「CX-5 ディーゼル 後悔」と検索された方は、「買ってから後悔したくない」「ディーゼルって本当に自分に合ってるの?」といった不安を抱えているのではないでしょうか。
CX-5は確かに人気SUVですが、ディーゼル車ならではの特徴や落とし穴を知らずに購入すると、思わぬ後悔につながることもあります。この記事では、CX-5ディーゼルの基本性能からガソリン車との違い、そして実際に後悔してしまった方のリアルな声まで、あらゆる視点から丁寧に解説しています。
読むことで、自分にディーゼルが合っているかどうかが見えてきますし、後悔しないために知っておくべき注意点や選び方の基準もクリアになります。購入を迷っている方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
はじめに
出典:MAZDA
「CX-5ディーゼル 後悔」と検索する人の本当の不安とは?
「CX-5 ディーゼル 後悔」と検索する方は、すでにCX-5に強く興味を持っている方が多いです。ただ、最後の一歩が踏み出せず、「本当に買って大丈夫なのか?」「後から高くつくんじゃないか?」「静かに乗りたいのにエンジン音がうるさいのでは?」といった不安を抱えているのではないでしょうか。
特に多いのが、ディーゼル車特有のメンテナンスや耐久性、静粛性に対する疑問です。ネット上には「DPFが詰まりやすい」「街乗りが多いと壊れる」「メンテ代が高い」などネガティブな声もあり、それが検索に至る大きな要因となっています。
また、「ガソリン車と比べて何が違うのか?」「どちらを選ぶべきなのか?」と悩む方も多く、単純なスペック比較では判断できないことが、後悔につながる原因でもあります。これらの悩みを解消し、「買って良かった」と思える選択をするためには、ディーゼル車の特徴を深く理解することが不可欠です。
結論:後悔するかは“使い方次第”
結論から言うと、CX-5ディーゼルで後悔するかどうかは、ご自身の“使い方次第”です。
たとえば、長距離の高速走行が多い方や、燃料コストをしっかりと抑えたい方には、CX-5のディーゼルモデルは非常に魅力的です。実際、WLTCモードで17.4km/Lというカタログ燃費は、ガソリンモデルよりもかなり高く、高速道路中心なら実燃費15〜17km/L近くを狙えるケースもあります。
一方、毎日短距離で街中を行き来するような使い方だと、ディーゼル特有のDPF(ディーゼルパーティキュレートフィルター)の再生がうまくいかず、詰まりやすくなる傾向があります。これがエンジン不調や修理費用の増加といった「後悔ポイント」につながるのです。
つまり、「静かでラクに走りたい」「週末しか車に乗らない」「短距離ばかり」といった使い方ならガソリン車の方が合っているかもしれません。逆に、「通勤で片道30km以上」「休日はロングドライブが多い」「燃費で元を取りたい」という方なら、CX-5ディーゼルは大いに満足できる選択になるでしょう。
CX-5ディーゼルの基本性能と特徴
※この画像はAIによって生成されたものです
マツダCX-5ディーゼルのスペックと魅力(トルク/燃費/静粛性など)
CX-5のディーゼルモデル(SKYACTIV-D 2.2)は、ディーゼルならではの高トルクと燃費の良さが大きな魅力です。最大トルクは450Nmと、2.5Lガソリンエンジンよりも明らかにパワフルで、低回転からしっかり加速してくれる感覚があります。これが長距離の高速走行や山道、追い越し時にとても頼もしく感じられます。
また、WLTCモードの燃費は17.4km/L(2WDモデル)とされており、軽油価格の安さも相まって、年間走行距離が多い人にはかなり経済的です。例えば年間15,000km以上走る方であれば、ガソリン車との差額を2~3年で回収できる可能性も十分あります。
静粛性についても、以前のディーゼルエンジンに比べて格段に進化しています。たしかにガソリン車と比べればややエンジン音が入ってくる場面もありますが、防音材の配置や遮音構造がしっかりしており、運転中に「うるさい」と感じるケースは少なくなっています。
