「たくろうって、なんであの名前なの?」そんな疑問を抱いた方も多いのではないでしょうか。M-1グランプリ2025で見事優勝を果たし、一躍注目の存在となったお笑いコンビ「たくろう」。その芸名の由来や、ボケ担当・赤木裕さんの家族や父親、さらには高校・大学時代のエピソードにも関心が集まっています。
この記事では、たくろうのコンビ名に込められた想いや、赤木さんの学歴や人物像、家族との関係などを具体的にご紹介。これを読めば、たくろうの魅力をより深く知ることができます。
1. 芸名「たくろう」の由来は?
1-1. 「木村拓哉」と「イチロー」から名付けられた理由
お笑いコンビ「たくろう」の芸名には、実はお互いの“憧れの人物”が関係しています。
ツッコミ担当のきむらバンドさんが尊敬してやまないのは、国民的俳優・木村拓哉さん。きむらさんは月9ドラマ『ラブジェネレーション』を観たことがきっかけで木村拓哉さんに憧れを抱き、ラジオも欠かさず聴いているほどのファンです。
一方、ボケ担当の赤木裕さんは、元プロ野球選手のイチローさんを心から尊敬しています。小学生のころから野球に熱中し、プロの世界で結果を出し続けたイチローさんの姿勢に強く影響を受けたようです。
このように、お互いが敬愛する「木村拓哉」と「イチロー」の名前を合わせて、“たくろう”というコンビ名が誕生しました。二人の想いがしっかり込められた、非常に個性的でユニークな芸名です。
1-2. コンビ名を決めた背景と2人の関係性
たくろうの結成は2016年3月9日。2人は大阪NSCの先輩・後輩の関係で、きむらさんが36期、赤木さんが37期です。
当初それぞれ別のコンビで活動していましたが、赤木さんの才能に惚れ込んだきむらさんが「めちゃくちゃ面白いけど余ってるやつがいる」と噂を聞きつけ、自ら声をかけたのが結成のきっかけ。
当時は赤木さんも何度かコンビ解散を経験しており、タイミング的にも絶妙だったと言えます。芸名には「お互いが本気でやる」という覚悟とリスペクトが込められており、二人の強い結束を象徴するものとなっています。
2. 赤木裕のプロフィールまとめ
2-1. 本名・年齢・出身地・身長体重など
赤木裕(あかぎ ゆう)さんは、1991年10月24日生まれの滋賀県大津市出身です。
身長は171cm、体重は65kg、血液型はO型。学生時代は空手と野球をしていた影響か、体格もしっかりしており、舞台上でも存在感があります。
外見的な特徴としては、太い眉毛と、シャツの裾をズボンにインする独特のファッションが印象的。お笑いファンの間では「きっちり感が逆に面白い」と言われることもあるそうです。
趣味は野球と人気漫画『ONE PIECE』。特技はペン回しと歌と、意外な一面もあります。
2-2. 所属事務所と同期芸人
赤木さんは、**吉本興業(大阪本社)**に所属しています。芸歴としては、NSC大阪校37期生。
同期には「生ファラオ」や「京極風斗(9番街レトロ)」、さらに「ねんど(チェリー大作戦)」などがいます。
また、コンビの相方・きむらバンドさんは1期上の36期で、彼の同期には「カベポスター」「オダウエダ」「宗安(チェリー大作戦)」などが揃っています。
赤木さんはM-1グランプリ2025年王者としても名を刻んでおり、NSC大阪37期出身者としては初のM-1決勝進出者という記録も持っています。
3. 赤木裕の学歴・学生時代のエピソード
3-1. 出身高校「光泉高等学校」での部活動(野球)
赤木さんは、滋賀県にある光泉高等学校の出身です。
中学校では野球部に所属し、高校でも引き続き野球を続けていました。ただ、高校3年生のときにはプレーヤーからマネージャーへ転向。チームを支える立場にまわったというエピソードは、当時から仲間を支える献身的な性格があったことを感じさせます。
この経験は、現在の“ボケ”という立ち位置にも少なからず影響しているのかもしれません。舞台でもどこか周囲に気を配る雰囲気を持ちつつ、しっかり笑いを取る姿が印象的です。
3-2. 大学は「京都産業大学 経営学部」|草野球も継続
高校卒業後は、京都産業大学 経営学部へ進学。
大学時代も野球愛は健在で、草野球チームに所属していました。プロ野球・巨人の大ファンでもあり、野球への情熱は常に持ち続けていたようです。
大学では経営学を学んでおり、芸人として活動するうえで、舞台以外の場面でも役立つ知識を身につけていた可能性があります。コンビとしての戦略やセルフプロデュースに活かされているのかもしれません。
3-3. 学生時代からの“お笑い”との関わりとは?
実は赤木さん、NSCに入る前からすでにお笑いの世界と関わっていました。
地元・滋賀で同級生と漫才コンビを組み、ライブハウスで漫才を披露していた経験があるのです。この時期からすでに「人を笑わせたい」という強い気持ちを持っており、単なる“お笑い好き”ではなく、実践を重ねてきた本気の若者だったことがわかります。
その後NSCに入学し、数度のコンビ解散を経て、きむらさんと出会い、現在のたくろうが誕生しました。学生時代から続く努力と情熱が、いまの活躍につながっているのは間違いありません。
4. 赤木裕の家族・父親の情報は?
