はじめに:スバル レックスとロッキー、何がどう違うのか?
出典:SUBARU
出典:DAIHATSU
スバル レックスとダイハツ ロッキーは、見た目もサイズも非常によく似ていることから、「結局どこが違うの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。特にコンパクトSUVを検討している方にとっては、価格や性能、安全装備など、細かいポイントまで比較して選びたいところですよね。
実はこの2台、ダイハツが開発・生産するロッキーをベースに、スバルが自社ブランドとして販売している「OEM車両(相手先ブランド製造車)」なんです。そのため、基本的な設計やスペック、安全性能などはかなり共通していますが、それでもいくつかの点で違いが存在します。
この記事では、「スバル レックスとロッキーの違いって何?」という疑問にお答えするため、外観からエンジン、装備、安全性能、価格まで、さまざまな視点で徹底比較していきます。特に、初めてのSUV選びで迷っている方や、OEM車両の選び方が気になる方にとって役立つ内容になっています。
なぜ比較されるのか?OEM兄弟車の関係性
スバル レックスとダイハツ ロッキーは、いわば兄弟車。ロッキーはダイハツが開発・製造し、スバルが自社ブランド用にOEM供給を受けて販売しているモデルです。スバルは2022年にレックスを発表し、自社ブランドとして初のコンパクトSUV市場に参入しました。
この2車種が比較される最大の理由は、「ベースがまったく同じ車だから」です。車体の骨格(プラットフォーム)、エンジン、ボディサイズ、安全装備に至るまで、設計上は非常に多くの共通点があります。たとえば、全長3,995mm・全幅1,695mm・全高1,620mmというサイズ感も、両者で全く同じです。
しかし、スバルとダイハツではブランドイメージや販売戦略が異なるため、グレード展開や標準装備、カラーバリエーションに違いが出ています。そうした微妙な違いが、「どっちを選べばいいの?」というユーザーの悩みに繋がっているのです。
「レックス=ロッキー」は本当か?
結論から言うと、「レックス=ロッキー」というのは“ほぼ正解”です。基本的な構造、プラットフォーム、安全装備などは共通しており、エンジンも1.2Lのガソリンエンジンを搭載した2WD仕様という点まで一致しています。
ですが、「完全に同じ車」と言い切れないのは、細かい仕様や設定に違いがあるからです。たとえば、ロッキーには1.0Lターボやハイブリッド(e-SMART HYBRID)などのバリエーションがありますが、レックスはシンプルに1.2Lガソリンエンジン車のみ。グレード数もロッキーは複数あるのに対して、レックスは「G」と「Z」の2種類に絞られています。
また、装備の標準化にも差があります。スバル レックスはZグレードで主要な安全装備がすでに揃っているのに対し、ロッキーでは装備のカスタマイズ性が高く、オプションでの追加が多くなっています。
つまり、「レックス=ロッキー」とは言えるけれど、買ってからの満足度や使い勝手は選ぶグレードやブランドで変わってくる――それがこの2台の真実です。
外観・デザイン比較:違いはロゴだけ?