このように、CX-5ディーゼルは「力強さ」「燃費」「静かさ」のバランスが取れたモデルとして、多くのロングドライブユーザーに選ばれているのです。
ガソリンモデルとの違い:比較で分かる選び方のポイント
CX-5にはディーゼルとガソリンの2種類のエンジンが用意されていますが、それぞれに向いているユーザー像ははっきり分かれます。
まずガソリンモデル(2.0Lおよび2.5L)は、車両本体価格が安く、メンテナンス費用も抑えやすいため、初期費用を抑えたい方や街乗り中心の方におすすめです。静粛性も高く、特に2.0Lモデルは低速域でのスムーズな加速が心地よく、家族のお出かけや買い物用途にぴったりです。
一方、ディーゼルモデルは先述の通り、トルクが強くて長距離向き。高速道路を多用する方や、山間部などアップダウンが激しい地域に住んでいる方には最適です。また、燃費が安定しており、軽油価格もガソリンより10円〜20円/Lほど安いため、年間走行距離が多い方にはトータルコストでメリットが出やすいのです。
ただし、ディーゼルはメンテナンス費用が高めで、オイル交換も5,000〜7,500kmごとと短め。DPFの管理も必要なので、維持の手間や費用をしっかり把握した上で選ぶ必要があります。
つまり、CX-5のどちらを選ぶべきかは、「走行距離・使用環境・予算」の3つがカギになります。このポイントをしっかり見極めれば、ディーゼルでもガソリンでも後悔のない選択ができるでしょう。
「後悔ポイント」徹底解説
※この画像はAIによって生成されたものです
後悔① メンテナンス費用が想定外に高い(DPF/オイル交換)
CX-5のディーゼルモデルでよく耳にする「後悔したポイント」のひとつが、メンテナンス費用の高さです。特に、ディーゼル車特有の装備であるDPF(ディーゼルパーティキュレートフィルター)や、エンジンオイルの交換頻度がガソリン車に比べて多いことが負担になるケースがあります。
DPFは、排気ガス中の煤(スス)を除去するための装置ですが、詰まりやすい性質があります。通常の走行で自動再生されますが、うまく再生されないとフィルターが詰まり、エンジン不調の原因になることも。詰まりが深刻な場合、DPFの強制再生や交換が必要になり、その費用は数万円〜十数万円に及ぶことがあります。
また、エンジンオイルの交換頻度も高めです。ディーゼルエンジンは燃焼時の温度が高く、オイルが劣化しやすいため、CX-5ディーゼルでは5,000〜7,500kmごとの交換が推奨されています。1回のオイル+フィルター交換で1万円〜1.5万円ほどかかることが多く、年間のメンテナンス費用はガソリン車よりも明らかに高くなります。
これらの費用を把握せずに購入すると、「予想より維持費が高い…」と後悔してしまう可能性があります。購入前には、ディーゼル特有のメンテナンス項目とその費用をしっかり把握しておくことが大切です。
後悔② 街乗りメインではDPFが詰まるリスク大
ディーゼルエンジンは長距離・高回転を前提に設計されており、街乗りメインの使い方にはあまり向いていません。特に問題となるのが、DPFの再生がうまく行われず、フィルターが詰まってしまうリスクです。
DPFの再生には一定時間、高温での運転が必要ですが、市街地走行ではエンジンが十分に温まらないまま停止と発進を繰り返すため、再生が完了せずススが溜まりやすくなります。DPFが詰まると、エンジン出力の低下や燃費悪化だけでなく、警告灯が点灯し、ディーラーでの点検・強制再生が必要になる場合も。
このようなトラブルを防ぐには、週に一度程度は高速道路などで20〜30分以上、一定速度で走行し、エンジンをしっかり高温状態にすることが推奨されています。しかし、通勤や買い物など短距離の使用がほとんどという方には、この対応が難しく、結果的に頻繁に点検や再生が必要となり「手間がかかって面倒…」と後悔する原因になりがちです。
つまり、ディーゼルモデルは「走る距離が短く、停止と発進の繰り返しが多い」環境では本来の性能を発揮できず、むしろ不具合のリスクを高めてしまうのです。