4-1. 父親や家族に関するエピソードはある?
赤木裕さんの父親や家族に関する詳細な情報は、公の場では多くは語られていません。しかし、赤木さん自身の性格や活動歴から、家族との関係性や育ってきた環境をうかがい知ることはできます。
滋賀県大津市で生まれ育った赤木さんは、小学生時代に野球と空手に熱中していた活発な少年でした。中学・高校と野球を続けるなど、一つのことにしっかり打ち込むタイプで、礼儀正しさや地道な努力を重んじる姿勢は家庭環境の影響を受けている可能性があります。
父親に関する具体的な職業やエピソードは明かされていませんが、赤木さんが舞台の上で見せる真面目さや、人を楽しませたいという強い思いを見ると、家族の支えや信頼関係がその土台になっていることは間違いないでしょう。
また、特技がペン回しや歌という一見お笑いと関係のない分野にも積極的に取り組む姿から、幼少期から自由に興味を持ったことを追求できる環境で育ってきたことがうかがえます。
4-2. 家族との関係や影響を受けた人物とは
赤木さんはこれまでのインタビューや舞台トークの中で、具体的に家族に関するエピソードを披露することは少ないものの、学生時代からお笑いに取り組んでいたという事実から、周囲の理解や応援があったことは想像に難くありません。
高校時代には野球部のマネージャーに自ら転向し、裏方としてチームを支える役割を選んでいます。このような選択には、家族から教わった「縁の下の力持ち」のような価値観が影響しているのかもしれません。
また、芸人としての人生を歩みながらも、礼儀正しく真摯な姿勢を貫いている赤木さんは、誰か特定の有名人というよりも、身近な存在である家族や学校の恩師のような人たちから自然に影響を受けてきたのではないかと感じられます。
特に尊敬する人物として「千鳥」や「ビスケットブラザーズ」の名前を挙げており、芸人としての方向性にもこうした先輩たちの影響が表れています。家族の話題は表に出さないからこそ、しっかりとした軸を持ち、そこに支えられていることが伝わってきます。
5. 「たくろう」コンビの活動歴とM-1優勝までの軌跡
5-1. 結成からM-1グランプリ2025優勝まで
お笑いコンビ「たくろう」は、2016年3月9日に結成されました。結成のきっかけは、NSC大阪校の先輩・後輩関係だった**きむらバンドさん(36期)と赤木裕さん(37期)**の出会いにあります。
きむらさんは赤木さんのことを「めちゃくちゃ面白いけど余ってるやつ」と耳にし、自ら声をかけてコンビを結成。お互いに一度は別のコンビで活動していたこともあり、経験を重ねた上でのベストな組み合わせとなりました。
彼らは結成直後から頭角を現し、2018年の「今宮子供えびすマンザイ新人コンクール」では新人漫才福笑大賞を受賞。さらに2019年には「ytv漫才新人賞」で準優勝を果たすなど、着実に実力をつけていきました。
そして、2025年。結成から9年目にして迎えた大舞台「M-1グランプリ2025」で、決勝初進出。ファーストステージでは高得点の861点を獲得し、見事2位でファイナル進出。最終決戦では審査員9名中8名から票を得て、初出場での優勝を成し遂げました。
この快挙により、「たくろう」は一躍お笑い界の頂点に立ち、令和ロマンや霜降り明星に続く平成生まれのM-1王者として名を刻むことになります。
5-2. 芸風の特徴とネタ作りの裏話
「たくろう」の漫才は、主に赤木さんの挙動不審なボケに対し、きむらさんが優しくツッコむというスタイルが特徴です。赤木さんは舞台上で急におかしな自己紹介をしたり、思いもよらぬ言動をしたりと、その不思議なテンポが観客の笑いを誘います。
ネタのベースは赤木さんが書いており、そこから2人で話し合いながら完成させていくとのこと。赤木さんのボケは、普段の生活で生まれた発想や思いつきをそのまま活かしているそうで、どこかリアルで共感しやすいのも魅力のひとつです。
また、毎回少しずつネタのスタイルに変化を加えることも意識しており、観客にとって「何度見ても新しい」と感じさせる工夫がされています。
さらに、出囃子には『名探偵コナン・メインテーマ』を使用しており、インパクトある登場から観客の期待感を高めています。
5-3. 代表番組やラジオ出演まとめ
たくろうは、テレビやラジオなどのメディア出演も多数こなしています。
テレビでは「今ちゃんの『実は…』」や「まちけん参上!~あなたの街のおもしろ検定~」などでリポーターとして出演することもあり、漫才だけでなくトークやリアクションにも定評があります。
また、ラジオでは**YES-fm「オンスト」**の木曜パーソナリティを2019年から担当。その他にも「祇園のNEXT芸人コレクション」「週刊ヤングフライデー」「マルセイユの朝まで生まんげき」などにも出演しており、音声メディアでの存在感も大きいです。
さらに、YouTubeチャンネル「お笑い芸人のかいとチャンネル」にも登場しており、ファン層の拡大にも積極的です。登録者数は8,000人を超え、総再生回数は約50万回(2025年12月時点)と、着実に注目を集めています。
このように、たくろうは舞台にとどまらず、幅広いメディアで活躍しながら多くのファンに笑いを届け続けています。
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