※この画像はAIによって生成されたものです
「外から見たらほとんど同じ」――これは多くの人が最初に感じることだと思います。確かに、ベースとなっている車が同じなので、ボディラインや寸法、ホイールベースなどは両車で一致しています。しかし、実はよく見ると、ロゴ以外にもいくつかの違いが存在します。
特に注目したいのは、フロントマスクや細部の意匠。どちらもSUVらしいしっかりしたフロントデザインですが、ブランドイメージに沿った微調整がされており、それぞれの個性が出ています。
フロントグリル・エンブレムの違い
フロントグリルの形状やデザインは、ブランドの顔とも言える重要な部分です。スバル レックスのグリルは、スバルのエンブレムが中央に配置され、精悍でスマートな印象を与えます。一方のダイハツ ロッキーは、六角形のグリルデザインが特徴的で、よりSUVらしいタフな雰囲気を演出しています。
また、エンブレムそのものの意味も異なります。スバルの六連星マークは、ブランドに対する信頼感やファンの支持が強く、所有すること自体に満足感を与える場合もあります。つまり、見た目は似ていても、ロゴ1つで「自分らしさ」や「こだわり」を表現できるというのもポイントです。
カラーバリエーションの差とブランドイメージ
ボディカラーに関しては、両車ともに複数の選択肢がありますが、各ブランドで設定されている色に違いがあります。ダイハツ ロッキーには、コンパーノレッドやブラックマイカメタリックなど、個性的なカラーもラインナップされています。一方で、スバル レックスはやや落ち着いた色合いが多く、万人受けするシックな印象です。
さらに、ロッキーやレックスはトヨタ「ライズ」とも兄弟関係にあり、それぞれが独自のブランドイメージを反映したカラー展開をしています。たとえば、ライズにはターコイズブルーマイカメタリックといった鮮やかな色もあり、比較する楽しさも増しています。
結局のところ、外観における「違い」は細部のデザインとブランドイメージに集約されます。「人とは少し違う車に乗りたい」「ブランドにこだわりたい」という方は、エンブレムやカラーの違いにも注目して選んでみると、より満足度の高い一台が見つかるはずです。
ボディサイズと取り回し性能
※この画像はAIによって生成されたものです
スバル レックスとダイハツ ロッキーは、見た目通りボディサイズもほぼ同じで、どちらも「5ナンバーサイズ」のコンパクトSUVに分類されます。共通のプラットフォームを使用しているため、外寸や室内空間に大きな差はなく、運転のしやすさや扱いやすさにおいても共通点が多いです。ただし、都市部での使い勝手や駐車環境など、実際の生活に根差した視点で見ると、いくつか注目すべきポイントもあります。
サイズ比較(全長/全幅/全高)
スバル レックスとダイハツ ロッキーのボディサイズは、どちらも以下の通りで全く同じです。
- 全長:3,995mm
- 全幅:1,695mm
- 全高:1,620mm
これらの数値は、5ナンバー枠のサイズ上限ギリギリに設計されており、コンパクトSUVとしてはかなり効率の良い寸法です。特に全幅1,695mmは、都市部でのすれ違いや細い路地でも余裕をもって運転できる幅で、運転初心者の方や女性ドライバーにも扱いやすいサイズ感と言えるでしょう。
また、ホイールベース(2,525mm)も共通しており、室内空間の確保にも貢献しています。後席の足元スペースや荷室容量も十分に確保されており、日常使いから小旅行まで幅広く対応できる実用性があります。
都市部での使いやすさ・立体駐車場対応
全長4m未満、全幅1.7m未満というスバル レックスとロッキーのサイズは、日本の都市部における使い勝手の良さを重視して設計されています。特に都心の狭い路地や、道幅の限られた住宅街、混雑した商業エリアでも、比較的スムーズに走行・駐車できる点が評価されています。
さらに、全高が1,620mmであることにも注目したいところです。この高さは多くの立体駐車場で設定されている「1,550mm以下」にはわずかにオーバーしていますが、「1,700mm制限」の立体駐車場であれば問題なく利用可能です。事前に駐車場の高さ制限を確認する必要はありますが、一般的な屋外駐車場や自宅ガレージなどでは十分対応可能なサイズです。
また、最小回転半径は5.0mとされており、小回りのきく設計となっています。これにより、Uターンや狭い駐車場での切り返しも楽にこなせるため、都市部の移動が多い方にとっては大きな利点です。
パワートレイン・走行性能の違い
※この画像はAIによって生成されたものです
見た目やサイズが同じレックスとロッキーですが、実は“走り”の面では明確な違いがあります。特にロッキーは、グレードやエンジンの選択肢が豊富で、ハイブリッドやターボといったバリエーションが用意されているのに対し、レックスはシンプルなガソリンエンジンのみという構成。日々の移動手段として使うのか、走りの楽しさも重視するのかによって、選ぶべきモデルが変わってくるポイントです。