後悔③ エンジン音がガソリン車より気になる
CX-5ディーゼルは確かに静粛性に配慮された設計となっており、従来のディーゼル車よりもエンジン音は抑えられています。しかし、それでもガソリン車と比較すると「エンジン音が気になる」という声は少なくありません。
特に始動直後や低速走行時に、ガラガラとしたディーゼル特有の音が耳に入ってきやすい傾向があります。高速道路などで一定速度で巡航しているときにはあまり気にならないのですが、市街地やアイドリング中など、エンジン音に敏感になりやすい場面では「もっと静かな車にすればよかったかも」と感じてしまうこともあるようです。
もちろんこれは感じ方に個人差がありますし、CX-5は防音材や遮音構造に力を入れているため、他のディーゼルSUVよりはかなり静かな部類です。しかし、静粛性を最優先にする方や、普段ガソリン車のスムーズな音に慣れている方からすると、少し違和感を覚える可能性があります。
試乗の際には、静止時の音・発進時の加速音・アイドリング中の振動などをしっかりチェックして、自分の感覚に合うかどうかを確かめておくと安心です。
後悔④ 初期費用が高く、元を取るには長距離走行が前提
CX-5ディーゼルモデルは、ガソリンモデルと比べて車両価格が高く設定されています。たとえば、同じグレードでもディーゼルは約25〜30万円ほど高くなるケースが多く、初期費用で悩む方は少なくありません。
この差額を燃費や軽油の安さで回収しようと思った場合、年間の走行距離がひとつのカギになります。おおまかな目安としては、年間1万5,000km以上走るような使い方でないと、ガソリン車との差額を実質的に取り戻すのは難しいと言われています。
さらに、ディーゼルは前述の通り、オイル交換やDPF再生といった定期メンテナンス費も高め。そのため、「燃費で得したつもりが、維持費で帳消しになっていた…」という状況に陥ることもあります。
もちろん、月1〜2回以上ロングドライブを楽しむ方や、高速道路を使う通勤スタイルの方にとっては、燃費とトルクの恩恵をしっかり受けることができます。ただし、「何となくディーゼルの方がカッコいい」「燃費が良さそうだから」といった理由だけで選ぶと、後から「こんなに走らないならガソリンにすれば良かった」と後悔することにもつながります。
購入前には「自分は1年間で何キロ走るか?」「どういう用途で使うか?」を明確にし、そのうえで初期費用と維持費を見積もっておくことが大切です。
後悔⑤ 壊れやすいという噂の真相(壊れるのはどういう使い方?)
「CX-5のディーゼルは壊れやすい」といった声を耳にすることがありますが、実はこの噂には明確な理由と背景があります。決してCX-5のディーゼルモデルそのものの品質が低いというわけではなく、“使い方”によっては故障リスクが高まるというのが真相です。
まず理解しておくべきは、CX-5のSKYACTIV-Dエンジンは非常に高性能である反面、ディーゼル特有の構造上の繊細さを持っています。たとえば、燃焼時に発生する煤(スス)を処理するためのDPF(ディーゼルパーティキュレートフィルター)や、高圧で燃料を噴射するインジェクター、さらにはターボチャージャーなど、精密な部品が多数搭載されており、それぞれが一定の条件下で正しく動作することが前提になっています。
特に注意が必要なのが、「短距離移動の繰り返し」や「低回転・低温での使用が多い」ケースです。DPFは一定以上の排気温度が保たれていないと自動再生がうまく行えず、詰まりの原因になります。これが進行するとエンジン出力の低下や燃費の悪化を招き、最悪の場合はエンジン警告灯の点灯や高額な修理が必要になることもあります。
また、エンジンオイルの劣化も重要な要素です。ディーゼルエンジンはオイルが汚れやすく、5,000km〜7,500kmごとの交換が基本。これを怠ると内部の摩耗が進み、故障リスクが高まります。
