマイカ
出典:KINTO
シルバーメタリック
出典:KINTO
スーパーホワイトⅡ
出典:KINTO
ダークグレー
出典:KINTO
ポップオレンジクリスタルシャイン
出典:KINTO
ダークグレー×クリアベージュメタリック
出典:KINTO
ダークグレー×アーバンカーキ
出典:KINTO
ダークグレー×ブラスゴールドメタリック
ダークグレー×エモーショナルレッドⅡ
出典:KINTO
ダークグレー×ポップオレンジクリスタルシャイン
出典:KINTO
ダークグレー×プラチナホワイトパールマイカ
出典:KINTO
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