ロッキーにだけあるハイブリッド&ターボ仕様
ロッキーの魅力のひとつが、多彩なパワートレイン展開です。中でも注目なのが、「e-SMART HYBRID」と呼ばれるシリーズ式ハイブリッドモデル。これは、1.2Lエンジンで発電を行い、その電力でモーターを駆動する方式で、ガソリンを使いながらも電気自動車のようなスムーズな加速感を楽しめます。燃費もWLTCモードで28.0km/Lと非常に優秀で、燃費性能重視の方には大きなメリットです。
さらに、ロッキーには1.0Lターボエンジンを搭載したグレードもあり、こちらはスポーティな走りを求める方におすすめです。加速性能に優れ、高速道路での合流や追い越し時にも余裕のあるパワー感を実現します。また、4WD設定も選べるため、積雪地域やアウトドアでの使用にも対応可能です。
このように、ロッキーは燃費性能・走行性能・使用シーンに応じて柔軟に選べる点が魅力的です。
レックスのシンプルな1.2Lガソリンエンジン
一方のスバル レックスは、あえて選択肢を絞り込んだ1.2L自然吸気ガソリンエンジン(WA-VE型)の2WDモデルのみをラインナップしています。最大出力は87馬力(64kW)/6,000rpm、最大トルクは113Nm/4,500rpmと、街乗りには十分な性能を発揮します。
このエンジンは、ロッキーのガソリン車と同じく、トヨタとダイハツが共同開発したユニットで、日常的な買い物や通勤などで扱いやすい特性を持っています。燃費もWLTCモードで20.7km/Lと、ガソリン車としてはまずまずの数値です。
また、パワートレインの選択肢をあえて絞ることで、車両価格を抑えることにも成功しています。レックスは「G」と「Z」の2グレード展開で、必要な装備を標準化しつつ、無駄を省いたシンプルな構成に仕上がっています。初めての車購入や、あまり多くの選択肢に悩みたくない方にとっては、この分かりやすさが大きな魅力となるでしょう。
つまり、「選べる楽しさ」のロッキーに対して、「迷わず選べる安心感」のレックスといった立ち位置が、それぞれの個性と言えます。
グレード展開と装備差
※この画像はAIによって生成されたものです
スバル レックスとダイハツ ロッキーは、同じ車体構造を共有しながらも、グレード構成や装備内容には明確な違いがあります。これは、ユーザーにとっての選びやすさや、車の個性にも直結する部分です。とくに、予算に合わせて細かく仕様を調整したい方にとっては、選択肢の豊富さが大きなポイントになりますし、逆に「シンプルに決めたい」方にはグレードが絞られていることがメリットになるケースもあります。
ロッキーの豊富な選択肢 vs レックスの2グレード構成
ダイハツ ロッキーは、多彩なグレード展開が魅力のひとつです。ガソリンモデルではエントリーグレードの「L」から上級の「Premium G」まで、さらにハイブリッド専用の「e-SMART HYBRID」仕様が「G HEV」「Premium G HEV」の2種類用意されており、合計で6つ以上の選択肢があります。価格帯も**約167.7万円〜235.7万円(2WD)**と幅広く、ニーズに応じた最適なモデルを見つけやすいのが特長です。
一方で、スバル レックスは非常にシンプルな2グレード構成。「G」(約182万円)と「Z」(約217.1万円)のみで、どちらも1.2Lガソリンエンジン・2WDのみという明快なラインナップになっています。選択肢が少ないことをデメリットと捉える方もいるかもしれませんが、初めて車を購入する方や複雑な仕様選びが苦手な方にとっては、むしろこの「迷わず選べる」点が大きな魅力になることもあるでしょう。
安全装備の違い(スマートアシストの内容)
両車に共通して搭載されているのが、ダイハツ独自の運転支援技術「スマートアシスト」です。このシステムは、衝突回避支援ブレーキ機能、標識認識機能、車線逸脱警報、先行車発進お知らせ機能などを含んでおり、どのグレードでも一定以上の安全性を担保しているのがポイントです。
ただし、安全装備の充実度には差があります。ロッキーはグレードやオプションに応じて、ブラインドスポットモニターやアダプティブドライビングビーム(ADB)、パノラマモニターなど、より高度な装備を選択することが可能です。特に上位グレードになるほど、安全性や利便性の高いオプションが用意されているため、より自分好みにカスタマイズできる点が魅力です。
一方のスバル レックスは、Zグレードを選べばブラインドスポットモニターやアダプティブクルーズコントロールなどが標準装備されており、必要な安全機能があらかじめ備わっている仕様となっています。追加オプションをあれこれ選ばずとも十分な安全性が確保されているのは、購入時の手間を減らしたい方にはありがたいポイントです。
燃費性能の比較:ハイブリッドの有無が決め手?