要するに、ディーゼルエンジンには「走らせ方」「メンテナンスの頻度」が非常に重要ということです。しっかりした管理のもとで使えば、壊れやすいどころか10万km以上も快調に走り続けてくれる頼もしいエンジンです。逆に、適さない使い方をしていると「こんなに壊れるとは思わなかった」と後悔することになるので、自分のライフスタイルと照らし合わせた選択が肝心です。
実燃費と経済性のリアル
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カタログ燃費17.4km/Lのウソホント
CX-5ディーゼルのカタログ燃費は、WLTCモードで17.4km/Lとされています。この数字だけを見ると、非常に燃費が良い印象を受けますが、「実際にその通り走るのか?」という点が気になる方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、走行環境によってはこの数値に近い燃費も出ますが、常にその性能を引き出すのは難しいです。WLTCモードは市街地・郊外・高速道路の3つの走行モードを組み合わせた実用燃費に近い指標ですが、やはりあくまで試験条件下での数値であり、現実の交通環境とは差があります。
特に信号が多い都市部や、渋滞が頻発するエリアでは、燃費はカタログ値より大きく落ちる傾向があります。一方で、高速道路主体の運転や、渋滞の少ない郊外での走行がメインであれば、17km/L前後に近づくことも可能です。
つまり、カタログ燃費は「理論上達成可能な最大値」と考えたほうが無難です。重要なのは、ご自身の走行スタイルでどれくらいの燃費が出るのかというリアルな感覚を掴んでおくことです。
実燃費:市街地vs高速道路の具体例
実際にCX-5ディーゼルを運転しているユーザーの声やデータをもとにすると、燃費は走行環境によって以下のような差があります。
- 市街地中心の走行(信号が多く、停止と発進の繰り返し)
→ 実燃費:約12~14km/L - 郊外やバイパス道路中心(比較的流れがスムーズ)
→ 実燃費:約14~16km/L - 高速道路中心(長距離・一定速度で巡航)
→ 実燃費:約16~18km/L
このように、CX-5ディーゼルの真価は高速道路や郊外での巡航にあります。低回転・高トルクで走行できるため、エンジンに無理をかけず燃費を抑えることができます。
一方で、市街地のみの利用だと燃費は思ったほど伸びず、ガソリン車との差も縮まりやすいです。そのうえDPFの再生もスムーズに行われにくくなるため、やや損な使い方になってしまう可能性があります。
ご自身の走行エリアや通勤・買い物スタイルがどこに当てはまるかを考えて、燃費と使い勝手のバランスを見極めることが大切です。
軽油価格と燃費のバランスで得するケースとは
CX-5ディーゼルの大きな魅力のひとつに、燃料が「軽油」である点があります。軽油はガソリンよりも1Lあたり10〜20円ほど安く、燃費性能と組み合わせることで長期的には大きなコストメリットを生みます。
たとえば年間15,000km走行し、燃費が平均15km/Lだった場合を想定すると:
- 軽油消費量:1,000L
- 軽油代(@150円):150,000円
- 同条件でガソリン車(燃費11km/L、ガソリン@170円)の場合
→ ガソリン消費量:約1,364L、燃料代:約232,000円
→ 年間で約8万円の差が生まれる計算です。
このように、走行距離が多ければ多いほど「軽油の安さ+燃費性能」の恩恵は大きくなり、「最初にディーゼルにしておいて良かった」と思えるタイミングも早くなります。
ただし、前提となるのは「距離を走る」ことです。年間5,000km以下の走行しかないような方の場合、この差はそれほど大きくはならず、逆に高い初期費用と維持費が重荷になってしまう可能性もあります。
したがって、CX-5ディーゼルが“お得な選択”になるのは、年間1万km以上を走る方。通勤距離が長い方や、レジャーで遠出が多い方には、経済性の面でも非常に優れた選択肢になります。
維持費と税金の真実
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自動車税・重量税のエコカー減税でいくら得?