※この画像はAIによって生成されたものです
燃費性能は、購入後の維持費に直結する重要な要素です。スバル レックスとダイハツ ロッキーでは、パワートレインの違いにより、燃費にも明確な差が出ています。特にロッキーのハイブリッドモデルは、日常の走行コストを抑えたい方にとって魅力的な選択肢となる一方で、レックスはシンプルなガソリン車で勝負しているという構図です。
WLTCモードでの数値比較
まず数値で比較してみると、スバル レックス(ガソリン・2WD)のWLTCモード燃費は20.7km/L。これは、同じエンジンを搭載するロッキーのガソリンモデル(2WD)と全く同じ数値です。
一方で、ロッキーのハイブリッド仕様「e-SMART HYBRID」は、WLTCモードで28.0km/Lという非常に高い燃費性能を誇ります。このハイブリッドシステムは、1.2Lエンジンで発電し、モーターで走行するという仕組みになっており、燃費効率の良さとスムーズな加速感を両立しています。
数値だけを見れば、ハイブリッドの優位性は明らかです。燃料費を抑えたい方や、長距離をよく走る方にとっては、この差は見逃せないポイントでしょう。
実用燃費と維持コストに差はあるか?
実際の使用シーンにおいても、ハイブリッド車は渋滞やストップ&ゴーの多い都市部で特に強みを発揮します。アイドリングストップや回生ブレーキによる電力回収機能などが活かされやすいため、カタログ値に近い燃費が期待できます。
一方で、スバル レックスのようなシンプルなガソリン車は、ハイブリッド車に比べて初期購入費用が抑えられており、車両価格と維持コストのバランスで見ると、決して不利とは言い切れません。燃費差による年間のガソリン代の差は、走行距離が少ない方にとっては大きく感じにくいこともあり、むしろ「初期費用の安さ」でレックスに軍配が上がる場面もあるでしょう。
また、レックスは整備費用やバッテリー交換の心配が少ない点も長期的には安心材料となります。維持コスト全体で考えるなら、どれくらい走るか、どんな使い方をするかが車選びの決め手になります。ハイブリッドが魅力的なのは間違いありませんが、年間走行距離や予算次第では、ガソリン車で十分に満足できるケースも多いのです。
価格とコストパフォーマンス比較
※この画像はAIによって生成されたものです
スバル レックスとダイハツ ロッキーは、同じ車体構造を持ちながらも、価格の設定や装備内容に大きな違いがあります。これは、「自分にとっての“お得感”をどう定義するか」によって評価が変わる部分です。細かく仕様を選んで価格をコントロールしたい方にはロッキーが魅力的ですが、分かりやすく装備が整ったクルマを求める方にはレックスがピッタリという構図になっています。
ロッキーは選択肢が多い分価格も幅広い
ロッキーの大きな特徴は、グレードやパワートレインの選択肢が非常に豊富で、価格帯にも大きな幅があることです。たとえば、最も安いガソリン車の「L」(2WD)は**1,677,000円(税込)から、ハイブリッドモデルで最上級の「Premium G HEV」は2,357,000円(税込)**と、なんと約68万円の開きがあります。
この価格の差は、選べる装備や走行性能、安全機能の内容によって大きく異なります。たとえば、ハイブリッド車は燃費性能が圧倒的に優れており、燃料代を長期的に抑えたい方には非常に魅力的ですし、上位グレードにはパノラマモニターやアダプティブドライビングビームなど、日常使いに役立つ装備も追加可能です。
その反面、必要な装備を選んでいくと、結果的に価格が大きく上がってしまうケースもあるため、自分にとって本当に必要なものを見極めることが重要です。選べる自由が多い反面、装備選びで迷ってしまう方にとっては、少し煩雑に感じるかもしれません。
レックスは標準装備充実で分かりやすい価格設定
一方、スバル レックスは非常にシンプルな2グレード展開となっており、「G」が1,820,000円(税込)、「Z」が**2,171,000円(税込)**と明快です。価格帯に大きなブレがないため、「この予算で、どれだけの装備がついているか」が非常に分かりやすくなっています。
特に注目すべきなのは、Zグレードでの装備充実度です。ブラインドスポットモニターやアダプティブクルーズコントロール、純正ナビ装着用アップグレードパックなど、上級グレードに求められる安全・快適機能がすでに標準装備されています。こうした装備をロッキーで同等に揃える場合、グレードアップやオプション追加が必要になり、結果としてレックスと同等かそれ以上の価格になるケースも珍しくありません。
つまり、スバル レックスは「必要な装備が最初からそろっていて、この価格」という“完成品”のような安心感があり、価格の見通しを立てやすいというメリットがあります。グレード選びやオプション設定に悩みたくない方にとっては、非常に魅力的な選択肢になるでしょう。
中古車市場での評価と流通状況
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新車購入時の比較も大切ですが、「中古車市場でどう評価されているか」も、クルマ選びの重要な視点のひとつです。とくにスバル レックスは発売からまだ年数が浅く、中古車市場では独特の動き方をしています。流通量や相場、どのグレードを選ぶと満足度が高いかなど、これから中古購入を検討されている方にとっては、見逃せない情報です。
レックスはまだ流通少なめ、新古車が中心
スバル レックスは2022年末に登場したばかりのモデルということもあり、中古車市場での流通量はまだ限られています。特に、走行距離の少ない**“新古車”や登録済未使用車**が多く出回っているのが現状です。
このような車両は、新車とほとんど変わらないコンディションでありながら、価格は少しだけ抑えられているという“おいしいゾーン”に位置しているため、コスト重視の方には狙い目となります。ただし、まだ流通自体が少ないため、希望するグレードやカラーに出会えるまでに時間がかかるケースもあります。
また、一般的に中古車の価格は、流通量が増えると下がる傾向にありますが、レックスはまだ供給が少なく需要も高いため、大きな値下がりは見られていません。今後の市場動向によっては、価格が変動していく可能性もあるため、気になる車両を見つけたら早めの決断が有利になることもあります。
Zグレードの装備価値と狙い目ポイント
中古車でレックスを検討する際、特におすすめしたいのが**上位グレード「Z」**です。先述のとおり、「Z」にはブラインドスポットモニターやアダプティブクルーズコントロールなど、上級装備がしっかりと標準装備されており、快適性・安全性の面で非常に優れています。
新車価格で見ると、「Z」は「G」に比べて約35万円高く設定されていますが、中古市場ではその差が価格に十分反映されていないケースもあります。つまり、少しの差額で大幅に装備が充実している「Z」を手に入れられる可能性があるということです。
また、Zグレードのほうがオプション装着率も高く、純正ナビ装着用アップグレードパックなどが最初からついていることが多いのも魅力です。中古車で「お得に装備も充実した車を選びたい」という方には、このZグレードがまさに“狙い目”といえるでしょう。
こんな人にはこっちがオススメ
※この画像はAIによって生成されたものです
スバル レックスとダイハツ ロッキーは見た目もスペックも似ている兄弟車ですが、選び方を間違えると「思っていたのと違った…」と感じることもあります。だからこそ、「自分の使い方に合っているのはどっちか?」という視点がとても大切です。ここでは、ライフスタイルや重視するポイントに合わせて、それぞれどんな人に合っているのかをわかりやすく整理していきます。