CX-5ディーゼルモデルには、維持費に大きな影響を与えるエコカー減税の恩恵があります。まず、自動車税についてですが、CX-5ディーゼルは「グリーン化特例」などのエコカー減税対象となっているグレードが多く、初年度の自動車税が大幅に軽減されるケースが珍しくありません。
たとえば、排気量1997ccのモデルの場合、通常の自動車税は年間39,500円ですが、エコカー減税の適用で最大約75%の減税となり、初年度は約10,000円台に抑えられることもあります。さらに、重量税についても、新車登録時や車検時に燃費性能や排出ガス性能が優秀なグレードでは減税措置が受けられます。ディーゼル車はこの条件を満たしやすく、通常24,600円がかかる重量税も、13,200円程度まで下がることがあるのです。
また、燃費が良いために燃料代も安くなりますし、軽油はガソリンよりリッターあたり10~20円安いことがほとんどです。結果的に「最初は車両価格が高かったけど、税金と燃料代で維持費は思ったより安かった」と感じる方も多いです。
ただし、これらの税制優遇が適用されるかはグレードや登録年度によって異なるため、購入前にしっかりと確認しておくことが重要です。トータルで考えると、エコカー減税の恩恵は、ディーゼル車ならではの維持費削減ポイントのひとつと言えるでしょう。
メンテナンス費の目安:1年でかかる費用を算出してみた
CX-5ディーゼルの1年間のメンテナンス費用は、ガソリン車と比べてやや高めになる傾向があります。これはディーゼル車特有のメンテナンス項目があるためです。
まず、エンジンオイル交換が代表例です。ディーゼルエンジンはオイルが汚れやすく、5,000~7,500kmごと、もしくは半年ごとに交換が必要です。1回あたりの費用はオイルとフィルター合わせて約1万円~1.5万円程度。年間で2~3回交換した場合、2万~4.5万円ほどかかります。
さらに、DPF(ディーゼルパーティキュレートフィルター)の定期的なメンテナンスや、必要に応じて強制再生・洗浄・交換が発生する場合があります。DPFの再生作業は数万円、万が一交換となると十数万円かかることも。燃料フィルターは2万km~3万kmごとに交換が推奨され、1回1~2万円程度です。
また、長く乗る場合は10万kmごとのタイミングベルト交換も視野に入れておきましょう。これも5万円~10万円と高額になることがあります。
これらを合計すると、1年あたり最低でも4万円前後、走行距離や使用状況によっては7万円以上になる場合もあります。加えて通常の消耗品(ワイパー、ブレーキパッドなど)や車検代を含めると、維持費全体でガソリン車よりも1~2割ほど高くなることが多いです。
こうしたメンテナンス費用を事前に把握し、ランニングコストも加味して検討することで、購入後の「思ったよりお金がかかった」という後悔を避けることができます。
中古車選びで後悔しないためのチェックリスト
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中古ディーゼルは要注意?見るべきポイント4つ
CX-5のディーゼル中古車を選ぶ際には、ガソリン車以上に注意すべきポイントがいくつかあります。大きく分けて、次の4つを必ずチェックしましょう。
- 整備履歴の有無
ディーゼルエンジンはメンテナンスが命です。定期的なオイル交換やDPF再生履歴がしっかり記録されているかを確認しましょう。記録があいまいな車両は避けた方が無難です。 - 走行距離と使い方
ディーゼル車は長距離・高速走行向き。走行距離が多いほどエンジンに負担はかかりますが、逆に「短距離中心・市街地のみ」の車両はDPF詰まりリスクが高く要注意。年間1万km以上走っている個体が理想的です。 - DPFやインジェクターなど高額部品の状態
DPFの詰まりやインジェクターのトラブルは修理費が高額になりがちです。点検記録やディーラーでの状態チェックは必須です。 - 内外装のコンディション
外観の傷や内装の汚れ、異音などもきちんと確認。特に内装の状態は前オーナーの使い方を映し出すので、細かい部分まで目を光らせましょう。
この4点をしっかり押さえて選ぶことで、中古CX-5ディーゼルでも満足度の高い一台に出会えるはずです。
整備履歴がない車は買ってはいけない理由
中古のCX-5ディーゼルで最も避けるべきなのが「整備履歴がはっきりしない車両」です。ディーゼルエンジンは、ガソリン車に比べて構造が複雑で、日常的なメンテナンスの有無が車両の寿命に直結します。
特にDPFやインジェクター、エンジンオイルの管理が適切でなかった場合、内部に目に見えないダメージが蓄積されているリスクが非常に高いです。もし前オーナーがメンテナンスを怠っていた場合、購入後すぐに高額修理に見舞われるケースも珍しくありません。
さらに、整備履歴が残っていれば、それだけ前オーナーがきちんと車両を管理してきた証でもあります。逆に記録があいまい、もしくは「車検ごとにしか整備していない」といった車は、思わぬトラブルの温床となります。
中古車選びで失敗・後悔しないためには、「整備記録簿」がきちんと揃っていることが絶対条件です。不明な点があれば、必ず販売店やディーラーに確認し、安心できる1台を選びましょう。
賢い買い方&後悔しないための判断基準
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ディーゼルを選ぶべき人の特徴とは
CX-5のディーゼルモデルは、すべての人にとってベストな選択とは限りませんが、「自分の使い方」に合えば、非常に高い満足度を得られる一台です。では、どんな方に向いているのか?いくつかのポイントをご紹介します。
まず第一に、年間走行距離が1万km以上ある方。これは燃費性能と軽油の価格差によって、ガソリン車とのコスト差をしっかり回収できる基準です。例えば年間1.5万km走る方なら、燃料代の差額で2〜3年程度で初期費用の差を取り戻すことが可能です。
次に、高速道路や郊外の長距離ドライブが多い方。CX-5ディーゼルは450Nmの高トルクを低回転域から発揮でき、登坂や追い越し、高速巡航が非常にスムーズです。エンジン回転数を抑えて走れるため、疲れにくく、静粛性も高まります。
そして、アウトドアやキャンプなどで荷物を多く積む方や牽引を考えている方にもおすすめです。トルクに優れたディーゼルエンジンは荷物を積んだ状態でも力強い走りを実現し、ターボの恩恵でパワー不足を感じることが少ないです。
さらに、エコ意識や税金面を重視する方にもメリットがあります。CX-5ディーゼルはエコカー減税対象車が多く、初年度の自動車税や重量税の軽減も見込めます。
このように、「よく走る・長く乗る・荷物が多い・経済性を重視」という方には、ディーゼルモデルの強みがしっかり活きてきます。
買ってはいけない人の特徴チェックリスト
一方で、CX-5ディーゼルを選んで「後悔した」となりやすい方の特徴もあります。以下に当てはまる方は、購入前に慎重な判断が必要です。
- 街乗り中心・短距離移動がほとんどの方
→ 短距離走行ではDPFの自動再生がうまく行われず、詰まりの原因になります。これが蓄積すると高額な修理費がかかることも。 - 車にかける手間を最小限にしたい方
→ ディーゼル車は5,000〜7,500kmごとのオイル交換、DPF管理、燃料フィルターの交換など、ガソリン車よりも定期的な手入れが必要です。 - 静粛性を最重視する方
→ CX-5ディーゼルは静かとはいえ、やはりガソリン車と比べるとエンジン音や振動が気になる場面もあります。音に敏感な方にはストレスとなる可能性も。 - 走行距離が年間5,000km未満の方
→ 走行距離が少ないと、燃料コスト差で車両価格の差を回収するのが難しく、むしろ高コストになることも。 - 「ディーゼルって燃費いいらしいから」となんとなく選ぼうとしている方
→ 燃費や税金だけでなく、維持費や使用環境までトータルで判断する必要があります。
ディーゼルは“乗り方を選ぶエンジン”です。自分のカーライフに合わないと、性能を引き出しきれず「思ってたのと違う…」と感じてしまう可能性があります。