ロッキーが向いている人の特徴
ロッキーをおすすめしたいのは、「選択肢の多さで自分好みにカスタマイズしたい」「燃費や走りにもこだわりたい」という方です。まず注目なのは、e-SMART HYBRIDや1.0Lターボエンジンなど、複数のパワートレインが用意されていること。これにより、「燃費重視のハイブリッド派」から「パワフルな加速を楽しみたい方」まで、幅広いニーズに応えられます。
さらに、グレード展開が多く、細かな装備や安全機能を自分の好みに合わせて選べる点もロッキーならではの魅力です。たとえば、パノラマモニターやアダプティブドライビングビームなどをオプションで追加できるので、「装備にこだわりたいけど、価格は抑えたい」という方にもぴったりです。
また、アウトドアやレジャー用途で使用したい方にも、4WD設定のあるロッキーは安心感があります。とくに積雪地域では、走破性を重視する方にとっては大きなメリットになります。
つまり、ロッキーは「自分で細かく選んでいきたい」「燃費も走りも装備も全部欲しい!」という方にフィットする1台です。
レックスが最適なユーザー像とは
一方、スバル レックスがぴったりなのは、「とにかく分かりやすい車がいい」「必要なものが最初から揃っていてほしい」という方です。グレードは**「G」と「Z」の2つのみで、すべて1.2Lガソリン・2WD仕様**。選択肢がシンプルだからこそ、迷わずにスムーズな購入ができる点が魅力です。
また、特にZグレードは装備がとても充実しており、ブラインドスポットモニターやアダプティブクルーズコントロールなどの先進安全装備が標準搭載されています。ロッキーで同等の装備を揃えるとオプション費用がかさむこともあるので、「初めから装備込みの価格で安心したい」という方には、コストパフォーマンスの面でもレックスが光ります。
さらに、スバルブランドの信頼性やデザインに惹かれる方にもおすすめです。エンブレムが変わるだけで所有感が増すという方も多く、スバルファンにとっては、OEMとはいえ魅力ある選択肢になります。
まとめると、レックスは「装備も価格もシンプルに」「安心・安全に乗れる日常使いの1台がほしい」という方に最適なモデルです。
よくある疑問を解消
※この画像はAIによって生成されたものです
スバル レックスやダイハツ ロッキーを検討していると、ネットや口コミで目にするちょっと気になる情報も出てきます。たとえば「ロッキーやライズってダサいの?」とか、「レックスにハイブリッドがないのはなぜ?」といった声です。ここでは、そういった疑問について、事実と背景をしっかり整理してお答えしていきます。
「ロッキー・ライズはダサい?」という声の真相
インターネット上では、「ロッキーやライズはデザインがダサい」といった意見を見かけることがありますが、これはあくまで一部の主観的な声にすぎません。実際には、ロッキーもライズも販売台数ランキングの上位に食い込む人気車種であり、ユーザー満足度も高い評価を受けています。
デザイン面では、ロッキーが六角形グリル、ライズが台形グリルと、ブランドごとの個性をしっかり出しており、機能性を重視したスタイルです。その分、派手さや高級感を求める人には物足りなく映ることもあるかもしれませんが、逆に言えば堅実で実用的なデザインという見方もできます。
また、OEM関係で「個性がない」と感じる方もいますが、その分信頼性やコストパフォーマンスには優れており、実用性重視のユーザーには非常に魅力的です。
つまり、「ダサい」という声がある一方で、それを上回る実用性と人気があることを忘れてはいけません。
レックスはなぜハイブリッドがない?
スバル レックスには、現時点(2024年時点)でハイブリッドモデルの設定がありません。これは、「コストパフォーマンス重視のエントリーモデル」としての立ち位置を明確にするためです。レックスは、ダイハツ ロッキーをベースとしたOEM車ですが、あえてハイブリッドやターボを導入せず、1.2L自然吸気ガソリン・2WDのみに特化することで、価格を抑えたシンプルな構成を実現しています。
その結果、必要な安全装備はすべて搭載しつつも、価格は200万円前後に抑えられており、初めてのSUVとしても手が届きやすいモデルとなっています。
一方で、ハイブリッドが欲しい方は、兄弟車のロッキー(e-SMART HYBRID)やライズを検討するという選択肢もあります。つまり、レックスは「シンプルさと手頃さ」を求めるユーザー向けの位置づけであるため、ハイブリッド非搭載という仕様にも明確な意図があるのです。
レックスの受注停止って本当?
「スバル レックスは受注停止しているらしい」という情報をSNSやネット掲示板で見かけ、不安に感じている方もいるのではないでしょうか。結論からお伝えすると、現時点(2024年12月12日時点)でスバル公式が発表している情報では、全グレードともに受注停止にはなっておらず、納期の目安は約2ヶ月程度となっています。
この「受注停止」の噂が出回った背景には、昨今の自動車業界全体を取り巻く供給状況が影響しています。たとえば、半導体不足や部品の供給遅延により、納車が長期化する車種が多く見られたことから、「納期が遅れている=受注停止かも?」と誤解された可能性があります。
また、OEM元であるダイハツ ロッキーやトヨタ ライズの生産状況にレックスも左右されることも一因です。OEM車はベース車両の製造ラインと連動しており、ベース車の生産に調整が入ると、派生モデルであるレックスの供給にも影響が出るケースがあります。
とはいえ、現在のところレックスの受注は継続されており、特別な制限が設けられているという情報は確認されていません。購入を検討している方は、あくまで正確な情報としてスバル公式サイトや販売店での最新状況を確認されることをおすすめします。
まとめ:どっちを選ぶべきか?決断のポイント
※この画像はAIによって生成されたものです
スバル レックスとダイハツ ロッキーは、同じ車をベースにしながらも、それぞれ異なる魅力を持ったコンパクトSUVです。どちらを選ぶかは、「どんな風にクルマを使いたいか」「どこに重きを置くか」によって、大きく変わってきます。
**ロッキーはとにかく自由度の高い選択肢が魅力。**ハイブリッドや1.0Lターボエンジン、4WDの設定まであり、「燃費」「走り」「装備」など多面的に自分に合ったクルマを選びたい方にピッタリです。さらに、グレード数やオプションも豊富なので、細かくカスタマイズしていきたい方には非常に向いています。
一方で、**スバル レックスは“わかりやすさと装備の完成度”で勝負。**1.2Lガソリン・2WDのみ、2グレード展開というシンプルな構成の中に、安全装備を標準装備し、迷わず買えるパッケージになっています。「初めてのSUVが欲しい」「複雑な選択肢に疲れた」「手頃な価格で安心して乗りたい」そんな方にぴったりの1台です。
どちらを選んでも、ボディサイズや基本性能、安全装備は高いレベルで共通しているため、自分のライフスタイルとクルマに求める役割をはっきりさせることが、最終的な選択のカギになります。
シンプルで安心感を重視するならレックス、走りや選択肢の豊富さを楽しみたいならロッキー。どちらも間違いのない選択肢ですので、じっくり比較して“自分にとってベストな1台”を見つけてみてください。
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