中古と新車、どっちが正解?コスパ比較
CX-5ディーゼルを買う際、「新車と中古、どちらがお得なのか?」と迷う方も多いと思います。それぞれにメリット・デメリットがありますので、コストとリスクの観点から整理してみましょう。
【新車】のメリット
- 最新の安全装備・燃費性能がフルに使える
- エコカー減税やメーカー保証が活用できる
- 使用履歴がなく、故障リスクが低い
【新車】のデメリット
- 購入価格が高い(300万円〜400万円台)
- 初期費用で負担が大きく、減価償却が早い
【中古車】のメリット
- 車両価格が大きく下がる(2年落ちで100万円以上安くなる例も)
- グレードによっては装備充実・コスパ抜群
【中古車】のデメリット
- 整備履歴が曖昧な車両はリスクが高い
- DPFやインジェクターの不調が見抜きにくい
- メーカー保証が切れている可能性がある
コスパを優先したい方には「整備記録が明確で、走行距離の少ない認定中古車」がおすすめです。一方で、「絶対に失敗したくない」「保証を重視したい」方には新車が安心です。
ポイントは、「初期費用だけでなく、維持費とトータルコストで考える」こと。長く乗る予定なら、最初にしっかり整備された状態の車両を選んだ方が、結局安くつくことも多いです。
CX-5ディーゼル長期使用者のリアルな声
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満足派:「長距離走るならコレ一択」
実際にCX-5ディーゼルを数年単位で乗り続けているユーザーの声には、「長距離を走るならこの車以外考えられない」という評価が非常に多く見られます。
その理由として一番に挙げられるのが、やはり燃費性能とトルク感のバランスの良さです。例えば、高速道路を使った通勤や営業まわりをしている方からは、「満タンで800km以上走ることもあり、給油回数が減って助かっている」「上り坂でもアクセルを踏み込みすぎずにスムーズに加速できる」といったリアルな感想が寄せられています。
また、長距離を走っても疲れにくいという点も、ディーゼル特有の低回転域での走行性のおかげです。静粛性に関しても、「昔のディーゼルとは比べ物にならない」「高速ではむしろガソリン車より静かに感じる」といった声も。
さらに、維持費が思ったほど高くないという評価もあります。もちろんオイル交換の頻度やDPF管理の手間はあるものの、「それ以上に燃料費が安く済むから、トータルでは納得感がある」という意見が多く見られます。
つまり、走行距離が長い方、ドライブ好きな方、そしてクルマにしっかり乗るライフスタイルをお持ちの方にとっては、「CX-5ディーゼルは本当に頼れるパートナー」となっているようです。これは一時的な満足ではなく、数年単位で乗ってからの実感としての“本音の声”です。
後悔派:「街乗りだけならガソリンにすればよかった」
CX-5ディーゼルを選んだ方の中には、「正直、街乗り中心の自分には合ってなかったかも…」と後悔している方も一定数いらっしゃいます。特に、使用環境が「近所の買い物」や「保育園の送り迎え」といった短距離中心の走行パターンの場合、その傾向が顕著です。
ディーゼルエンジンは基本的に高回転・高温環境での長距離走行に向いている設計です。そのため、エンジンが温まり切らないうちにエンジン停止を繰り返すような市街地走行では、DPF(ディーゼルパーティキュレートフィルター)の自動再生がうまく行われず、結果的にDPFが詰まるトラブルが起こりやすくなります。
実際に「警告灯が頻繁に点くようになった」「ディーラーでDPFの強制再生を頼まなければならなかった」「買って1年で10万円近い修理費がかかった」などの声もあり、街乗りメインでの利用に対してディーゼルが過剰スペックであることが、後悔の原因となっているようです。
また、「ガソリンより静かだと思っていたのに、エンジン音が気になる」「燃費も市街地だとそこまで良くない」といった意見もあります。たとえば、市街地だけの使用では実燃費が12〜13km/L程度に落ち込むこともあり、その差がガソリン車との差を感じさせにくくしています。
このように、「使用環境に合っていなかった」という理由で後悔している方の多くは、「なんとなくディーゼルの方が燃費が良さそう」「高級感がある」といったイメージ先行で選んでしまったケースが多いようです。
リセールバリューの現実とコツ
CX-5ディーゼルは、中古車市場でも人気が高く、リセールバリュー(売却時の価格)も比較的安定しています。マツダのブランド力に加え、CX-5そのもののデザイン性・走行性能が高く評価されているためです。
特に注目すべきは、ディーゼル車であるにもかかわらず、国内外で安定した需要があるという点です。ガソリン車に比べて、ディーゼルモデルは初期価格が高いぶん、中古車になっても価値が落ちにくい傾向があります。
ただし、リセールバリューを高く保つにはいくつかの「コツ」があります。たとえば、
- メンテナンス記録をしっかり残すこと
→ 特にオイル交換やDPF再生履歴などは、次のオーナーにとって安心材料になります。 - 走行距離は年間1万~1.5万km程度が理想
→ 少なすぎてもDPF詰まりの懸念、走り過ぎても劣化印象を与えるため、ほどよい距離感がベストです。 - 内装・外装の清掃をこまめに行うこと
→ 内装の使用感や臭い、外装の傷やへこみも査定に大きく響きます。 - 人気のグレード・カラーを選ぶこと
→ 黒・白などの定番色やLパッケージなどの上級グレードは、中古市場でも需要が高いです。
このように、購入後の手入れ次第で数年後の買取価格に大きな差が出ます。特にディーゼルモデルは「丁寧に使われていたか」が価格に直結するため、日頃の意識が資産価値を大きく左右すると言えるでしょう。
まとめ:CX-5ディーゼルで後悔しないために今すぐやるべきこと
※この画像はAIによって生成されたものです
選ぶ前に自分の使い方を明確に
CX-5ディーゼルを「買って良かった」と思えるか、「やっぱりガソリンにすればよかった」と後悔するか。その分かれ道は、購入前の“自己分析”にあります。
まずは、「自分が車をどう使っているか?」を明確にしてみましょう。
- 週末は高速道路で遠出が多い
- 毎日通勤で片道20km以上走る
- 荷物を積む機会が多い
- 年間走行距離が1万kmを超える
このようなライフスタイルであれば、CX-5ディーゼルは非常に魅力的で、燃費・走り・経済性のすべてで満足できる可能性が高いです。
逆に、
- コンビニやスーパーへの短距離移動がメイン
- 月に数回しか車を使わない
- 静かな車内空間を何より優先したい
といった方には、ガソリンモデルの方が合っていることも多く、ディーゼルを選んだことが後悔の原因になる場合もあります。
ディーゼルは“万能”ではなく、“使い方にハマれば最強”。まずはそこをしっかり整理してから選ぶことが、後悔しない第一歩です。
必ず試乗して「音」と「加速感」を体感せよ
スペックやレビューをいくら読み込んでも、最終的な判断材料になるのは「自分の体感」です。とくにCX-5ディーゼルを検討する際は、試乗の重要性が非常に高いです。
というのも、ディーゼル車特有のエンジン音や振動、トルクの出方、アクセルの反応などは、文章だけでは伝わりにくいからです。静止状態からの発進、高速合流時の加速、アイドリング中の音や振動など、ぜひ実際の運転で感じてください。
「思っていたより静かだった」「加速がスムーズで運転がラク」「音が少し気になる」など、感じ方は人それぞれです。納車後に「なんか違った…」とならないためにも、必ずディーゼルとガソリンの両方を試乗して比較することをおすすめします。
試乗は、スペックやデータでは気づけない“自分との相性”を確認できる絶好の機会。後悔のないカーライフをスタートするために、ぜひ時間を取ってじっくり乗り比べてみてください。
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